続技量審査

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結局技量審査場所は7日間(2,3,4,6,9,10,13日目)見ました。

まあ我ながらよく通いましたが、特に13日目は面白かった。幕下以下で面白い取組ありまくり。2chで実況とかやってましたよ。北勝国、濱錦、里山、松谷、千代鳳。。。極めつけは十両昇進を決めた隆の山で、1月で見たときと同じく鮮やかなうっちゃり。去年の秋場所も13日目でかなり面白かった記憶あるし、狙い目なのだろうか。

この日はなんといっても結びの一番です。白鵬が負けた!日馬富士もまあ内容がよくなってはきていたんですが、前日の琴奨菊戦の注文相撲の印象が悪すぎてどうにも期待できない。それにいくらあの鋭い立合いでももう白鵬には通用しないんじゃないかと思ってましたし。1月みたいにつきひ     ざでもしてくれとか完全にネタ方向の期待が高まっていたわけですが、まさか勝ってしまうとは。相撲観戦20回目ぐらいにして、はじめて座布団が飛んだ!いやあ、白鵬が衰えないうちには見られないのかと思っていたのでついつい感動。思わず立ち上がりましたよ。直前に地震があったのと興奮で取組を全く覚えてなかったんで後からニコ生のタイムシフトで見ましたが、あれこそ日馬富士の相撲ですね。鋭い当たりからの速い攻め。とったりでもやったように見えたんですが、出し投げでした。白鵬ついに土!ということで今場所の観戦は終わったのでした。14日目と千秋楽はgoo大相撲のお世話に。

相撲内容は良い方向に向いてるとこないだ書きましたが、後半は若干物足りなかったかな。なぜか変化がそこそこあったような印象があるんだけど気のせいだろうか・・・。優勝争いは1月より面白かったとは思うけど、特別盛り上がった・・・とまではいかないか。それでも千秋楽まで決定戦の可能性を残した栃ノ心や、新入幕9連勝の魁聖、それに把瑠都も終盤まで2敗で踏ん張っていたし。そういえば大関陣は、星こそ10勝止まりながら内容は良かったのでは。日馬富士は上にも書いたけど立合いがよくなっていたし、魁皇は廻しを取らずに前に出る相撲。把瑠都もあの一件以降冷静な相撲が多かった気がします。なんと言っても千秋楽の魁皇の横綱戦は素晴らしかったですよ。まさに完璧。あれほど鋭く右の上手取ったのなんてかなり久々なのでは。しかも横綱相手に。白鵬も必死に低い体勢になって体重をかけながら上手を求めますが、魁皇が寄ってからの下手投げが精一杯。魁皇の右まだまだ健在。39歳、1045勝を前にしての会心の相撲にPC前で大拍手。これを無気力というのは内容を見てない人でしょう。白鵬の必死さはあの苦し紛れの下手投げ見れば分かる。

あーなんかもう一人大関いた気がするけど・・・思い出せない(何

というわけで、今年の5月もなんとか終わりました。まあ1月以来遠ざかってたということもあり、相撲の面白さを再確認。7月は通常開催でTV中継もあるといいね。

食べた物

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10日目に食べた国技館の名物YAKITORI。確か1月も食べたかな。CP低めだけどおいしいですよ。やっぱりそれなりに良い鷄なのかなあ。

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両国の「まる玉」というお店。鶏白湯ラーメンのパイオニアらしい。玉子入れて750円。これはうまい。意外と濃厚なスープに細麺がからむ。あおさがいいアクセント。チャーシューと味玉もよく味がしみてる。国技館来るときはここ通ってしまいそう。店内には番付が貼ってあったけどまだ初場所のやつでした。

平成23年初場所中日

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さて、初日に続いてクリリン氏と中日の観戦。この日も13時過ぎに着いたのだけど、駅では合流せずに館内で落ち合う。合流する前に時間がしばしあったので、地下の広間でやってる放駒部屋特製ちゃんこを食べたり、相撲博物館をチラ見したりなど。相撲博物館はほんとにチラ見だったんで場所後にまた来ようかな。とりあえず無類力士雷電の着てたらしい着物はでかすぎた。

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放駒部屋特製ちゃんこはこの日はコンソメ味。確か9月食ったときは伊勢ノ海部屋のだったかなぁ。このコンソメちゃんこ、スープの味はほとんどフレンチという感じ。具もベーコン、ウィンナー、キャベツと来ているので、ほとんどポトフのようなもの。やっぱり毎日食べるもんだから、飽きないように工夫してるんでしょうなぁ。ちゃんこを食べた気はあんましなかったけど美味しかった。相変わらずこれで25o円はコストパフォーマンス高い。というわけで簡単にお昼は済ませた。

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この日は正面と東の間ぐらいの席。席に着いて見始めたのは幕下の中盤ぐらい。幕下の取組で印象に残ったのはこの日も隆の山だった。見事な打っ棄り!まだ観客がまばらだった館内も一気に湧いた。なんか今場所は良い相撲ばっかりなので今年中には関取上がるんじゃないかなあ。この人も上がれば鳴戸部屋は面白いことになりそう。

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それにしてもこの日は立合い待ったが多かった。進行も滞って十両土俵入りの時点で15時前とかそのぐらいだったような。そのおかげと言っちゃなんだけど、十両上位ぐらいまでは制限時間が短くなってスムーズに取組が見られた。十両の注目は1敗の舛ノ山だったのだけど、前日も痛そうにしていた足の怪我が響いて敗れる。投げられた後結局立てずに車椅子で花道の奥へ。6連勝して頑張っていただけに残念。再出場するらしいのでなんとか勝ち越しを!

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さて、幕内。前半の注目はやはり全勝の栃乃洋。中日勝ち越しをかけるも、翔天狼に一気に押されて逆転する暇もなく土俵を割ってしまう。うーん実に残念。それでも栃乃洋への声援は暖かかった。前半といえば、いつもは北太樹にかかっている高須クリニックの懸賞が高見盛にかかっていて、永谷園x5→高須クリニックx3というアナウンスに爆笑した。

後半。小結同士の対決は栃煌山があっけなく落ちて終了。今場所のこの2人の期待外れっぷりを象徴してしまった感じ。豊ノ島はどうしてしまったのか。相手の琴奨菊が元気とはいえそれにしても力無い。把瑠都を倒した初日はこの人らしかったんだけどなぁ。

稀勢の里-琴欧州。頭抱えました。寛さん・・・。

個人的にこの日一番よかったのは魁皇が右の上手を取って勝ったこと。力の強い阿覧でも、左四つになってしまえばまだまだお手の物。もう上手を取った瞬間歓声。寄り切った瞬間大歓声。満員御礼だったのもあって鳥肌が立ってしまった。初日に続いて勝ってくれたのでうれしい限り。

結びはこの日も短かった。玉鷲は初顔だと思ってたら昨年春に1回当たっていたらしい。それにしても速い。今場所の横綱は余裕が無いようにも思ってしまう速攻ばかりだけども、やはり強い。

打ち出し後は先週予約したちゃんこ霧島にて2週続けてのちゃんこを食す。予想以上にいいとこだったみたいで財布が痛かったけどおいしかった。

初日、中日と続けて観にいって。勝負を見る目がない上に生観戦だと若干遠いってのもあって、やはり詳しい人と一緒に行くと助かるなぁというのがありました。中継の解説の親方が隣にいる感じ。あとやっぱ満員御礼はいいもんだなと。ここ最近は平日ばかりだったので・・・。今度は桝席でも見たいなぁ。お金ないけど。

平成23年初場所初日

昨日はクリリンさんと初場所初日観戦。というわけで両国は国技館へ。クリリンさんとは10月の焼肉オフ以来ですかね。初日観戦は一昨年の秋以来で、休日に行くのもそれ以来。

13時半前に集合・入場したあとは、しばらくお土産選びとつまみ選び。なかなか土産で良さげなのがないもんで国技館2周ぐらいしちゃって時間食ったけど、この日は幕下で気になる取組もそこまでなかったので比較的のんびりと。俺は昼飯は食べてなかったんでどうせなら力士弁当買ってもよかったけど結局お茶だけ。結局中入ったら14時ちょうどくらいになってたかも。今回の席は2階正面の椅子B。思いの外見やすい席でよかった。オペラグラスを覗くとちょうど土俵丸々見えるぐらいだったのも○。

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間もなく十両土俵入りが始まって、幕下上位〜十両の取組。初っ端の双大竜-隆の山から実に良い相撲。隆の山は最近自分が見るときは微妙な内容ばっかりだったので、この日は粘りのある相撲で久々に見直しましたよ。今年こそは関取狙えるんじゃないでしょうか。それと高安と舛ノ山が勝ったのはよかったです。舛ノ山はここで踏ん張れ!

しかし、前から分かっていたことではあるんだけど、クリリンさんの知識量はやはり半端ないと思った。こうやってリアルで会って談義してみて今一度感服。僕なんか及びもつかないとはいえ、こうやって談義できること自体が実に楽しい。なかなか相撲のことを話す人なんていませんし。

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協会御挨拶。気付けば満員御礼である。把瑠都の廻しの色が変わってて違和感を禁じ得ない。肌も白いし廻しも白いので逆に地味に見えますよ。なんとかならなかったのか。その他いろいろ式典はここ毎場所のようにはいはい白鵬白鵬。9月・11月の優勝額は思ったよりは普通。というかそろそろネタ切れ感があるぞ。

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幕内はやはり後半の取組。初場所の初日ということで、前半と後半の勝負審判の交代の後、天皇皇后両陛下をお迎えした。天覧相撲のことは当日になるまですっかり忘れてたのだけど、Twitterの#sumoタグがざわついていたし、警備もいつも以上に厳重だったので知ることが出来た。場内でもアナウンスされてたものの、審判が立ったまま正面のほうを向くと観客も皆立ち上がってザワザワ。正面席だったおかげで貴賓席との距離もだいぶ近く、クリリンさんと2人で勝手に感動していた。一般参賀とかも行かないので、陛下を間近で拝見するのは思えば初めて。天覧相撲ということで、土俵入りでの御前掛りを実は期待してたのだけど、天覧相撲が幕内後半からだったのがちょっと残念。

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両陛下がいらっしゃってからというもののカメラのフラッシュが眩しすぎてアレだったのだけど、後半最初の旭天鵬-朝赤龍の取組で旭天鵬が力強い吊り寄りで勝利して、一気に目が覚めた感じ。おじさん頑張ってる!その後の豪栄道と豊真将は早速負けちゃあかんだろーと。ただ豪栄道に関しては徳瀬川が上手かった。

さて三役以上。琴奨菊は阿覧をガブってガブって完勝。稀勢の里-嘉風は楽しみな取組でしたが、これは寛さんがよく見ていた。日馬富士は長くなるときついと話していたけど、なんとか長引く前にケリをつけた。よく見えなかったけどあれは無双してたのか!琴欧洲が安美錦に挑む一番(笑)は予想外に琴欧洲の勝ち。でも勝つにしてもこの内容は・・・という感じかな。

それにしてもこの日の寛さん、まさに気合十分。塩をまく所作にしても量にしてもいつもと違うような感じがして、仕切りの時点でかなりの風格を感じた。カッコいい。先場所のアレでいろいろなものが変わったのかも。今場所の寛さんは違う!とか言うといつものフラグが立ちそうですが、少なくともこの日感じた気合は間違いなかったと思う。

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初日最大の大一番だと思われる豊ノ島-把瑠都。先場所は豊ノ島が勝ったとはいえ内容は完全に把瑠都だったので、把瑠都優勢は固いと思っていたら、把瑠都は攻勢には出るものの豊ノ島に手繰りに手繰られ転がされるという結末に。もう歓声が地鳴りのよう。豊ノ島は先場所頑張ったおかげで、だいぶ場内を味方につけたようだった。

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場内を味方につけるといえばこの人魁皇。この日は魁皇コールは控えめだったかな?魁皇にはいつもなんとか勝ってほしいのだけど、若手とやるとなると若手も頑張ってもらわないと困るというジレンマ。栃煌山は組みかけはしたけど結局いつものパターンでバッタリ。あれじゃーいかんよ。しかしやっぱり魁皇の勝つ場面を見るのはうれしいことだし、この日の豊ノ島と並ぶ大歓声だった。

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結び。立合いすぐとったりで捕まえられて押し出し。鶴竜にしても先ほどの栃煌山にしても、横綱に未勝利なので毎場所今回こそは今回こそはと見てるわけですが、2人ともこの調子では・・・。

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結びは割と淡白でしたが、熱い相撲が多くてクリリンさんと2人で満足。帰りはちゃんこを食おうかという予定だったんですが、場所中それも初日ということでどこも予約いっぱい。彷徨ってようやくちょっと両国の外れの店でちゃんこをたらふく食いました。食い疲れた。

というわけで21時すぎに解散。知り合いと相撲を見るのは初めてだったわけなんですが、予想外に楽しかったし、相撲内容もよかったし、天覧相撲だったしということで良いことずくめ。クリリンさんとは中日にも一緒に見る予定なので楽しみである。