第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE

初めての歌唱力ファイナリストライブ。なーみんが決勝に入ってくれたおかげで来れました。

立川ステージガーデンは縦に長くて1階は全部平坦なコンパクトなアリーナだった。席は1階の一番後ろだったので普通に一番見にくい席ではあった。ただ、視界は普通によかったし、PA卓が近いのでこのライブならこれはこれでアリ。何より客席ゲートから演者が入場だったので、最初だけなーみんにめっちゃ近かった。ペンライトとか団扇とか持ってなかったけど見つけられてたのでヨシ!

初っ端の「世界はあなたに笑いかけている」今回は12人もいるので、女声だけとしても3声あるとさすがにボイスアンサンブルの重厚感が違うなあという感じ。個々の持つ声の響きが織りなすレゾナンスが心地いい。人数がいればコーラスグループばりにとにかくハモらせるというところにこだわりを感じる笑

そこからソロ歌唱に入るのだけど、なーみんは「未来のひとへ」だった。この曲をなーみんが歌うことは想像できたけど、この舞台でっていうのが良かった。去年の歌唱力からとか、最初にスモールワールズで「Sincerely」を聴いたときからとか、そういうものが回収された気分だった。それでいて、歌がなーみん史上最高だった。声に立ち上がりと消え方がとても柔らかくて、声の艶も常に保たれていて、次第に盛り上げていくバンドのクレッシェンドにも呼応しながら、自由自在に歌っていた。この自在さは、去年聴いた「Sincerely」で垣間見た世界だったなと。そういう意味でもなーみんなりの成長ストーリーが感じられて、二重も三重も素晴らしかった。

「目抜き通り」と「好きだ。」ではなーみんがサックスでバンドに入っていた。サックスだけの2管というのは結構珍しいと思うけど、テナーで入っていた会原さんの太めの音色と、明るく煌びやかに伸びるなーみんのアルトの相性がとてもよくて、すごくポップな感覚の効果を与えていた。「目抜き通り」のソリは聴いてて心地良すぎてトリップするかと思ったし、「好きだ。」でのソロはあの8小節に命をかける感じが聴いてとれてすごく気持ちが熱くなった。ちなみになーみんがマウスピースを替えていたのはすぐわかった。セルマーのS90→メイヤー5MMかなーと思って聴いたらどっちも合ってて自分にびびったが、まあやはりラバーのマウスピースでジャズ風っぽさを出すというのはいいです。

アンコールまで来ても、ここ数年のなーみんを見てきたこともあって「はじまりの唄」をなーみんが歌ってるのもとてもぐっと来るものがあった。全体的にみても、なーみんの音楽な部分を余すところなく堪能できたライブだったなー。僕は歌が好きとか音楽が好きとかそういう女性が好きなので、なーみんのそんなところが見れる瞬間がたくさんあったのが嬉しかった。そういう体験をさせてくれるなーみんを好きになってよかったなーと思えたし、出れくれてありがとうの気持ち。

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