GRACE opus.II x UNION

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そういえば水樹奈々ちゃんのライブBDをGWに見ればいいものをGW終わってから見たのでした。実を言うと、東京ドームのを買ってないんで、ライブ映像を買うのは2年ぶりぐらいです。東京ドームは見る勇気がない。

GRACEから見たんですが、ジュリエットとか理想論とか聴いてたらペンライト取り出してしまって完全にいつもの痛々しいライブスタイルで見る感じになりましてね。1人で没入するトリップ感がYABAI。ライブの楽しさはいかに曲に没入できるかどうかでありまして云々。おおお、ライブに行きたい!7月はまだか。

innocent starter→ETERNAL BLAZEとかBRAVE PHOENIX→Prayとかそういう曲の流れは正直頂けませんが、なかなか良いライブでしたね。理想論とかアレンジよすぎてちびりますね。アヴァロンの王冠は自分に酔えます。「好き!」とかもアコースティックだけど良い…が、二人のMemoryが収録されなかったのが割と悲しい。まーあとやっぱりラストの夢の続きは感動してしまう。UNIONのほうは前に放送があったので初見というわけでもないんですが、FEARLESS HEROは燃えるねー。Love Brickとともに去年の夏のテーマソングだ。あと76th starの振付がなんか違って見えましたがROCKETのDVD見たら気のせいでした。星空と月と花火の下~POWER GATEあたりの空撮カットは超キレイですね。幕張の夜景!

で、今回オーディオコメンタリーが両方についてるんですが、特にUNIONのほうは過去最高に面白いですね。ほとんどライブの話してないのが楽しい。格さんとかに生電話したりとか章夫のアイドル趣味とかが全開でいい。とりあえずめっちゃ笑かしてもらいました。

コラボのPreserved Rosesも出たけど、これライブでどう歌うのか全然わかんないっすね。そもそも歌うのか。曲のほうは往年の浅倉節という感じでなかなかかっこいい。歌詞は意味わかんない。まーしかしせっかくシングル出たのに1曲だけなのは寂しい。なんかこの間7月にシングル出るとかいう話見たけど出処がわからんのでうーむ。

ラヴェル聴いたよ

GWは結局初日に総見行ってからは千葉でまったりしていました。主にUCLセミファイナル観戦。3日のフクアリジェフ戦観たかったけどなー。28日のゲームがホームゲームだったら一番よかったのだが。
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で、5日がGW最終日なので丸の内までラ・フォル・ジュルネ観に行ってきた。実を言うと、少し前にプログラム見てチケット取らなーと思ってたわけですが、3日まで見事に忘却していまして気付いたときにはおおかたの公演がソールドアウト。つーわけで滑り込みでチケットを取った児玉桃のピアノとフランス国立ロワール管弦楽団によるラヴェルを観賞。

左手のためのピアノ協奏曲とダフニスとクロエ第2組曲。特に左手のための~が印象的だった。当然ながら本当に左手だけで弾いていた。たびたび現れる降下フレーズが耳に残る。東洋音楽の影響、ジャズの香り…前半と終盤のカデンツァは美しい。ラヴェルの魅力の詰まった曲じゃないかなー。前から思ってたけど『ブレゲンツ』あたりのジャレットはこのへんのフレイヴァーがぷんぷんですね。

あとは展示スペースで曽我大介指揮のビゼーを聴いたり、地上広場で国立の学生の木管5重奏を聴いたりで合計3プログラム観賞。曽我さんはトークうまいですね。木管5重奏はホルン吹いてた人がかわいくてずっと見てました!

フランス特集ということだったんで、ラヴェルもフェイバリットだし、ドビュッシーからサティ、メシアン。このあたりも聴きたかったので惜しいことをしました。特に1日目の仲道郁代のプログラム。ドビュッシーに加えて武満、三善!これは観るべきだった。仲道さんは6年ほど前にも確かワルトシュタインを聴いたんですが、個人的にはなんだかんだショパンの印象が強い彼女の弾く武満とは興味深い。惜しすぎる。

その後は秋葉寄ってメロブでセレナーデの6年ぶり新曲購入。メロブとかとらのあなの同人コーナー4、5年ぶりに入ったけど相変わらず空気が気持ち悪い。褒め言葉ね。新曲は久しぶりにセレナーデのあのサウンドで懐かしい感じもあり、昔よりハードな感じもあり。アルバムに期待だ。
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音楽2012

去年聴いたCDのベストを2月ぐらいに書いたのがほったらかしだったのでせっかくだしアップしてしまう。

去年買ったCDは結局137枚ということで、なんかあまり聴き切れた気がしてないのですが、これでも聴きたいCDの3分の1ぐらいしか聴けてないし。時間も金も足りません。毎年そうなんだが、夏にペースダウンする。音楽は暑すぎる。

ほんとは別に10枚に絞ったリストがあり、もっとちゃんとした文章を書いていたのですが、再考した結果何枚か抜けて増えて、なんとも散文的なカンジに。

Paul Motian / On Broadway Vol.4

2006 Winter&Winter

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わたくしはジャズを聴き始めてからこの方スタンダードものに疎く、60年代ジャズを聴いていた時代も、収録されてる曲が全部自作曲だったりするショーターとかが好きだった。モチアンのヴィレッジヴァンガードライブシリーズを聴いてからのこれである。クリス・ポッターのサックスが豪放そのもので、サキソフォン・コロッサスみたいだった。ヴォーカルもいいし、家で何気なくかけられるアルバムでもありつつ、現代ジャズの核としてのモチアンバンドを聴けるアルバムでもある。

Tyshawn Sorey / Oblique-I

2011 Pi Recordings

スティーヴ・コールマンのPi作でタイシャン・ソーリーを発見した。冷たい炎が淡々とエネルギーを燃やしていく現代音楽的フリージャズ。温度感が平均的で、バンド全体の共有意識がしっかりとある。ソーリーのドラムは理性的だ。ローレン・スティルマンのサックスはトーンまでコントロールしきっている。ギターのトッド・ニューフェルドもここで発見した。

Craig Taborn / Avenging Angel

2011 ECM

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テイボーンがECMからピアノ・ソロ。全く別人が弾いてるような感覚がした。息遣いが見えない。ピアノから鳴ってる音なのか疑いたい。音だけがパッと現れて広がって落ちていく。無機的な音の連なりが積み上がっていくような感じ。この、空間の音だけを切り出すマジックはまさしくマンフレート・アイヒャーによるものであるからして。

Ferenc Nemeth / Night Songs

2007/Dreamers Collective

マーク・ターナーにハマってたんだった。それで一時期こればかり聴いていた。ターナー、クリス・チークはひたすら不穏だし、リオネル・ルエケのギターはポップさを添える。現代ジャズのコンポジションとサウンドの楽しさが詰まった作品だと思うのですが、どうか。

Baptiste Trotignon / Suite…

2010/naive

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これもターナー繋がりで。なんかもう、ライブ盤のお手本のような作品で、プレイヤー全員に見せ場はあるし、適度にクールダウンしながらも非常にシンプルにクライマックスまで盛り上がっていく組曲構成。いいぞ。現代ジャズ聴かない人にも勧めたい。

Jim Black / Dogs of Great Indifference

2006/Winter&Winter

クリス・スピードのサウンドは現代ジャズの申し子だと思っている。ポストロック風味は変わらず、より音響・インプロ志向な作品。

SUPERCAR / A

2005/Kioon

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スーパーカー。夏のランニング中のBGMだった。なんだかんだ言って初期のポップにシューゲイズしてるのが好きだ。

スピッツ / スーベニア

2005/Universal

「ありふれた人生」ばっかり聴いている。これがJポップか。スピッツは割とロックしてるのが好きで、このアルバムも全体で見ればそういうサウンドだが、その中にあってピアノにストリングスも入ってるこの曲ばっかり聴いている。

The xx / Coexist

2012/Young Turks

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徹底してシンプルでウェットで、少ない音数で深く深くまで響いていくサウンドスケープがある。それでいて何気なくダンサブルでもあるんだよな。新しい世代のザ・UK音楽ということにしたい。Wikipediaによるとポスト・ポップバンドとか書いてあって、意味が分からない。80年代後半ぐらいからポストなんちゃらとか言ってると思うんだが、20年後も30年後もポストなんちゃら。

最初は新譜がもうちょっと入ってたはずが、結局1枚になってしまいました。

リピートした曲は水樹奈々のLove BrickとFEARLESS HEROの2曲に限る。ベストライブは8月18日の水樹奈々LIVE UNION秋田公演で。以上!