虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival 〜夢の始まり〜

3rdライブ初日。初めてニジガクのナンバリングライブに現地参加。懐かしの西武球場前。この会場にもたくさん思い出がありますねえ。先輩がいつか来た道を虹ちゃんも歩いていくというのは熱くなるものがあります。どうでもいいんですが、初めてこの会場に来てから12年、実に14回目のライブにして初めて1塁側から入場しました。

このあいだのシャッフルフェステイバルはメインの趣向はありつつアニメ曲やこれまでのリード曲も併せて補完できるという、ニワカとしてはとても満足度の高いライブでしたが、この3rdライブも、アニメをしっかりと消化した上で2日間でやれるものはだいたい詰め込んでという欲張りセットリストでとても楽しめました。これぞアニガサキ新規の求めていたものなんだよなあ。

中でも驚いたのは、アニメ楽曲をMCなしの13曲連続で披露したことです。MCが少ないのはアニメの世界に没入させてくれるという意味でとてもいいのですけど、ここまでひとつなぎでやってくるというのはAqoursのアジアツアーを彷彿とさせます。あのときと違うのは、アニメのダイジェストは最小限にしてパフォーマンスで繋ぎ続けるという点で、これは基本ソロだからこそできることだなあと。School Idol Festivalと銘打っている通り、フェスっぽさも出てくるわけです。TVアニメの流れを1曲1曲丁寧に重ねながら、ひにゃちゃんのピアノ生演奏の導入による「夢がここからはじまるよ」に至って、これまでの時間がスクールアイドルフェスティバルそのものであることにも気付かされます。全く同じシーンから迎える「NEO SKY, NEO MAP!」にて大団円。歌でパフォーマンスで魅せていくという姿勢がとてもよかった。

パフォーマンスも全員が全員光るものがありましたけど、とりわけ「無敵級*ビリーバー」で相良茉優ちゃんが見せた全開アイドルスマイルはしばらく忘れられなさそう。とにかく煌びやかな光を放つこの曲は、やっぱり客席一面のイエローの前でパフォーマンスされるべきだったんですよね。2ndライブからの因縁めいたものもやっと回収されて、まゆちの涙が感動的でした。アンコールにおけるただの1曲だけれど、この日披露されたアニメ楽曲と同じくらい重要な意味をもつ時間に感じられました。他にも「サイコーハート」で場を動かしていくなっちゃんのエネルギッシュさとか、「ツナガルコネクト」での田中ちえ美ちゃんの軽妙な可愛さとかも印象的でした。個性的なステージが次々と繰り広げられることがシンプルに楽しかったですね。

2日目には4thライブとアニメ2期も発表されてひと安心というところですが、あぐぽんが言うようにまだまだたくさんの夢があって…今までこのシリーズのファンとしてそういう夢の舞台をいくつか見せてもらった者としても、こうやって言葉に出してくれたことがとても嬉しかったですし、とはいえこれは彼女たちに課せられたハードルということでは決してなくて、彼女たち自身の夢として、この日に口にしたようなことをひとつひとつ現実にしていきたいですよね。本当の意味でニジガクのファンになれたと感じた3rdライブ。アニメ後のニジガクもますます楽しみです。

SETLIST

  1. 虹色Passions!
  2. CHASE!
  3. Dream with You
  4. Poppin’ Up!
  5. DIVE!
  6. サイコーハート
  7. La Bella Patria
  8. ツナガルコネクト
  9. Butterfly
  10. Solitude Rain
  11. VIVID WORLD
  12. Awakening Promise
  13. 夢がここからはじまるよ
  14. NEO SKY, NEO MAP!
  15. Sweet Eyes
  16. 全速ドリーマー
  17. 未来ハーモニー

Encore

  1. 無敵級*ビリーバー
  2. TOKIMEKI Runners
  3. Love U my friends
  4. NEO SKY, NEO MAP!

LIVE ISLAND 2018 埼玉

和歌山奈良から2週間開いて国内のファイナル。この1年で5回目のメットライフドーム。奈々案件で来るのは7回目になる。
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今回初めて席がネット裏のボックスシートで、しかも2列目だった。1列目は関係者席だったので実質さいまえか。ステージ遠すぎるが。んでも席広いし座りやすいしちょっとしたホールでライブ見てる感じ。考えたらこの会場来るの11回目なのだが、スタンドは3塁側にしか来たことがなかった。 そんで、そのネット裏エリアの真ん前に幕の下りた状態のサブステージがあって、まあ余程のことがない限りここから出てくるのでしょう。開演してオープニング。幕が下りてジェットスキーに乗った奈々ちゃん・・・と、センターステージまで伸びる水の道が登場。センター島までSTARTING NOW! 初っ端の登場方法としては歴代でいちばんの驚きかもね。やっぱ水を使うなら西武ドームという感じがある。 ちなみに、この時点で初日の宮城公演からは2ヶ月以上経っていて、ななちゃんがジェットスキーに乗って出てくるとかは忘れてたので余計に新鮮な驚きだった() ジェットスキーが通ると花道横のエリアは水でびしょ濡れで、スタッフがすごい勢いで水を捌けさせていた。やりたいと言ったのは奈々ちゃんでしょうが、こんなの本当にできるんだなー。水の道はジェットスキー撤収後に蓋をしていつもの歩ける花道に。Angel Blossomの振りコピ、遠いよー。Happy Diveの振りもよう見えん。いやしかし、この曲ここまで皆勤でやり切ったのはなかなか。チェリーボーイズショーケースで松永さんがえらいやらかしていた()初日の宮城以来だったんですね。この会場だから沈黙の果実がちょっと懐かしかった。実際はちょっとどころではないのだが。BLUE ROSEがけっこう自分の中でも物になってきたなーという感じあり。サビでの豊さんのおかずがカッコいい。LIVE THEATERのようなライブの一場面で使ってみてほしいかも。夏うたアコースティックは予想通り、Late Summer Tale。チェリーボーイズ全員参加でのラテンアレンジ。力強いリズムが歌から醸し出される熱さを増幅し、コーラスが夏の終わりの清涼を演出する。後を引くのは「少し残る微熱」かもしれないね。この曲の相応しい姿の一のような気もする。スタジアム公演ということもありチームヨーダショーケースは大人数。にしても、MIKAが本当にいないんだなと思う一方で、ANNAが引っ張っていく姿が頼もしくもありますね。DJサカリュウからのPARTY! PARTY!、still in the groove。スティグルでセンターステージパフォーマンス。なんだけど、どうもやはり直前にホール公演で聴いているから、会場の温度差を感じてしまったり。凝縮感が。Hungry Hungryは曲そのものはともかく、どうもセットリストの流れに即していないというか、無理やりぶち込まれた感が否めない。エゴアイディールが完全に犠牲になってしまったよ。その煽りを食ってるのが夏恋模様なわけだけど。この曲といえばこの会場みたいなところがある。ちょっと涼しい風が入ってくるような。ブリッジのゲームコーナーは砂山崩し。イケメン2人と割とガチめに砂山崩ししてるのがシュールすぎたけど。そんで何が来るかと思えば、一塁側の奥からクジラに乗った奈々ちゃん登場。めっちゃ潮吹いてる。でもまー、どっちかいうと振り付けをやってほしいかな、という無いものねだり。近いからいいですよ。Happy☆Go-Round!で竜太さんが後方ステージのほうまで来たからめっちゃ跳んでたら指差されてしまった() ステージに戻ってまーたまた新曲、WHAT YOU WANT。水樹流オルタナと言っていたのだが、2010年代も終わろうかという今、オルタナがどういう音楽を指しているのかもはや分からないよ。とか思いながら、リズムがけっこう骨太という印象。ヘイヘイ言うところを押さえとけばライブ映えはしそうです。この会場のETERNAL BLAZEはなかなか壮観で、スタンドから見るのは久しぶり。NEXT ARCADIAだってExterminateだってこの会場での姿を見てきたものだ。ある意味、これまでの西武ドーム公演を総括する流れだったのかもしれない。LIVE GATEに通ずるところかな。FEARLESS HEROで締め。 アンコールは残光のガイアから。今度は三塁側から船に乗って。シンプルな分さっきのクジラより近くて、ネットは挟んでるけど久々の近さだった。跳んだな。Birth of Legendは結局ツアーで聴いてるうちは曲が掴めなかった。CD音源聴いたら化けたからいいのだけど。わかってたけどこの日もダブルアンコールあり。んで、曲もわかってたけどDISCOTHEQUE。2009年7月5日、9年前の思い出、この曲のプレゼンスを完全に確定させた出来事。やっぱり上に書いたような部分はあるなあ。というか、こういう構成にするのもおっさんが増えてきたからかもしんないけど、節目にこだわる奈々ちゃんらしいといえばらしい。そういう感じで国内のLIVE ISLANDは終わり。 台北は行きたかったけど、まあお金も続いてないので。広島と愛知を干しちゃったので、結局4公演参加ということに。初日とラスト3公演というのがバランス悪くてなんともね。7月は広島行っておければなあ。ZIPANGUもそうだったけど、2ヶ月も開くと掴みかけたイメージが雲散してしまう。とはいえホール公演行けたし、最近のツアーの中では充実感はあって、終わり良ければみたいなところ。ツアーの構成としてはLIVE UNIONを彷彿とさせるところがあって、ツアーの中で曲を入れ替えて入れ替えて、未発売の新曲まで織り交ぜた結果、初日と千秋楽では半分別のライブみたいになっているという。台北、上海ではさらに新曲が追加されたようだ。全体の曲のバランスとしてはUNIONより良いとは感じたけれど、流れが歪になった部分もあり。曲の事前の聴き込みもライブの楽しさに影響するので、そもそもこういう方法自体が個人的には好きじゃない。とはいえライブのテーマとしては今までにないぐらいの夏感で、久しぶりの夏ツアーにはうってつけではあった。ものすごい数の曲を入れ替えてはいたけれど、そこの基本線はなんとかぶらさないようにはなっていたのではないか。日替わりコーナーとしては夏うたアコースティックはZIPANGUから引き続いて良い企画だった。同じ曲だとしても、演奏する人、時、場所によって、そこに表象され立ち現れる音楽は如何様にも姿を変えるもので、それが音楽の魅力でもある。LIVE THEATERやMTVアンプラグドがあってからというものの、そういう楽しさを色んな形で伝えてくれていて、単にライブに来た以上の充実感があったりする。3月にあるナナラボもそれに通ずるコンセプトらしいから楽しみ。 次は久々のフルオーケストラ LIVE GRACE。opus IIのときは、2年か3年おきにやるのかな、ぐらいに思っていたのに、気が付けば6年経っていた。いろいろやる曲はあるでしょう。上に書いたような、近年のバンドアンサンブル志向を踏まえた内容になっているといいな。問題は初日がイベ被りしていることです() てなわけでまた来年。
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久しぶりにカラオケ大会見た
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Aqours 3rd LoveLive! Tour WONDERFUL STORIES 埼玉 ​

_6104993通算10回目のメットライフドーム

初日が始まる前のことは忘れられなくて・・・西武線に乗ってる間からものすごい緊張してて、入場するときは手の震えが止まらなかった。ライブ見るだけなのにね。自分が今まで舞台上がって何かやるときでさえここまでじゃなかった。そんな中でメインテーマの乗せてオープニングが始まって9人が登場する。もう見慣れた衣装とフォーメーション。一曲目はもちろん、未来の僕らは知ってるよ、フルサイズ!ショートサイズで何度も何度も聴いてきたからこそ、確かな前進を感じる。2番の振り早く覚えなきゃ。杏ちゃんのソロに始まって、2番は割が各人のソロになっているけれど、初日はみんなけっこう緊張しているなという印象だった。1stでさえここまでは感じなかったけれど、これから起こることを思えばね・・・。2曲目はシングルの曲順通り、君の瞳を巡る冒険。これを聴いたのももう半年以上前なのか。りきゃこがセンター。眼前の迷宮に翻弄されながらも前を向く彼女の表情が目に焼き付く。もともとダンサブルな曲だから振りもけっこう大きめ。2番のふりさんときんちゃんの掛け合いでやたらと歓声が起きる。MCはいつものように自己紹介と曲紹介なんだけど、結局公演を通してまともな曲紹介がこの最初のMCだけだった。ここからはラブライブ!サンシャイン!!の物語の中へ。

盛り上がっていきましょー!でMCを締めたと思ったら、MY LIST to you!が来るいつものやつ。これは完全なしゅかセンター。妖精のようにステージを動き回っては他のメンバーと触れ合って笑顔を振りまくしゅかしゅー。めっちゃカワイイ。サビのブリブリな振りもいい。君の瞳を巡る冒険もそうだけど、すごくセンターを際立たせるフォーメーションになっている。アニメ2期の曲も全体的にそうだしね。とか思ってたら、前曲の雰囲気を吹っ飛ばす琴の音。MY舞☆TONIGHTが始まる!滾る炎、迸る光、一気に熱さと勢いが増してきた。ラブライブ!シリーズの和ロックの流れとは少し違うのだが、柔と剛、緩と急を巧みに表現する振り付け。円になって波を作る振りはAqoursらしい。センターステージでやるとホントに映える。ライブでも観て改めて思ったけど、基本的にはありしゃとふりさんがダブルセンターではあるものの、杏ちゃんがけっこういい所持っていくんだよね(笑)この曲ではほぼ裏センターのような感じ。アウトロのソロパートが想像以上に力強い。次はオリジナル衣装で見たい。9人が集まったセンターステージで、君のこころは輝いてるかい?が来る。フルで聴くのは沼津のファンミ以来なので、だいぶ久しぶりのような感覚。これまでラストでしか歌われなかった曲だけど、今回はアニメ通りの流れ。「虹がかかったもん!」

6話までのアニメダイジェスト。ここまで挿入歌は2曲やって、次に来る曲はわかっているので、自然とザワザワしてくる。ここが緊張のピーク。こんな心臓が止まりそうな感覚は1stライブ以来で…まだ何も起こっていないのだけど。でも時間は向こうからやってくるので、覚悟は決めて。始まったMIRACLE WAVE。チア風の爽やかな衣装で一列に並んで歌う。本当に曲が進むのがあっという間で、すぐその時はやってきた。杏ちゃんがソロを歌いながら上手側に移動してサビ前のブレイク。まずはきれいなロンダート。息を一つ飲んで姿勢を整える…凄く長い一瞬。杏ちゃんは跳んだ。すぐにサビのダンスへ!2年生3人が入れ替わりでセンターになるのだが、なんかもうあまり状況が把握できない。終盤でステージ上段で再び横並びになる。Aqoursはここにいる。曲が終わって、円陣を組む9人。杏ちゃんはかなり気持ちが昂ぶっていて、珍しく涙を見せていた。そんな杏ちゃんと、メンバーそれぞれが抱き合う姿がただただ美しかった。この1曲に懸けるものが、杏ちゃんだけでなく全員にとって、とてつもなく大きかった。全員で完成させたMIRACLE WAVE。また彼女たちに大変なものを見せてもらってしまったね。

MIRACLE WAVEの衣装はこの1曲だけで、このタイミングでいつもの幕間映像へ。楽屋を覗いたと思ったらなぜかサバンナ。埼玉はそういうところだから仕方ねえな。ここで今回のライブの柱の一つだったソロ曲パートに入る。発売順なのでトップバッターは杏ちゃん。ちかっちソロのOne More Sunshine Storyから。あのMIRACLE WAVEのあとに一人舞台やるのは大変。ソロパートはいつもユニットパートと同じようにメインスクリーンの映像が凝っていて、この曲の場合はブロードウェイ風のネオンサインと幕の中で杏ちゃんが歌っている風に見えるというやつ。衣装がスノウホワイト。少しステージは大きいけれど、ここでの杏ちゃんはとっても伸び伸びと歌っていて、さっき泣いていた杏ちゃんはもういなかった。壁を飛び越えて自由になった。あとは羽ばたいていくだけなのかも。続けてマルちゃんソロのおやすみなさん! トロッコに乗ってアリーナを一周。ちょうど日も暮れて風も入ってきて、爽やかな雰囲気に。きんちゃんの甘さと温かさのあるミルキィ声をうまいこと引き立たせている曲だと思う。次は善子ソロのin this unstable world。堕天使の椅子に足を組んで登場。黒い羽根が生えています。めっちゃ踊れる曲だったから意外な始まりだったけど、中盤から激しさを増してくる。間奏のダンス、からの落ちサビのきゃん様の叫びはやっぱり見せ所。またがらっと雰囲気が変わって梨子ソロPianoforte Monologue。ここでのりきゃこの姿は印象的だった。かなり緊張が感じられて、声も少し震えるところもあるけれど、楽曲の中の梨子になんとかついて行こうとする意志とアティチュードが彼女の瞳から見えて、胸を打たれてしまった。りきゃこが鍵盤に触れる振りに合わせてスクリーンに光の軌跡が現れる演出も綺麗だった。1日目のソロはここまで。

2日目は後半の5曲。トップバッターは曜ちゃんソロのBeginner’s Sailing。しゅかしゅーがとにかくかわいい(2回目)。元気いっぱいニコニコでステージの端から端まで。こんな天真爛漫な子はいません。けっこう歌い上げる曲なので、しゅかしゅーがライブで歌い切れるか心配だったけど、ぜんぜん問題なかった。その分振り付けは彼女にしたらおとなしいかもしれないけれど。地道な努力があるなあ。次はルビィソロのRED WINK GEM。ふりりんは下手側からトロッコでスタンドに現れる。キュートなラブソングなんだけど、これをルビィちゃんが一人で歌っているというだけでなんかもう泣けてきてしまった。おじさんだからルビィちゃん絡むと弱い。んな感じで感動していると次の曲が衝撃。ありしゃはステージ上段中央でケープのフードで顔を少し隠している。スクリーン一面の氷の世界の中で、儚さと憂いを含んだ表情で歌うWHITE FIRST LOVE。あまりの美しさにただただ立ち尽くして歌姫を見つめるのみ。間違いなくこのソロライブパートのハイライトだった。続いて鞠莉ソロのNew winding road。にゃーちゃんはスタンドマイクで歌う。Aqoursでヘッドセット以外で歌うのは初めてかな?独特のボーカルを持つにゃーちゃん。柔軟で伸縮自在で、一見線は細いのに力強さを感じさせる。一人舞台でやっぱり緊張感はあるのだけど、持ってる表現力を出してくれたと思う。このライブだからこそ響く歌詞だよね。ラストは果南ソロさかなかなんだか?。スクリーンが水中になっていてさかなの世界。すわわも間奏でさかなの小道具をぐーるぐるしたり。サウンドはかわいいのにリズムが唐突にテクニカルなこの曲。すわわもけっこう苦労してそうだったけど、この軽妙なリズムに乗るとすわわのスマイルも光ります。2日間で9人分のソロ。全部フルでやってくれて何より。

ここでまた幕間アニメが入って突然クイズ番組が始まる。自分大好きなちかっち。かわいいぞ。クイズ番組のノリから一転、始まったのはアニメで印象的な使われ方をしていた空も心も晴れるからの全員バージョン。これはやるだろうと思ってた。学年ごとの並び。振り付けは間奏以外はそのまま。花道で9人がそれぞれの方向を向いて歌う姿はまさしくアニメ7話のAqoursたち。センターステージに移ってSKY JOURNEY。この日一番意外だった曲。旧曲入る余地あるのかぐらいに思っていたし。続けて恋になりたいAQUARIUM。このパートは恋アクの衣装だったのでこれはわかってた。まぁこれがないAqoursのライブはないのかもしれない。衣装はどこか変わってたのかな。

7話からのアニメダイジェスト。函館編へ。ルビィちゃんがダイヤと抱き合うところで毎回泣いてしまう。センターステージ、空へ伸びる光の道の中心に背中合わせの2人の姿。荘厳とさえ思える幻想的な光景。何かが始まろうとする期待と高揚感。眠る力の目覚めの号令の花火が上がって、一気に世界が輝く!ついにベールを脱いだAwaken the power。アサミンとひなひなが加わって、Saint Aqours Snowの完成。ライブ全体を振り返ってみても圧倒的な存在感を放つ曲。最高のメンバーと最高の演出と最高のパフォーマンス、他に何が必要だろうか。ユニットカーニバルでは披露されなかったわけだけど、これに関してはこの曲のスケールを表現するふさわしい場所が必要だった。そしてそれは間違いなくここだった。MCでは11人で衣装とか見せた後、いったんSaint Snowの2人だけになってコーレス。1曲歌うのかなと思ったけどまあそこはAqoursのライブなので。

いよいよクライマックスへ向かっていく。アニメダイジェストはラブライブ決勝へ。9人と10人目の心を一つにして。WATER BLUE NEW WORLD。ステージが、会場が違う次元へ移ったのが確かにわかるサビ前。青い羽根が舞った。「ココロに刻むんだ この瞬間のことを 僕らのことを」あまりに強烈なメッセージ。その歌で、姿で示した。12.5話とも言える控室でのやり取り・・・やり切ったちかっちの表情でけっこうもうダメだった。今までの色んなことが繋がってこの今がある。それだけで奇跡だ。最後は青空Jumping Heart。ここからまた何かが始まっていく。

2日目からアンコールがAqoursコールになった。やっぱりこれでしょ。アンコールはLanding action Yeah!!から。9人はステージ上段からトロッコへ。この曲は8か月前ここで初めて聴いたのだった。あの日遠目に見て振りコピしてたのが、ファンミの4か月を経て今はもうみんながやってる。成長したね。トロッコだからイントロの振りとかは省略だけど。2日目はアリーナ端で近かったんだけど、ちょうど2番千歌ソロのときに最接近してしまったよね。去年と同じようにトロッコがバックネット前に集合して始まったのは、勇気はどこに?君の胸に! これも今年入ってから数回聴いたけど、ようやくフルで聴けた。エンディングにしてはちかっちのソロがこんなにあっていいのというぐらいちかっちの曲なんだけど、ライブでは杏ちゃんが楽曲のセンターというだけでなく、会場全体の中心に立って先導する歌だった。落ちサビ前は杏ちゃんと4万人の合唱の掛け合いになった。これがホンキのぶつけあいなのかもね。

いろいろな発表があって、最後の挨拶。メットライフドームという会場はやっぱり広い。緊張で少し足もすくむけど、でも最高に楽しんで、笑顔になって、Aqoursだから辿り着ける世界に染め上げたのはあなたたちなのだから。次のステージに向かう準備はできたはず。ここでもメンバーが口々に言っていたのはMIRACLE WAVEについてで、やっぱりこれはこの曲を成功させ続けることがこのツアーを成功させることとニアイコールであるとメンバー全員が位置づけているから。当の杏ちゃんは8か月前の自分の言葉をずっと胸にやってきて、ここで有言実行した。いつもみんなを驚かせたい、あっと言わせたい。パフォーマンスひとつでそうさせてやろうというアティチュードが僕の好きな伊波杏樹。ただ、2日目で杏ちゃんはバク転の着地で手を着いてしまったのだった。2日目での杏ちゃんの言葉は珍しく自信がなくて、「私は有言実行できたでしょうか?」と僕らに答えをゆだねる。あの曲に懸ける想いはもちろんわかる。でもこの日見せてくれたものはそれだけじゃなくて、本当に素晴らしい輝きを僕らは受け取ったから。どれだけ前から準備していたのかはわからないけど、今日この日のためにやってきたこと全てが輝きなんだから。有言実行してるよ、気負わなくていいんだよということ。会場の声を聞いた杏ちゃんはぎりぎりのところで彼女らしさを失わなかった。こんなことを伝えても悔しい想いをしているのもわかる。もう次は絶対こんな想いはしない、自信満々で全員を驚かせたいって思ってるのもわかる。お風呂でいっぱい泣いて、伊波杏樹はまた強くなるよ。

本当の本当に本当に最後の曲はもちろん、このツアーの主題歌WONDERFUL STORIES。12月30日から、自分の中で大きな存在となっていた曲。この曲では、今まで来た道への想い、新しい夢への希望がはっきりと歌われている。杏ちゃんがこの曲を好きと言っているのもわかる。でも自分にとってはあの日以来、この曲は別れの歌だった。聴けば聴くほど、Aqoursという人たちとの断絶を、追いつこうと思っても追いつけない距離を感じてしまう。アニメ2期13話で感じた距離はファンミで福岡に行っても、上海に行っても、台北に行ってもモヤモヤとして残っていて。そういう想いで半年間過ごしていた。でもこの日、確かにそこでこの曲を歌う9人がいて、僕らもそれについていくことができた。言葉に出して歌ったのは初めてで、途中で涙がこぼれそうになるのを必死に堪えて、でもすごく晴れやかで、自然と笑顔になっていて。今日のライブはこれで終わっちゃうけど、新しい夢は、「いつか」は、すぐそこに見えている。だからもう、目を逸らすことはない。前を向いて歌って、ちゃんと受け止められたかな。両日3時間半。

初日が終わった後、一気に緊張が抜けて泣いてしまったけど、見る分にもかなりプレッシャーがあった。前にも書いたけど、こんなに好きになったアニメは他にない。だからこそ、自分もそれ相応の想いをぶつけたうえで見届けたかった。必ず大事な日になるという確信があって、それ以前と以後で世界がまるで変わって視えることがわかっていて、そんな出来事を前にして自分は何ができるのか、どう応えられるのか・・・ずっと考えていた。けっこういろんなことをした。それで実際どうだったかというとまだまだで。ツアーだから挽回できる。ライブとしては、これまでのラブライブ!のライブとも少し変わっていて、ライブという形にこだわりつつ、そこにラブライブ!サンシャイン!!の物語世界を作ることを最大限念頭に置いた公演だった。MCを極力排したり、アンコールアニメを本編最後に置いたり。1stでは後半から急速にアニメの物語に引き込まれたような記憶があるけれど、今回は全体を通してのコンセプトが一本線で、(ソロ曲が挟まっていたとしても)あまりぶれなかった。アニメの中のAqoursの言葉と、ステージの上のAqoursのパフォーマンスで語らせるライブ。当然、進行としてやや無理のある部分、負担のある部分も生まれる。そこも含めて、ラブライブ!のライブらしさへのこだわりが今まで以上に見えた。ホント、ピアノやらせるとかバク転やらせるとかも、はっきり言ってムチャクチャだ。でも、このステージを観る人々全員の心を動かしたいというメンバーの努力が、最後にそういうものを全部納得させてくれる。本当にものすごい9人だ。その結果として、この日のWATER BLUE NEW WORLDで、メットライフドームはラブライブ決勝のアキバドームになった。いつもいつでも、愛と勇気と幸せをくれるラブライブ!のライブ。また新しい歴史を残して先へ。次は大阪。

SETLIST

6/9
01. 未来の僕らは知ってるよ
02. 君の瞳を巡る冒険
03. MY LIST to you!
04. MY舞☆TONIGHT
05. 君のこころは輝いてるかい?
06. MIRACLE WAVE
07. One More Sunshine Story
08. おやすみなさん!
09. in this unstable world
10. Pianoforte Monologue
11. 空も心も晴れるから
12. SKY JOURNEY
13. 恋になりたいAQUARIUM
14. Awaken the power
15. WATER BLUE NEW WORLD
16. 青空Jumping Heart
(Encore)
01. Landing action yeah!!
02. 勇気はどこに?君の胸に!
03. WONDERFUL STORIES

6/10
01. 未来の僕らは知ってるよ
02. 君の瞳を巡る冒険
03. MY LIST to you!
04. MY舞☆TONIGHT
05. 君のこころは輝いてるかい?
06. MIRACLE WAVE
07. Beginner’s Sailing
08. RED GEM WINK
09. WHITE FIRST LOVE
10. New winding Road
11. さかなかなんだか?
12. 空も心も晴れるから
13. SKY JOURNEY
14. 恋になりたいAQUARIUM
15. Awaken the power
16. WATER BLUE NEW WORLD
17. 青空Jumping Heart
(Encore)
01. Landing action yeah!!
02. 勇気はどこに?君の胸に!
03. WONDERFUL STORIES