LIVE ZIPANGU 千穐楽

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うーん、今年もファイナルになってしまった。代々木を諦めた代わりに札幌行くとかいろいろ計画してたけど、結局2月は1公演も行けず。名古屋大阪は行ってるとはいえほぼ2か月開いてるし、実質ADVENTUREともFLIGHTとも大して変わらない感覚ですよ。今回は久しぶりにファイナル公演が2Daysなので、少しは溜飲が下がるかなってところ。

この間横浜アリーナにも久しぶりに来たけど、さいたまスーパーアリーナも来るのも2年ぶり。アニサマもめったに行かないし、そもそもSSAでやるような人って自分の守備範囲では奈々ちゃんぐらいなんで、こんなもんかなという。それでも一番多く来てるイベント会場ではあるのだけど。上野東京ラインのおかげでだいぶ行きやすくもなり、知らない間にコクーンシティが広くなってたり、けやき広場の地下が明るくなってたりと、だいぶアメニティが充実してたのが驚きだ。

席は1日目が200レベル下手寄り後方、2日目がアリーナC3。2日目近くにWILD EYESのBメロで跳んでる人がいたので久しぶりにやった。このアレンジなら跳ばなくていいよって感じはあるけれども。でもギターソロ明けからのラスサビ前Bメロはやっぱし跳びたくなっちゃうんだよなあ。結局は原曲アレンジが一番好き。2日目のStay Goldは勢いあってよかったね。アリーナから見てたから奈々ちゃんのステージングに迫力を感じた。Clutch!!はもう何回も聴いてんだけど、自分の中でようやく曲のイメージがカチッとハマったのがなぜかこの1日目だった。終始体育会系なノリの中で細かいアレンジが効いてて飽きさせない。ずっと体を動かせるのが心地いい。いい意味でブレーキがかからないんすよ。Dear Dreamは同系統だけどいくぶん爽やかな正統派だ。この曲、最初に聴いた時は絶対定番になると思ったけど同じタイプの曲が多すぎるんだよな。

日替わりコーナーのタイマン企画は、1日目が門脇さんとのSTORIES。ストリングスがリードする曲だから門脇さんとのコラボはイメージ通り。もともとは駅伝の曲だけど、この日に歌われることに意味がある曲だから聴けるだけで嬉しかった。2011年の夏を通して個人的にもずいぶん勇気をもらったし、去年のMV投票はこの曲に入れたしね。2日目の坂竜とのPrayは低音効かせてなんぼの曲だもんね。プレイヤー的にも手数ばんばん使えて見せ場が多い。あんなかっこいいリフあってやらないわけにいかんでしょ。この曲なんかはオーケストラ編成での演奏も見ているわけで、そこから削ぎ落とし削ぎ落としのベースとのデュオだけれど、それでいて余計な隙間を感じさせない、この曲の核みたいなものを曝け出させた演奏。見てきた中ではこの日が一番好きな組み合わせだった。

TWIST&TIGERはイントロでステージ上部にサックス、ギター、ベースで横並びになって演奏するってのをずっとやってるけど、アリーナから見てるとえらいかっこよかった。ヒメムラサキから悦楽カメリアにかけての演出は今までのアリーナ公演からは大きく変化なし。まぁ十分すごいんだけど。ヒメムラサキのギターソロでおもむろに市川さん登場。この曲はギター重ねれば重ねるほどよいので、ベストなタイミングの登場だった。と思えば、ミュステリオンでセンターステージに格さんが登場。水樹奈々のライブではよくある4ギターへ(頭おかしい)。いやーやっぱこの曲は格さんのギターだよね。1日目ではここからこのツアーでは初お目見えのSCARLET KNIGHT。これはこの場所で歌われることに意味がある曲だった。この日の演奏に関しては格さんがいないと成立しないところもあって、よく持ってきてくれたなと。拍手。

アンコールは例によってRODEO COWGIRLからだけど、1日目タオル忘れちゃって素手だったという()SSAだと水樹牛が1曲では回り切れないので、中盤の位置でやっていたYoung Alive!がここに入る。流れとしてはよし。松永さんがセンターステージ出てきてヨーダと一緒にキレキレに踊ってたのが最高にカオスだった。絶対的幸福論は大平さんのピアノが不思議とよく聴こえて印象に残った。シンプルで美しいメロディとそれに絡む繊細なピアノ、分厚いギターやドラムの説得力っていう二面性が好き。綺麗なラブソングでいて、ここまで凄みと重みを感じさせるという曲は初めて。この曲もまだまだ真の姿を見ていないんじゃないかと思われる。楽しみだ。ここで、奈々ちゃんから「聴いてもらいたい曲があります」。この埼玉公演初日は3月11日。奈々ソンの枠の中ではSTORIESという曲を歌ったけれど、今度はそれを跳び越えた復興ソング、花は咲く アニメスターバージョンを歌う。とても普遍的なメロディをもったこの曲、奈々ちゃんのなんだか心が安らぐ語り口。奈々ちゃんのバックグラウンドが感じられる歌だったなと。2日目ではスペシャルゲスト、山寺宏一登場。いやー本当に来るとは。まぁ奈々ちゃんのライブにはよく来てるらしいんだけど。でも山ちゃんがいてこそのアニメスターバージョン。ZIPANGUと銘打ったツアーを締めくくるに最高の歌でした。ラストはSTARTING NOW!でどっかんどっかん盛り上がって終わり。とか言ってたら最後に本当にどっかんどっかん花火が打ち上がった(笑) ドームならまだわかるけどSSAでここまでできるのか・・・。

2日目最後の最後ダブルアンコールあり。SUPER GENERATION合唱はLIVE CASTLEを思い出してうるっとしてしまいました。あのときは奈々ちゃんが歌おうと言ったものじゃなかったんだけど、いい思い出ですね。またこうやって声に出せることが嬉しい。4時間弱やって終了。

2日間の奈々ちゃんの調子で言えば、1日目よりは2日目がよかったというぐらいで、総じてぼちぼち。伸び切ってほしいところで伸び切れない印象はあった。スタジアムならこんなもんではあるんだけど、名古屋と大阪がよかっただけにね。演出もラストの花火以外はファイナルとそれ以外で特に差別化せず粛々と進行した感じ。あんまり変えすぎるのもあれなんだけど、もう1つ2ついつものスタジアム公演みたいにぶっ飛んだものが欲しくはあったかもね。かといってお奈々鳥が飛ぶのは確かにモ〇ラなので、このぐらいでよかったような気もする。まぁこの点に関してはLIVE ADVENTUREが凄すぎただけっていう話もあります。セットリストは最後まである意味でハズさない、ただ予想も超えないというところではありました。Crystal Letterとか(聴いてないけど…)、個々で見れば「おお!」となった曲もあるけれど、ツアーコンセプトが分かりやすく固まってるというのもあるし、それから去年のスタジアム3公演であらかたの曲はやってるというのもあって、落ち着くところに落ち着いた印象。日替わりのタイマン企画はチェリボのメンバー1人1人を今まで以上に掘り下げてクローズアップできるいいコーナーでした。水樹奈々という存在とプレイする楽曲への各々の解釈、向き合い方、大きな愛情を感じることができた時間。ホントこの人たちがいないとNANA MIZUKI LIVEは成り立たないよ。Look Awayが聴きたかった!

個人的には今回は5公演参加だけど東名阪しか行ってないし(しかも今回半分以上が東名阪公演)、ホール行くことだけが目標とか言ってたのに行けてない。前2ツアーほど不完全燃焼ではないけど、2か月間堪能できたとも言えない。札幌か沖縄行けてればだいぶ違ったと思うんだけど。年明けからアホみたいにイベントあって、そういう中のツアーで最低限こなせたのはまぁ自分を誉めたい。次のライブは発表されなかったけど、またLIVE GALAXYみたいに突然降って湧くことを願おう。こんな感じだから実質ファイナルの出雲へのモチベが上がっていますが、チケットはありません()歌聞けるイベントは色々あるみたいだからこれから考えよう。

そいやFCイベントVIIが突然開催発表されてた。いつもひっそりとFCカウンターに張り紙がしてあるだけなのでライブの中で発表するのが意外なんだけど、ここらでFC会員増やそうという意図でもあるのか・・・。またウルトラクイズでもギネス挑戦でもいいけど、すごろくだけはやめてね(切実) いつも苦行がつきまとうFCイベントだけど、VIは純粋に楽しめた内容だったのでああいうのに期待しましょう。んな感じ。

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_3123213ここにあった謎の丘どこいった

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SETLIST

(3/11)
01. WILD EYES
02. はつ恋
03. 純潔パラドックス
04. BRACELET
05. Tears’ Night
06. ETERNAL BLAZE
07. STAND UP!
08. Clutch!!
09. STORIES
10. ALONE ARROWS
11. エデン
12. Please Download
13. Lovely Fruit
14. SUPER GENERATION
15. TWIST&TIGER
16. ヒメムラサキ
17. 悦楽カメリア
18. ミュステリオン
19. SCARLET KNIGHT
20. UNLIMITED BEAT
21. めぐり逢うすべてに

(Encore)
01. RODEO COWGIRL
02. Young Alive!
03. 絶対的幸福論
04. 花は咲く
05. STARTING NOW!

(3/12)
01. WILD EYES
02. はつ恋
03. 純潔パラドックス
04. BRACELET
05. Stay Gold
06. ETERNAL BLAZE
07. STAND UP!
08. Dear Dream
09. Pray
10. ALONE ARROWS
11. エデン
12. Please Download
13. ドラマティックラブ
14. POWER GATE
15. TWIST & TIGER
16. ヒメムラサキ
17. 悦楽カメリア
18. ミュステリオン
19. Don’t be long
20. UNLIMITED BEAT
21. めぐり逢うすべてに

(Encore)
01. RODEO COWGIRL
02. Young Alive!
03. 絶対的幸福論
04. 花は咲く
05. STARTING NOW!

(Encore2)
01. SUPER GENERATION

LIVE ZIPANGU 大阪

毎年恒例の大阪。
2017-01-22 15.44.41って割には行ったり行かなかったりだけれど、大阪城ホールはこれで8回目と9回目。2011年以外は行ってた。2011年もチケットだけはある。

今回はなんといっても1日目がお誕生日会だった。誕生日当日というのがあの武道館以来であるし、あれからも1月にはライブやることが多いからちょくちょくバースデーのお祝いはしているんだけど、それもナナフェス2からなかったみたい。今年の1月21日が土曜日なのはだいぶ前から把握していたので、ドームライブあるか?とか安直に思ってたりもしてたけどそれは去年やってしまって(ここで書いた「さらに良い日」とはこの日のこと)。ツアー中、しかも大阪になるとは予想できず。まあ場所はどこだってよくて、あれから11年経っても(前回の名古屋でも感じたように)相変わらず奈々ちゃんのライブに来ているということが重要だった。それ相応の心持ちということで・・・

セットリスト。冬のライブといえばこれというTears’ Nightはやっぱり。次の日は同じ位置にStay Gold。哀愁トワイライトとはだいぶイメージが違うところで来たような感じだけど、曲調はともかくとして、熱めの愛の歌というところで前のBRACELETから繋がるところなのかな。ドラマティックラブのところはSCOOP SCOPEと来たあとにLovely Fruitと来るのも意外で、ポップなダンス曲というぐらいしか繋がりがわからん。あとどの曲来ても振りコピが楽しい(笑) Lovely Fruitは久々で振り付けが懐かしかった。前に聴いたときはアコースティックだったし。No LimitはLIVE ADVENTUREのワクワクを思い出す。Young Alive!は久しぶりだけどコールけっこう覚えてるもんだ。SUPER GENERATIONは今回はPOWER GATEと入れ替えでした。結局皆勤しないんだよなこの曲。この曲が初日に歌われたのは予想通りだ。終盤に入り、Don’t be longとの入れ替えで禁断のレジスタンス。わかりやすい跳び曲で疲れるーと思ったけど、そのあとのUNLIMITED BEATは意外と跳ぶところがないので、クライマックスとしてはちょうどいいぐらいかも。初日は坂竜のベースが絶好調だったので、Don’t be longのほうを聴きたかった気もします。その坂竜が大活躍だったのが21日の日替わりコーナータイマン企画。名古屋初日にヴァイオリンとのデュオで演奏したアンティークナハトムジークを今度はベースとのデュオで。名古屋の記事でも書いたように、この曲はリズム楽器が欲しいなと感じていたので、ベースとのデュオは当たり。激しく展開する動と静の移ろいをあの手この手のアプローチで表現する坂本竜太!カッコよすぎ。それに応じる奈々ちゃんもこの日は無敵状態。声の立ち上がり、その後の伸びが力強い。どの音域もボリュームに溢れていて、思わず圧倒されてしまう。久々にこのレベルの奈々ちゃんに遭遇できたかも。22日のファーストカレンダーは松永さんのドラムとのデュオ。ドラムトリガーもちょいちょい入れつつだけど、前日の坂竜に比べればシンプルめのアレンジと思ったら、間奏に松永さんのラップが入る衝撃の展開。これはこれで面白いんだけどこの曲じゃなくてもいいかなっていう。ラップの歌詞はちゃんとファーストカレンダーでしたが(笑)それ以外でははつ恋がこんな熱い曲だったっけ?という没入感。それからALONE ARROWSがそこそこ馴染んできたかなという。UNLIMITED BEATは今回はちゃんと覚えてきました()

てな感じ。2日目も良かったんだけど、初日が一つ飛び越えたところに行っちゃってたかも。バースデーライブに相応しいパフォーマンス。バースデーサプライズはタイマン企画の前のタイミング。坂竜がたまたまタイマン担当だから流れでケーキ持ってくる。11年経ってもこの人が音頭取るのは変わりません。その初日のラストには「1月21日に生まれた曲」ということで、ダブルアンコールに深愛を披露。やっぱりこれは歌うしかない曲でしょう。これは11年前にはなかった曲。この日に歌われることを8年間待っていたと言っていい。この曲が出た2日後のライブ、オリコンデイリー1位のお祝いをしたよね。長かったな。

今回はライブ後もう1泊する予定だったんだけど、結局当日に新幹線で帰っちゃいました。2泊3日例によって何もせず。行きたいところはあるんだけど一昨年はライブ前に歩きすぎてなあ・・・。うーんたまにはライブと関係ないとこで来たいものです。

カメラも電池が入ってなくて使えなかったので、とりあえず食ったもの載っけとく。
2017-01-22 13.43.34
2017-01-22 20.32.44

SETLIST

1/21
01. WILD EYES
02. はつ恋
03. 純潔パラドックス
04. BRACELET
05. Tears’ Night
06. ETERNAL BLAZE
07. STAND UP!
08. No Limit
09. アンティークナハトムジーク
10. ALONE ARROWS
11. エデン
12. Please Download
13. ドラマティックラブ
14. SUPER GENERATION
15. TWIST&TIGER
16. ヒメムラサキ
17. 悦楽カメリア
18. ミュステリオン
19. 禁断のレジスタンス
19. UNLIMITED BEAT
20. めぐり逢うすべてに
(Encore)
01. RODEO COWGIRL
02. 絶対的幸福論
03. STARTING NOW!
(Encore2)
01. 深愛

1/22
01. WILD EYES
02. はつ恋
03. 純潔パラドックス
04. BRACELET
05. Stay Gold
06. ETERNAL BLAZE
07. STAND UP!
08. Young Alive!
09. ファーストカレンダー
10. ALONE ARROWS
11. エデン
12. Please Download
13. Lovely Fruit
14. POWER GATE
15. TWIST&TIGER
16. ヒメムラサキ
17. 悦楽カメリア
18. ミュステリオン
19. Don’t be long
19. UNLIMITED BEAT
20. めぐり逢うすべてに
(Encore)
01. RODEO COWGIRL
02. 絶対的幸福論
03. STARTING NOW!

LIVE ZIPANGU 初日

2017年初イベは奈々ちゃん。

甲子園が9月でMTV Unpluggedも10月にあったので、大して久しぶりでもなく感じる1月7日。アルバムも出てからまだ2週間ちょいなので、明らかに聴き込めてない感じというか、そもそもアルバムの出来が()でも、いくつかの曲はこれからのツアーで完成されていくことでしょう。LIVE FORMULAは最後しか行ってないからあれだけど、LIVE FLIGHTとかそんな感じだったと思うし。
_1073089日本ガイシも3年半ぶりっすね。席は下手側スタンド上方。だいぶ後ろだけどドームに甲子園と続いてきたからえらく近く感じる。初日に参加するのもそいやLIVE FLIGHTぶり。

18時ほぼ定刻で開演。オープニング映像は着物の奈々ちゃんが佇んでるだけで、かなりあっさり。そのまま舞台上に籠が登場。雅楽のBGMに乗せて従者が舞う。BGMが鳴り止んでお着物の奈々ちゃん登場。いつもより派手じゃないしある意味予想通りの登場の仕方かもしれないけど、手が込んでるし印象的。んな格調高い演出の後に何やるのかと思ったらWILD EYES!いつもどおりだけどいつもどおりじゃない。これは1曲目というイメージじゃないもんね。個人的には聴くのは5年ぶりなんだけど、知らない間にまたBメロのリズムアレンジが変わっている。Bメロ裏拍で跳ぶイメージあるから原曲通りが好きなんだけど、半テンポにしてリズムをよりヘヴィに強調して聴かせる感じでこれはこれで悪くない。前のタムをボコボコ回すアレンジはなんだかヘンテコだったからな。続く新曲のはつ恋。これははっきりと和ロックなテイスト。メインスクリーンに歌詞をフィーチャーしたイメージ映像が流されていた。まー歌詞をああいう感じで出す映像は今更やんなくても…というのはあるけれど、作詞が岩里さんってことで前面に出したかったのかな。歌詞がフィーチャーされてたのはこの曲だけだったけど、続く純潔パラドックスでもイメージ映像あり。この日は新曲を中心にイメージ映像が活躍していて、これがまた本格的によく出来ているので、奈々ちゃんとどっち見ればいいのかわからん感じはあった。奈々ライブでのこういう演出に気付いたのは去年の東京ドームだった気がするけど、着実に進化させてきたという印象。

MCを挟んで、前のアルバムに入っていたのに1年以上やってなかったBRACELETをようやく初披露。ツインドラムだからリズムがかなりどっしりになっていて、CD音源とちょっと印象が違って聴こえた。ラストサビの熱い展開を歌いきる奈々ちゃんがかっこいい。哀愁トワイライトは通常編成では聴くのは初めてですね。各人のソロとか聴いているとバンド自体の熱の高まりを感じたりして、この曲もこの間のMTVアンプラグドからの流れでの選曲なんだろうなと思ったりする。続いてはETERNAL BLAZE。甲子園では跳び禁で全く疲れなかったので、久々に曲の間ずっと身体動かしてるこの感覚。チェリーボーイズショーケースは必殺仕事人かな。年明けだからかみんな一発芸やっている。センターステージから奈々ちゃんが現れて新曲のSTAND UP! 甲子園で聴いても置いてけぼり、アルバムで聴いてもなんか違うなあ、というファーストインプレッションだったのが、このライブで急成長。このお祭り感、最強。センターステージで歌ってるのがいいなと思っていて、歌が中心から広がって会場全体を巻き込んで行く感覚を覚えた。まぁ音が出てんのは前からだけどさ()最後のHEY! も決まって気持ちいい。Clutch!!は東京ドームから続けて選曲。やはりライブ映えする曲ではあります。ここでツアーの企画コーナー。今回はMTVアンプラグドの収録から影響を受けた企画ということで、バンドのメンバー誰か一人とのタイマン演奏。やっぱし、あの音と音のぶつかり合いというのを奈々ちゃんも感じていたようだ。この初日に選ばれたのは門脇さん。曲はアンティークナハトムジークというこれまた5拍子入りの複雑な曲だ。正直に言うと一つはリズム楽器がほしい曲ではあるけれど・・・なんも無しに合わせちゃう2人の地力の高さ!一番若手の門脇さんだが、もう5年近くやっているのだなあ。息もぴったりだ。これまた楽しみな企画であります。通常モードに戻って新曲のALONE ARROWS。うーん、この曲は歌詞はちょっと面白いけど水樹奈々楽曲の中ではもういくつかありそうな曲なので、印象がうすい。突き抜けるものがほしい。続けてはエデン。この曲とかは2015年当時ひじょーにエポックだったわけですよ。ようやく通常のライブで聴けた。奈々ちゃんがステージ上方に昇ってスクリーンの前で歌うのだけど、スクリーンには大吹雪の映像!この曲の激情がそのまま雪になって奈々ちゃんに降りかかるような、そしてそれを背負って歌う奈々ちゃん。うひょーかっこいい。これにはやられました。チームヨーダショーケースは「L.O.V. E. Lovely 奈々クラ」とかいう歌詞があり、一体今回は誰が作ったんだ・・・。Please Downloadは歌声にエフェクトかけてほしくない勢なので今ひとつ。振りコピはするけれど。。。というところにドラマティックラブ。この曲コピらなくてどの曲をコピるのか。MC後のPOWER GATEはいつもの。エンディングがタメタメのあとにもう1回キメる新しいバージョン。次は矢吹さん繋がりかどうかは知らないけどTWIST&TIGER。 曲中に緩むことのないドライブ感が実にスリリング。 この曲はぜひブラス入りで・・・と言って実際にブラスが入ったのがLIVE GRACEとLIVE THEATERだけなので、もう言わなくていいでしょうか。その代わり、このライブでは福長さんのパーカスが効いてます。

ここでショートムービー。危篤になったお上を人になった鳳の奈々ちゃんが救う話(ざっくり)。すると、始まったのはヒメムラサキ!!!!!おおおおおお4年半前の平安神宮は行けなかったし、8年半前のLIVE FIGHTERは青しか行っていないので初めて聴くぞ!奈々ちゃんは 17.7mの羽とともにステージ上方から登場。完全にラスボス。とはいえ、すごく感情を込めて、曲に入り込んだ歌でとてもよかった。聴者をステージ上の世界にぐっと引き込む、魅せるパフォーマンス。泣きのツインギターもたまりません。にしても、もう最近ほとんどペンライトの色に注文つけなくなったけど、ヒメムラサキで赤は違わねえ?(笑)LIVE FIGHTER赤の流れなのかなー。曲が終わると、福長さんが太鼓を。おお、和太鼓も叩けるとは。んで、和太鼓というと懐かしい初西武ドームのあれ。ってことで個人的にはずいぶん久しぶりの悦楽カメリアだ。これ、アルバムリード曲なのに全然やらないのが謎だった。でも今回はイメージ通りの選曲。というかこのライブタイトルでこれやらなかったら詐欺に近い。というか、この曲はやっぱし太鼓なんだね。チームヨーダが障子を前に立てて影が踊っているように見せる演出はすごかった。MCで熱い曲行きますってことで、これまた久々ミュステリオン。この曲は前回最後に歌われたライブに行っている。この曲昔は「なんだかなあ」と思ってたけど、その後同じ系統でもっと「なんだかなあ」という曲が出てきたので、自分の中での位置が相対的に上がっている気がする(笑)ヘドバンは楽しい。Don’t be longは最近結構やってない?とか思ってたら聴いたの2年半前か。。。坂竜のスラップソロ最高。続けて今回の新曲の中では跳び曲担当のUNLIMITED BEAT。 ドコドコ曲。声を出せるところがあって、Exterminateの続編的な印象ですかね。全然曲が聴き込めておらず、Exterminateのときと同じ轍を踏むのでした。ラストナンバーはめぐり逢うすべてに。アルバムのオープナーとしてのこの曲は衝撃的だったけど、ライブでは最後に持ってきた。力強い歩みを一歩一歩踏みしめていくかのように重厚なビートと、それを先導していく意志としての歌。GENESISとFRONTIERを超えた先への旅が始まる!

アンコールは今回のタオル曲、RODEO COWGIRL。奈々ちゃんはトロッコで登場。これは一瞬でライブ向きとわかる曲なんだけど、実際やると予想通り(?)楽しい。あいあいあいあい!とか言いながらタオル振るのが最高にハッピー。スムーズに入り込めるタオル曲でいいね。シャッスMCのあと「みんなの大切な人のことを想いながら聴いてください」絶対的幸福論。奈々ちゃんのMCでこんなセリフを聴くとは・・・。というのは置いておいて、この曲は最初聴いたときちょっと気持ちが強すぎる曲だなと思って、あんな洪水みたいな愛をぶつけられてもお腹いっぱいだし、どう反応していいのかわからなかった。でもアルバムを聴いて、メロディと歌詞が頭の中で鳴り続けているのはこの曲なんだ。深愛以上に普遍的なラブバラードが生まれたということになると思う。というほどの曲がこの位置で歌われたのは意外なんだけど、奈々ちゃん的にはもっといい機会があると思ってるんだろうな。大トリはこの曲が残ってた、STARTING NOW! これ最後って全然イメージなかったけど、場が暖まり切ってるところでやるとめっちゃ楽しいなと。甲子園のときより断然よかった。新しめの曲がオーラスに来ると奈々ちゃんの推してる曲って感じがあるので、この曲もツアーの間に成長していくといいっすね。終演は21時過ぎ。

今回はあまりにわかりやすいライブタイトルであるため、選曲も演出もある意味予想通りのところに収まった気はしますが、印象としては予想以上でした。というのも個人的に奈々ちゃんの歌う和風の曲がそこまで好きなわけでもないので、やる曲が一部分かり切ってるとなるとそれは楽しめるのかと。でもやるのが分かってたいくつかの曲・・・どれも久しぶりに聴いた曲だったけれど、どれも前回聴いた時より歌も演奏もパワーを増して聴こえた。それが嬉しかったという。たぶん2010~2011年ぐらいにこのセトリやってたらツアーモチベ下がってんじゃないか。アルバムを聴いた限りではどうも焦点が定まってなかった新曲群も明るい滑り出しをしてくれたと思う。やっぱライブで聴いてなんぼ。演出面は前回のツアー、LIVE ADVENTUREが大エンタメ大会でものすごかったですが、それと比べるとやや落ち着いて、派手さは最小限。抑制の効いた、ZIPANGUらしい侘び寂びの世界という感じでしょうか。イメージ映像もよい効果が生まれていると思います。それはそうと、今回は奈々ちゃんの歌がツアー初日としてはかなりよかった。声量よしピッチ外さずブレず。特に歌詞のミスは覚えてる限りだとゼロ。新曲多いのにすんばらしい。このまま続けていけるといいね。

まあそれからライブの出来とは別の話なんだけど、ツアー自体が1年半ぶりだったり、 冬ツアーが7年ぶりってこともあったりしたせいか、2017年も変わらず水樹奈々のライブに来ていることに自分で何とも言えず安心感を覚えながら観ていたような気がします。自分も歳くったけど奈々ちゃんも歳くったんだな、とか(ななちゃんは歳を隠さないのがいいっす)。どんな曲が来ても歌詞を口ずさめるし、どんな曲にも思い出がある。最近いろんなライブに行くけれど、自分にとってはいつだって水樹奈々のライブがいちばん「君が君でいられる場所」なんだなと、しみじみもした名古屋のライブでした。

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とりあえず名古屋っぽいものを食う。

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今回は日帰りで名古屋行きでした。なので、あんかけスパ食ったぐらいでホントにライブしか行ってない。6時に家出て25時に帰ってきてるんだけど、うち11時間は移動で3時間はライブだから1日短かったなあ。昔浜松行ったときより何もしてない(あのときはライブと一緒にハンバーグを食べる目的があった)。そういえば、冬ツアーは7年ぶりなわけだけど、7年前に初めて関東以外のライブ、LIVE ACADEMY大阪に行ったときはもう3月だった。だから、こんなに寒い時期に遠出するのは自分にとっては初めてなんだよね。荷物がかさばるなあ。

SETLIST

  1. WILD EYES
  2. はつ恋
  3. 純潔パラドックス
  4. BRACELET
  5. 哀愁トワイライト
  6. ETERNAL BLAZE
  7. STAND UP!
  8. Clutch!!
  9. アンティークナハトムジーク
  10. ALONE ARROWS
  11. エデン
  12. Please Download
  13. ドラマティックラブ
  14. POWER GATE
  15. TWIST&TIGER
  16. ヒメムラサキ
  17. 悦楽カメリア
  18. ミュステリオン
  19. Don’t be long
  20. UNLIMITED BEAT
  21. めぐり逢うすべてに
    (Encore)
  22. RODEO COWGIRL
  23. 絶対的幸福論
  24. STARTING NOW!