久しぶりに映画ということで、新宿で風立ちぬを観てきました。
ジブリの映画はテレビでは見るけど、映画館っていつ以来だ・・・と思っていたら、5年前にポニョを見ていた。つまり宮崎駿監督作品だけは押さえている典型的ニワカジブリウォッチャーである。アリエッティとかあったなぁ。
さて、映画のほうは賛否両論あるものの、個人的には面白く見られたかなと。戦間から戦中の話ながら戦争自体の描写はなくて、戦争に向かう勢いと香りだけが感じられる。主人公の飛行機開発の情熱とか夢がオブラートになっているのかなと思うけど、それに加えて適度にラブロマンスも織り交ぜているおかげか、戦争美化とかっていうのは感じないですね。結果的には不幸も生んでしまった零戦だけど、あの時代にあって夢に情熱に生きられることは本当の幸せでもあったという。あと、ヒロインがねえ…結核を患うまさにこの時代の薄幸の少女なカンジなんですけど、ちょうど観る前の日に佐久間正英の末期癌告白のブログを読んでいたのもあって、色々考えてしまう。うーん。
それと、前から評判は聞いてましたが瀧本美織はめちゃ声優うまいですね。他の人たちも俳優がやってるってのがあんまり分からなかった。アニメファンのド肝を抜いた人選、庵野秀明も観てるうちにだんだん慣れていったので言われてるほど気になったわけでもなし。
それとやっぱり主題歌、ユーミンのひこうき雲はいいね…。最初にこの映画を観ようと思ったのがまず予告でこれが流れてたからなわけですけど、この曲が「風立ちぬの曲」になることを恐れていた部分もあったわけです。まあでも、実際ラストで流れてくると、口ずさんじゃうし、目から汗ぽろぽろだし。名曲の力ですね。
映画見たあとは、近くのコトカフェというちょっとした隠れ家的なカフェで遅めランチ。いやー初めて来たんですけどここは良い。とにかく内装の雰囲気がすばらしいですね。西荻窪の無相創という中古家具屋?がデザインを担当しているらしい。入ってすぐのテーブル席だったんですけど、窓際とか座りたかったかもなー。そして食べ物も美味!パスタとかカレーとかもあったけど、メインのcotoごはんというメニューをチョイス。今日はちょっとしたシチューとごはんみたいな感じで、肉も柔らかくて美味しかった。あと、付け添えのブロッコリーにナンプラー的なものが和えてあって、これが意外と合ってて良い味してました。ナンプラー和えはなかなか食べたことなかったので発見。これで950円だったかな。写真だとボリューム足りないかなと思ったけど、意外とそんなこともなかったのでまた来たいかも。
そのあとは35℃の新宿をなんともなしにぷらぷら、というかスタバとかそういう落ち着けるとこがどこも空いてない。やっと見つけたルミネの中のテトシオっていう所でチョコレート抹茶ミルクなるドリンクを。この時期の冷た甘いドリンクは最高です。カフェなのかと思っていたら普通に夜中とかは和風料理やってるらしい。