仙台2021

2年ぶりに仙台に行きました。関東の外に出ること自体が1年以上ぶりです(沼津は東京駅から在来線一本で行けるので関東(?))。仙台に行くときは毎度ライブイベントに参加して即日帰りということをしているため、今回はライブに行くついでに多少の観光も、とは思っていましたが、それも難しい状況ではあるので、せめて移動と食と寝床にいつもより遊びを入れてみたような感じ。

E5系グランクラスで仙台へ

ライブと並んでメインイベントな感がありますが、仙台まではE5系はやぶさのグランクラスに乗車しました。最初はえきねっとで予約するとトクだ値の割引がデカいというので乗ることにしたのですが、トクだ値になるのは軽食とドリンクサービスがないやまびこのグランクラスなので、結局通常料金で乗っています。

東京駅までは特急わかしおで来て、まずはグランクラス乗車前に東京駅のビューゴールドラウンジへ。房総特急がいつまでもチケットレス対応にならないことに常日頃キレているのですが、ビューゴールドラウンジは東京駅の改札外にあるので今回はちょうどよかった。わたしは飛行機もギリギリに乗るタイプですし、お酒も全く飲まないので空港のラウンジは普段ほとんど使いませんが、まあ今回はこれも目的の一つなので。

9時半すぎに来たら利用者は自分1人だけ。ドリンクでスペシャルティコーヒーをオーダーすると、ガトーラスクがサービスでついてきました。めっちゃ好きなのでありがたい。1時間ちょっと利用する中でも2人しか来なかったのでだいぶ静かで快適でしたが、その間にiPad Pro開いてやっていたことがアイドルへのコメ返なのがなんとも。

そういうわけでE5系東北新幹線に乗車。グランクラスは一番端の車両なのですが、この長い鼻のぶん若干コンパクトで定員の少ない客室を活用して客単価を上げているということのようです。ちなみに東北・北海道新幹線に関してわたしはこれまでグリーン車、普通車、立ち席と乗ってきているので、これにてコンプリート。ちなみに立ち席のときだけ行き先が新函館北斗()

2列+1列のうちの1列側の座席に乗りました。革張りで良い座り心地ですし、リクライニングは全部電動でシェル型なので倒し放題。グリーン車にもあった気がするけど個人的にはレッグレストあるのが一番助かりますね… 。

軽食はちらし寿司と各種煮物揚げ物を詰め合わせた和風のお弁当になっていて、とんでもなく美味しかったです。これは満足感あります。左下に詰めてある帆立の餡かけうまかったなー。アテンダントさんのサービスもよくて、軽食ありのグランクラスにしてよかったと思えます。食後のデザートにほおずきのパウンドケーキと、ドリンクのつまみ用にちょっとした乾き物もついてきます。

東北新幹線は電波がわりと入るのでテレビ見たりしてましたが、周りは仙台以北まで乗る人が多くて、睡眠を取っている人がほとんどでした。やはり何より車内に人が少なくて静かなのがいいですね。これがグリーン車なりグランクラスに乗る最大の理由かもしれません。諸々ひっくるめて充実のサービスで、プラス9000円ぐらいだったと思いますが、その価値は大いにあるというものです。今回は東京―仙台間で乗ったのはせいぜい90分か100分といったところなので、次乗るとしたらもう少し長い時間乗ってもいいかもしれません。全然予定はないですが。。。

仙台に着いたらランチタイムだったのではらこ飯。軽食は軽食なので(?)

AZALEA 1st LoveLive! ~In The Dark /* 秘密の物語 */

利府とのホスピタリティの差が歴然

というわけで次のメインイベント。久しぶりにお誘い頂いてAZALEAの1stライブ。ラブライブサンシャインのイベントに行ったのは5thライブが最後だったので、2年も前のことです。あの時だいぶ自分の中でも一段落ついた感じはありましたが、それを最後にAqoursのナンバリングライブが未だにないというのは、このグループに関するだいたいのことを見届けた人間としては複雑な話です。

初めて来るゼビオアリーナ。今回は高槻かなこさんが休養中のため、小宮さんとおすわさんの2人ライブ。この大きなステージに2人しかいないということが凄くて、ライブが始まると「うわーーーーそこに小宮有紗いる!諏訪ななかいる!」って初めてライブ来た人みたいになってた(なお席は3階)。ライブで見たの何回目かもうわかんないぐらいですけどね。アルバムを聴いて予習してたとかそういうわけでもないのですが、相変わらずAZALEAは楽曲派も満足できる良質なEDMが多く、クラブにでもいるような感じで縦に横にノることができます。そういう中で「SKY JOURNEY」とか「待ってて愛のうた」みたいな昔馴染みの曲が来るのも安心感があります。

高槻さんがいないので、単純にポジションを空ける形になるのかと思ってはいましたが、一見パフォーマンス的にも演出的にも元から2人でやることを想定されていたかのような作りに見えるのに驚きました。歌割も、高槻さんの声は流れてはいますが、2人ともで分け合って歌っていたり。準備期間としては2週間もないぐらいだったと思うのですが素晴らしいカバーリングと感じました。MCは高槻さんがいないとさすがにふわっとしていましたが。2017年の大阪のファンミだったかな、高槻さんが「(関西出身だから)MCで頼られる人になりたい」みたいなことを言ってたこととか、高槻さんが声が出なくてリップシンクでパフォーマンスしていた2018年の3rdライブ大阪のこととか(これまた大阪)、色々思い出すものがありました。

終盤は懐かしい「GALAXY HidE and SeeK」の衣装で踊っていて嬉しかったのですが、函館ユニットカーニバル以来、わたしはおすわさんの目元のハートシールのファンです。これで「ときめき分類学」なんてのも乙なもので。「ときめき分類学」はライブで聴くのがまじで4年半ぶりでした。立ち位置と同期するスクリーンの演出もそのままだしね…いやはや。そういうタイミングで横浜アリーナでのユニットライブが開催発表されたりと、通じてきたものを感じざるを得ない時間でした。最後にようやく陽の目を見た曲「Amazing Travel DNA」。明るいパワーと開放感に溢れたこの曲、振りが特徴的で思わずスクリーンを凝視して振りコピしてしまったのでした。オンラインライブでもやっていた記憶はあるけれど、現場がやっぱり楽しいなあ。ラブライブのイベントの雰囲気も懐かしくて、それも含めて良いライブでしたね。

ライブ後

仙台に来るときのノルマということでとりあえずですが、このご時世ライブ終わってからだとなかなかの滑り込みを要求されるのがあれです。心地よい歯応えと香ばしい脂が美味なタンに、ヴルストやつくねなど盛り合わせで大満足セット。テールスープと麦とろご飯も良き味わいでした。ひさしぶりに食べたー。

この日はライブの時間と今をときめくラブライブスーパースターのアニメ放映時間が被っており、リアルタイム視聴できない予定だったのですが、高校野球の中継が延長に延長を重ねていたおかげでホテルに戻ってから普通に視聴できたのでした。なんならホテル着いて1時間以上待った()そこからまた深夜のLiella!が出る歌番組まで見て就寝。泊まっていた三井ガーデンホテルも広くてなかなか快適でした。帰りもホテルで朝食食べてすぐ帰ったという感じです。帰りの新幹線は普通車。

新幹線で仙台来てライブ行って飯食ってホテルで寝ただけだけど、いつもの仙台行きとは比較にならないぐらい充実していた感じがあるので、やはり余裕をもった旅が大事ということがわかったのでした。最初に仙台来たときは昼行バスで来てその日にうちに夜行バスで帰るみたいなことをしていたわけで。そう考えると自分も大人になったのかもしれない…(?)

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival 〜夢の始まり〜

3rdライブ初日。初めてニジガクのナンバリングライブに現地参加。懐かしの西武球場前。この会場にもたくさん思い出がありますねえ。先輩がいつか来た道を虹ちゃんも歩いていくというのは熱くなるものがあります。どうでもいいんですが、初めてこの会場に来てから12年、実に14回目のライブにして初めて1塁側から入場しました。

このあいだのシャッフルフェステイバルはメインの趣向はありつつアニメ曲やこれまでのリード曲も併せて補完できるという、ニワカとしてはとても満足度の高いライブでしたが、この3rdライブも、アニメをしっかりと消化した上で2日間でやれるものはだいたい詰め込んでという欲張りセットリストでとても楽しめました。これぞアニガサキ新規の求めていたものなんだよなあ。

中でも驚いたのは、アニメ楽曲をMCなしの13曲連続で披露したことです。MCが少ないのはアニメの世界に没入させてくれるという意味でとてもいいのですけど、ここまでひとつなぎでやってくるというのはAqoursのアジアツアーを彷彿とさせます。あのときと違うのは、アニメのダイジェストは最小限にしてパフォーマンスで繋ぎ続けるという点で、これは基本ソロだからこそできることだなあと。School Idol Festivalと銘打っている通り、フェスっぽさも出てくるわけです。TVアニメの流れを1曲1曲丁寧に重ねながら、ひにゃちゃんのピアノ生演奏の導入による「夢がここからはじまるよ」に至って、これまでの時間がスクールアイドルフェスティバルそのものであることにも気付かされます。全く同じシーンから迎える「NEO SKY, NEO MAP!」にて大団円。歌でパフォーマンスで魅せていくという姿勢がとてもよかった。

パフォーマンスも全員が全員光るものがありましたけど、とりわけ「無敵級*ビリーバー」で相良茉優ちゃんが見せた全開アイドルスマイルはしばらく忘れられなさそう。とにかく煌びやかな光を放つこの曲は、やっぱり客席一面のイエローの前でパフォーマンスされるべきだったんですよね。2ndライブからの因縁めいたものもやっと回収されて、まゆちの涙が感動的でした。アンコールにおけるただの1曲だけれど、この日披露されたアニメ楽曲と同じくらい重要な意味をもつ時間に感じられました。他にも「サイコーハート」で場を動かしていくなっちゃんのエネルギッシュさとか、「ツナガルコネクト」での田中ちえ美ちゃんの軽妙な可愛さとかも印象的でした。個性的なステージが次々と繰り広げられることがシンプルに楽しかったですね。

2日目には4thライブとアニメ2期も発表されてひと安心というところですが、あぐぽんが言うようにまだまだたくさんの夢があって…今までこのシリーズのファンとしてそういう夢の舞台をいくつか見せてもらった者としても、こうやって言葉に出してくれたことがとても嬉しかったですし、とはいえこれは彼女たちに課せられたハードルということでは決してなくて、彼女たち自身の夢として、この日に口にしたようなことをひとつひとつ現実にしていきたいですよね。本当の意味でニジガクのファンになれたと感じた3rdライブ。アニメ後のニジガクもますます楽しみです。

SETLIST

  1. 虹色Passions!
  2. CHASE!
  3. Dream with You
  4. Poppin’ Up!
  5. DIVE!
  6. サイコーハート
  7. La Bella Patria
  8. ツナガルコネクト
  9. Butterfly
  10. Solitude Rain
  11. VIVID WORLD
  12. Awakening Promise
  13. 夢がここからはじまるよ
  14. NEO SKY, NEO MAP!
  15. Sweet Eyes
  16. 全速ドリーマー
  17. 未来ハーモニー

Encore

  1. 無敵級*ビリーバー
  2. TOKIMEKI Runners
  3. Love U my friends
  4. NEO SKY, NEO MAP!

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内シャッフルフェスティバル

およそ2年半ぶりにニジガクのイベントに来ました。なんかもうそれだけで嬉しいですよね。

席は上手側の3階。天空席かなーと思いきや、思いのほかステージが近い。1stライブも行ってないので、まだこのぐらいの距離で見られるのはありがたい話ですね。

シャッフルフェスティバルということで、イベントとしてどういう構成になるのか想像がついていませんでしたが、オープニングが終わるとメンバーがみんな出てきて、久々に「このフォーメーションは!?」となる。予想外に虹色Passions!からのスタート。しかもフル。ニジガクはフォーメーションダンス要素が薄めという初期のイメージがありましたが、気が付けばふつうにがっつり9人10人でパフォーマンスをしています。3人ずつの歌割とポジションの組み合わせを見てあれこれ考えながら見るのが楽しいんですよね。これこれという感覚。先に配信イベントでは披露してはいるものの、アニメでは描かれていない部分も含めてしっかり堪能できた。フォーメーションの前に「この衣装は!?」というわけで、続けて未来ハーモニー。MVとリンクする上下から中心へ向かい、やがて交差していくモチーフが見ていて美しい。衣装もシンプルだけどラブライブシリーズにあまりなかったような色使いが好き。全員ベレー帽がいい!地震後の安全確認の中断を挟んでのNEO SKY, NEO MAP!はなんといっても傘を持っての振り付けが可愛らしくて、曲はけっこう勇壮な感じなのにずっと見てたい癒し感。未来ハーモニーの衣装がまた雰囲気に合ってる。

全員曲はこのへんにして、MCを挟んでから本題のシャッフルフェスティバル。特に予想していたわけではないのだけど、どれをとってもめちゃくちゃイメージがしやすくて、納得の組み合わせになってました。メンバーの側も各々、原曲のカラーに対してキャラだったらこうする、自分だったらこうしたい、というような思考を膨らませる過程とか、それぞれの要素をどう配分するかのバランス感覚の違いがパフォーマンスの中に見えて、とても面白かった。ふんわりとした雰囲気になるのかと思いきやハイトーンで圧倒してくる夢への一歩とか、キュートなアイドルに全振りした愛さんが見られたダイアモンド、単純にともりる(お前が一番!)が歌うのを見たかった決意の光、洒脱な感じが隠しきれてないのが逆にいいめっちゃGoing!!とか、面白い組み合わせが続くのだけど、この日いちばん印象に残ったのがあなたの理想のヒロイン。あぐぽんの手振りの繊細な動きがとにかく美しくて完全に見惚れていたら、サビで後ろを向いてから振り向くところでちょっとびっくり。なんちゅう表情してんすか…。思わず息を呑んでしまう切実さがある。極め付けにラストの「好きだよ」の口の動きと表情まで完璧でした。さすがに大西亜玖璃ちゃんにガチ恋(おたくはすぐガチ恋する)。彼女だから表現できるヒロイン感、アイドル感を前にして、なんだか嬉しくなってしまいました。こういう瞬間のためにアイドルのライブに来ているな…。そんな感じだったので、最後のCHASE!のサビぐらいまで頭の切り替えに時間がかかった()これもつい癖になる中須後輩の歌。

ここでやっと10人揃ったので自己紹介がが入るんですけど、コーレスは初めて現場で聞くので拍手しかできないのが残念なような難易度が低くて助かるような。10人揃ったということで、スクスタ17章バージョンのTOKIMEKI Runnersが本編のラスト。一番盛り上がるやつ。最初にこの曲を聴いたときに想像した景色が現実のものになっているな……。

アンコールは2ndでもあったアンコールメーターの演出。振りコピはもうやめたいしそもそも立ち禁だしなーとか思ってましたが、Love U my friendsはさすがに振りコピせざるを得ませんでした。オーラスはJust Believe!!!。なんとアニメ新規にありがたい選曲!と思ったけど、これはそういえば配信以外でやるのは初めてなんですよね。いやー楽しかった!公演時間は2時間ちょっと。

いやー、1stに行っていなくて、オリジナルの組み合わせを現場で聴いてないのに楽しめるのだろうかとか考えてましたが、全然心配なかったです。シリーズを通してもこういう企画ってなかったので、とても新鮮な体験でした。アニメのOP/EDとアルバム表題曲を全部やってくれたのも当然大きくて。1stや2ndライブを通過していない人でもニジガクの代表曲がきちんとさらえるというのは嬉しい話で、見に来てよかったと思える。

わたしがニジガクをちゃんとフォローしていたのは電撃とかファミ通とかやっていたころで、それから無敵級ビリーバーぐらいまで開いているので、ほぼアニメ新規と言ってもよいと思いますが、アニメもどハマりしてからのこのライブで、ニジガクのライブの空気感がしっかり出来上がっていることがわかり、お台場で見たニジガクとはひと味もふた味も違うなあとしみじみ。これでまた3rdライブが楽しみになっちゃうやつ。やっぱりラブライブ!シリーズのライブは人生の処方箋ですね。

SETLIST

  1. 虹色Passions!
  2. 未来ハーモニー
  3. NEO SKY, NEO MAP!
  4. 夢への一歩(エマ・ヴェルデ)
  5. ドキピポ☆エモーション(桜坂しずく)
  6. Evergreen(近江彼方)
  7. Starlight(三船栞子)
  8. ダイアモンド(宮下愛)
  9. 眠れる森に行きたいな(天王寺璃奈)
  10. 決意の光(優木せつ菜)
  11. めっちゃGoing!!(朝香果林)
  12. あなたの理想のヒロイン(上原歩夢)
  13. CHASE!(中須かすみ)
  14. TOKIMEKI Runners

Encore

  1. Love U my friends
  2. Just Believe!!!