1週間ぶりのAKB48劇場は誰恋公演、千秋楽。
ビンゴはまた18巡。18巡の確率が高すぎるだろ。この入場順でもセンブロ立ち2列目か上下の立ち最はワンチャンあるかと思ったけど、MVPと指定席がフルでいたっぽくさすがに埋まってたので下手2列目柱外3。
16期の2人狙いで下手なのですが、彩希ちゃんが結構下手寄りらしく、さすがに彩希ちゃんのファンも周りにたくさんいた。特に序盤は彩希ちゃん来る率が高い。性格の悪い女の子のサビ終わりの演じ方が小悪魔的で好きすぎるなー。最近はめっきりそういう機会がなくなったけど、彩希ちゃんは萌え台詞がうまかったことを思い出す。オネストマンでアイドル全開にはじける感じもまた彩希ちゃんらしい。彩希ちゃんはチームBだったことはないが、僕は彩希ちゃんを初めて公演で見たのはパジャマドライブ公演なので、その印象に通じる部分が自分の中であるんかもなー。
一人想いの魅せ方はやっぱり美しい。ダンス以上の概念というか、振り付け・コレオグラフィという無形のものを有形のものとしているような、物質の迫力。なんかそんな感じなんすよね(わからん)。君だけが秋めいていたの落ちサビから花道に来るところも、彩希ちゃんファンがたくさんいたからこそ暖かかったな。この曲の落ちサビがこの公演で一番好きな時間だ。この日はMCは参加しなかったり、曲の一部だけ捌けたりと彩希ちゃんの状態はベストではなかったかもしれないが、そんな中での笑顔が全部印象的だったし、この日に会えたことがとてもよかった。
16期狙いではあったものの、2列目だと戦いにくくはあった(戦うとは)。立ち最が謎に右側に寄っていて2列目に被っていたのもあるのですが。それでもさっそく指差しくれるpyonちゃんがありがたかったし、彩海ちゃんとはハッピーエンド落ちサビからアウトロまで一緒にめちゃくちゃ笑顔になってしまった。その前の君と虹と太陽とも彩海ちゃん近かったので楽しすぎた。この曲の振り付け、楽しいばかりがAKBツアーから一生好きとなっている。
とてもよかったのが、君だけが秋めいていたとか僕にできることで愛佳ちゃんと向き合えてたこと。愛佳ちゃんの表情感が自分を曲に入り込ませてくれる。君だけが秋めいていたは抱きつこうか?にも通じるような陽の光と風と波の音があるし、僕にできることはまさに今のAKBの中で愛佳ちゃんみたいな人に歌ってほしい曲と思うわけで。コンサートを見てても思うけど、愛佳ちゃんの繊細さも芯の強さも全部パフォーマンスに出てるのがめちゃくちゃいいんだよね。外ハネにしてるのもかわいかったです。
僕にできることは千秋楽のため公演の全出演メンバーでの歌唱で、それも本当によかった。僕の太陽公演の千秋楽でも同じ流れがあったけど、グループとしての凝縮感が9ヶ月経ってさらにアップしているのがわかるんよな。それがもう感動しかなかった。彩希ちゃんが「やっぱり喋っていい?」と切り出して最後に話したことも、やはりそこに繋がっていた。僕がAKBを見ている期間は20年のうちせいぜい6、7年で、自分が好きになった時代へのノスタルジアは確かにあったとしても、今のAKBは今まででいちばん良いグループになっているし、いちばん好きになれる。そう思えたこの日の千秋楽。

誰恋公演は出張公演を含め5回しか見ておらず、数字上はあまり縁がなかった公演かもしれないのだが、プラス4回旧劇場でロビ観をしているので、思い出せる場面は結構あるのかもしれない。そのロビ観したプラス4回は佐藤美波ちゃんが誰恋に出演した全公演であり、自分がAKB最後の推しメンと決めた美波ちゃんの誰恋公演を劇場で見れなかったことは自分のおたく人生で最大の挫折でしたが、その4回ロビーで見ただけでも美波ちゃんがとにかく印象的で、彼女がこの公演の初日を迎えるまでのことも含めて、自分の中では今でも美波ちゃんのイメージがめちゃくちゃある公演なんだよね。
この公演はとにかく曲がいいと思う。今までのプロデュース公演どころかオリジナル公演を含めても楽曲と曲の流れが一番好きだ。この公演の初日の3週間ほど前に僕は劇場のMVP権利まで行使していたので、もう行くとこまで行ったおたくにはなっていたのですが、劇場に100回行ってても知らない曲が結構あり、まだこんな良い曲があったのか…と、そこでまず彩希ちゃんの選曲に脱帽していた。
また、歌詞の物語性やメッセージ性が打ち出されていて、曲を理解して公演を見ることが楽しかった。もっと曲を理解したいと思った。振り付けも印象的なものが多くて、そこも振りコピで補完することで曲に入り込める感覚がめちゃくちゃありましたね。
あとはやっぱり、良いグループになったと上に書いたように、メンバーみんなそれぞれの関係性が広がったのがめちゃくちゃよかった。そうなることにチーム制をやめた意味があると思っていたから、そうなってほしかった。かつて、初日メンバー以外が出るようになったころの僕の夏が始まる公演を見て、彩希ちゃんや早紀ちゃんが先を引っ張りつつ、チームを超えて一丸となって作られる公演がとても楽しかったし、劇場公演がもっと好きになれた。その時に感じたものはこの公演にも間違いなくありました。
印象的な日を挙げるとすれば小麟ちゃんの生誕の日と、自分の好きなメンバーが多かった仙台の出張公演だけど、結局全部の日がとんでもなく楽しかった。心残りは美波ちゃんを見れなかったこと(小麟ちゃんの生誕に来ていたが)、新劇場でまなくるの組み合わせが見れなかったこと、君だけが秋めいていたを歌う小麟ちゃんを1回しか見れなかったこと、僕が現AKBでパフォーマンスがめちゃくちゃ好きなとあるメンバーを一度も見れなかったこと、などなどいろいろありましたが、それだけに千秋楽のこの日に劇場に来れたことが本当によかった。千秋楽公演を見るのはアイドルの夜明け以来でしたが、また違う種類の感動があったね。みんなありがとう。