上尾ゥフからのフクアリ

9-10日は上尾ゥファイナルでした。今回も総勢8人参加の中なぜかわたくしが居座っている謎の状況。明らかにクソゲー臭しかしていなかったはずのペプシマンが神ゲーすぎ、6時間かけてクリア。絶望の最終ステージクリア後の拍手喝采が半端なかったのでした。ピザもうまかったし深夜というか早朝にやったFIFA14も楽しかった。Beijing2008は辛かった。参加者の皆様お疲れ様でした。

感動の上尾ゥフからの帰りがてらフクアリへ。台風で武蔵野線が遅れていてかなり焦った。
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今回はアウェイ側ホーム自由席から。夏休みだからか子どもが多かったけど、入場者数は台風の影響で8000人弱といまいち伸びてなかった。相手も横浜FCで近場ではあるんですが。そういえばフリエ戦は去年も観ましたね。

ジェフは森本がスタメンに入って4-4-2の布陣だったので、先月の天皇杯と同じですね。メンバーとしては両SHが田中、大塚から井出、谷澤に変わっている。前節の湘南戦では最初から4-3-3っぽいフォーメーションで驚きでしたが、基本はこの4-4-2で行くのかな。

試合のほうは最後まで気の抜けない緊迫したゲームでした。ジェフは今までと比べて目に見えて縦に速い攻撃を志向するようになっていて、シンプルに前線のケンペスと森本までボールを運ぶ形が多かったんですが、それとともにこれまでの細かく繋ぎつつサイドを使うというスタイルも継続していて、これらの使い分け、切り替えがこれから重要になっていくのかなと。

ジェフペースで進んではいたものの、ボールのもったいない奪われ方が多く、ゲーム展開以上に横浜FC側のチャンスは多し。中盤でボールは取れるんですが、結局シュートまで行けずにロストというのが目立った。後半に井出が負傷交代して相手も交代で中盤の枚数を増やしてからはうまく形が作れず苦労していました。それと、やはりフィニッシュの精度の問題。特に森本は大丈夫なんだろうか…。まあこの日は相手GKの南も好調ですごいセーブをしていたし、後半ATの谷澤のクロスバー直撃シュートに象徴されるように運にも見放された感じでしたね。そういうわけでスコアレスドロー。

負け無しで来てはいるけども、ドローが多いのでそろそろもどかしいところ。なんとかプレーオフ圏内しているとはいっても6位以下は勝ち点詰まっているので1ずつの積み上げだとすぐにでも二桁順位まで行きそうでハラハラです。レンタルで来た幸野は関塚さんの希望に近い選手なのではということなのでうまくフィットするといいですね。
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関塚ジェフ初陣

世間もワールドカップでしたし、わたくしももちろんワールドカップでしたが、日本が敗退したあたりからもうJリーグが恋しい。J2は変わらずやってるのでどっかで観に行きたかったんですがタイミングがなかなか無く、WC決勝の当日にようやく(Jリーグじゃありませんが)天皇杯2回戦を観にフクアリまで。
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フクアリは来るたび曇っている気がする。観客は4000人弱ぐらい。2回戦だとこんなもんか。ジェフも色々あった末に監督が関塚さんに変わったということで、これが新体制ファーストゲーム。毎年監督変わっていた中で鈴木さん続投の流れには期待していたので結果的に残念ではあったものの。関塚さんは一昨年あたりも噂ありましたけど、フロントと意見が合わなかったとかいうのはなんだったのか。まあ、オシム以降では国内での実績は群を抜くものを持っている人なので、これ以上何を望もうか。相手のパルセイロはJ2経験のないチームの中ではほぼ最強と言える力があるので、ほぼ同格と言ってもいいぐらいで結構楽しみなところでした。昨年の天皇杯はすごかった。

ジェフは4-4-2の布陣で、ケンペスと森本の2トップ。序盤はジェフがボールを持って、勢いもよく先制。右サイド大岩からのクロスを森本のヘッド。意外とあっさりいけるのではと思ったらすぐさまミスから同点弾を許し、それからというもののボールは持たれるし、意外と縦にも早いしで、なんか長野はハイブリッドなチームに見えた。その後セットプレーであっさり逆転される。後半入って左サイド大塚からのケンペス。また頭。やっぱり今季のジェフは左サイドからのようで、後半になってからはいい崩しが続く。智と兵働が負傷交代するも、井出を中盤に入れて大岩をセンターバック、田中をサイドバックに移したりして対応。このへんは関塚さんっぽい感じではある。決勝点は森本のカットインから右足一閃のゴラッソ。その起点になったのがケンペスの前からの守備だったんですよね。この試合ケンペスは積極的に守備にいってて運動量あった。良い形のゴールだったなー。智とキムはじめ守備は相変わらず不安ですが、森本の復活傾向もこの上なく感じられたことだし、期待感のある初陣でした。

次は久しぶりに公式戦で対戦のレイソル。日立台かー。1ヶ月後なので、それまでにリーグ戦で少しずつ関塚ジェフのディテールが明らかになっていくと良い感じ。
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それと、この次の朝にワールドカップも終わりました。感無量です。わたしが彼の地で初めて見ようと思って見たEURO2000でのドイツ代表はあまりにも弱く、優勝3回、しかも前回優勝の国でもこんなにパッとしないのかーと1998WCからサッカーを見始めたわたしは思ったものですが、さんざん言われているようにこのボロ負けからドイツサッカーの改革が始まり、2006ワールドカップ開催を経て、ここ数年のブンデスリーガの隆盛と、この2014年の4回目のワールドカップ優勝に結びついたというのは実に感慨深い。

正直、ロイスも離脱、ノイアーやラームもコンディションが良くないということで、今回は南米勢に譲ることになるのかなとは内心思っていました。考えたらワールドカップ前は毎回こんな感じな気はしますが、今回も蓋を開ければ直前の強化試合とは見違える試合運び。内容面でも文句無しの優勝というのがすごい。そのおかげか、決勝は今までになく冷静に観れていて、一昨年のUEFA CL決勝のときの絶望感が嘘のよう。さすがにゲッツェの決勝ゴールは熱くなったけども。クローゼとのやり取りがあったあとだったのも…

今大会はドイツ戦、日本戦はとりあえず見てという感じで、その他の試合はフルで見たのは数えるぐらいかな?さすがに時差がつらかったのはある。2022はカタールやめてオーストラリアにしましょう!何はともあれ、ゴールも多くスペクタクルだった今大会、あんまり観れてなくても楽しかった。本当にお疲れ様でした。このままJ後半戦、ブンデス2014-15へ。

両国界隈

昭和の日は横綱審議委員会稽古総見の一般公開を見がてら、久々に両国の界隈を軽く歩いてみる。数年前はけっこうこのあたりをよく散歩していて、錦糸町から湾岸地域のほうまで行ったこともありましたかね。

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稽古総見は1年ぶりですが、今回は始発待機とかはやめて9時半ぐらいから社長出勤。もう幕内の稽古も後半になっていて、白鵬が幕内力士に稽古つけているところでした。去年の今の時点では関取ですらなかった遠藤が大歓声をもらっていましたが、横綱に歯立たず。とはいえ、白鵬の稽古ぶりもどちらかといえば低調。右四つになっても左上手が遅いし、上手を取ってもなかなか寄らず。攻めこまれてから潰すような投げを打ったり突き落としたりで、圧倒するような内容が少なかった。ま、本人からすれば余裕はあるんでしょうが。このあと日馬富士、鶴竜、稀勢の里で申し合いになりましたが、鶴竜もほぼ同じような印象。稀勢の里は相変わらず立合い左差し一辺倒で、相性の良かった鶴竜に分が悪くなっている。一番よかったのは日馬富士じゃないでしょうか。速くて低い。出し投げ切り返しで稀勢の里を良いように崩したのには館内も湧きました。それにしても、今年は両国にぎわい祭りと同時開催ではなかったのに客入りが凄いことになっていたのは驚いた。2階椅子席も半分くらい埋まっていました。3年前は1階マスすら埋まりきっていなかったのに…。夏場所チケットも好調なようだし、最近の相撲景気の盛り上がりはすごい。

旧安田庭園。あいにくの曇り空。
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しばし歩いて亀沢にある野見宿禰神社。国技館からはちょっと微妙な距離にあるので今まで行けてなかった。
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明治期に近くに部屋を構えていた初代高砂浦五郎が明治18年に創建した神社で、現在は相撲協会の管理下にある。社殿は2代目で、震災、戦災で焼失ののち、昭和27年から28年にかけて再建されて今に至る。社殿の中は閉鎖されていて入れなかった。案外敷地が狭くて、奉納土俵入りなんてやると相当窮屈なことになる気がしないでもない。
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横綱力士碑は戦後の昭和27年11月に建てられたもので、富岡八幡宮のものより新しい。1つ目の石碑は初代明石から46代朝潮まで。2つ目は47代柏戸から70代日馬富士まで刻まれている。71代鶴竜の名はまだ無かったが、いつも東京場所の前に例祭を執り行うことになっているので、そのタイミングで刻まれるはず。存命者の名前は赤く、ごく最近の物故者である45代若乃花、48代大鵬、59代隆の里の名前は黄色く塗られている。
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東西力士会碑。31代横綱常ノ花の筆によるものだが、石碑には27代とあり、つまり現在加えられている明治大正期大阪相撲の4人の横綱がまだ東京相撲に公認されていない時代に刻まれている。おそらくちょうど東西合併(大正15年)の時期のものじゃなかろうか。
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境内を囲む玉垣には相撲関係者と思しき名前が刻まれているが、分かったのはこのあたり。出羽海秀光(31代横綱常ノ花)、春日野剛史(27代横綱栃木山)、立浪弥右衛門(小結緑嶌)、伊勢ヶ濱勘太夫(関脇清瀬川)、時津風定次(35代横綱双葉山)。この5人は昭和27年再建開始当時の大日本相撲協会理事長と取締の面々。緑嶌の立浪がまだ存命だったのが意外でしたが、調べるとちょうどこの年の12月に亡くなっており、28年6月の完成後の姿は見ることがかなわなかったことになる。

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知ってる人は知ってる角界関係者御用達店。

両国駅に戻った後はまた国技館へ戻って、相撲博物館へ。本当は稽古見て行きたかったのだが、まだ開いてなかった。「江戸時代の横綱と雷電」と題した展示で、時代が時代だけに珍しいものが多かったと思います。10代横綱雲龍の年寄時代の写真は初めて見た。
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なんか博物館出たら歩いてたきせのん。