シドニー4

週一更新どころか隔週更新してたらもう1ヶ月くらい経っちゃう。最終日。
_5053576
_5053596この日は午前中は宿の近くを散歩。住宅街をひたすら歩く。中心部から電車で15分ぐらいなんだけど、めっちゃのどかでよいです。シドニーと同じくらいの規模感の都市でも、ヨーロッパだったら15分じゃここまで郊外っぽくはならない。並んでる住宅は超高級な匂いがします。
_505359830分ほど歩いてベリーアイランドという小さい半島に着く。これまた昼寝スポットに最高。カキが採れるらしい。一応Reserve(保護区)ということになっている。

昼過ぎに宿を出て、サーキュラーキーに出ると、Overseas Passenger Tearminalに豪華客船が。Carnival Spiritというマルタから来ている船らしい。
_5053695
_5053647
_5053651
_5053649

この日の一つの目当てはシドニー現代美術館。通称MCA。常設展はやってないようで、この日はKader Attiaというフランスのアーティストの特集とオーストラリアの若手アーティストの展示がメイン。アボリジニアル・アートもある。現代美術しかないから当たり前だけど、空間を大きく使ったインスタレーションとかが中心。そんで意外とコンセプトとか思想的背景が強く出ててわかりやすいのが多い。僕は空間的想像力が著しく欠如しているので、なんでこういう表象に至ったのかはよく分からんけど、言わんとしてることは分かるよ、的な。これまた入場無料で2時間ぐらい楽しめてしまった。1階にある売店はお土産とかガイドブックもあるんだけど、専門書の品揃えが凄かった。
_5053663
_5053670
_5053672
_5053677
_5053682
_5053692

MCAのあるロックス地域はシドニーの最初の開拓地で、典型的な旧市街。石造りの年季の入った建物にカフェ・バーがたくさん入っていて、金曜日だったのもあって、夕方でもえらい賑わい。ドイツのアルトシュタットを思い出すなあ。とか思ってたらバイエルン風の衣装来た店員さんがいて、店の名前見たらMUNICHとか書いてあったりね。
_5053713
_5053736
_5053704
_5053712

ハーバーブリッジへ。
_5053729
_5053722
_5053728

天文台のあるオブザーバトリー・ヒルに辿り着く。ちょうどマジックアワー。
_5053742

_5053756
最後にフィッシュアンドチップス。20時50分の飛行機へ。シドニー4日間おしまい。

ガイドブック的な観光なら子どもの頃にさんざんやってたし、10年前にUK行ったときにしても、1人で行きはしたけど現地では集団行動してたので、2週間いてそういう時間が取れたのが最後の日だけだった。だから今回は自分の足で歩くことがテーマだった。だいたいあまり計画性もなくフラフラと写真撮ってただけなんだけど、そこそこ充実させられたかな。ただ、10年前と比較して予想以上に英語力とコミュ力が無くなっていたので、次どっか行く時はもうちょいなんとかしよう(笑)

シドニー3

適当なケバブ食って出発。ビーフケバブというのがチキンケバブより安かった。

この日は最初にカメラ屋でフィルムも調達しつつ、タウンホール方面から歩いて写真撮っていく。

_5043500

_5043496

_5043505

西のほうに歩いて、ダーリング・ハーバーに着く。周りはサーキュラー・キーと同じようにレストランなんか並ぶ風景なのだが、こちらは大きな船が入ってくることもなく、観光地というか憩いのスポット的な場所らしい。水族館行こうと思ってたんだけど45ドルぐらいするので断念して、橋を渡って湾の向こう岸にある海洋博物館に入ってみる。なんと月の第一木曜は無料開放。このへんの開拓の歴史とかアボリジニの話。WWII後に呉でオーストラリア軍人と結婚してそのままこっちに来た日本人女性の話が面白かったな。インタビューの音源が残っているのだけど、戦後日本人の歌う「里の秋」はこのようであったか。キャプテン・クックの船のレプリカとかがあるんだけど、そっち入るのは有料でした。

_5043514

_5043508

南に抜けて、ウルティモ地区に入る。今までは煌びやかで賑わいに溢れた地域だったんだけど、ちょっと歩いただけでぐっと落ち着いた雰囲気の街に。

_5043516

_5043517

_5043524

_5043526

_5043519

シドニー工科大学の中のカフェみたいなとこで食ったパスタ。学生が全員MacBook持っててビビってしまった。

_5043527

この辺のメインストリートに沿って歩くと、この日の目的地、シドニー大学がある。これまた立派な建物。これも例によって元ネタを見たことがあるにはあるんですが、カレッジ制ではないので一つのキャンパスが広大。モダンな建物もあり。この日はある学部の卒業式があったようで、学生の家族と思しき色んな国の人がいた。夕暮れ時ということもあるんだけど、全体に落ち着いた空気が流れていて、それが周辺の街のカラーにもなっている。だからケンブリッジに近いかもね。

_5043541

IMG_4487

_5043536

_5043547

帰りはチャイナタウンを抜けて中心部に戻ってから、中央駅を越えてサリーヒルズ方面へ。飯どころを探してたんだけど、このへんはだいぶ盛り上がってる若者が多くアンダーグラウンドな雰囲気。もう日も落ちてたしあんまし一人で歩くところではなさそう。タウンホールからは歩いて20~30分ぐらいだと思うけど、こんなに街の空気が違うとは。昼時に来てたら写真撮りたかったな。結局いい所がないので、中央駅近くでステーキ。13ドル。固い!

_5043557

_5043558

_5043560

歩いた歩いた。

シドニー2

9時半ぐらいまで寝てた。

_5033422
朝はベーコンエッグサンド。

2日目はフツーに観光ぽいことを。

_5033423市街の中心部。ハイドパークへ。アンザック戦争記念碑がある。第一次世界大戦の戦没者のための慰霊碑。ANZAC軍がトルコに上陸してWWIに参戦したのが4月25日で、1週間前はここで式典をやっていたということで、ちょっと逃したけどタイムリーではあった。

_5033424ハイドパークを抜けて、セント・メアリー大聖堂へ。壮大な建築ではあるが、ゴシックリヴァイヴァルなので歴史はそんなに古くなく、今の姿が完成したのは20世紀に入ってからのようだ。ケルンとかと比べると装飾はシンプルで真新しく、味気ないといったら味気ない。中のステンドグラスや宗教画に描かれている文字もラテン語ではなく全部英語なので。。。これはわかりやすい(笑)ヨーロッパにいたときはどこに行っても教会があって、どこに行っても入ってみてたから、懐かしい気分。大聖堂の前の広場は広々として快適。

_5033426これはぱちもん。こっちが15年前にみた本物。

_5033430すぐ近くのハイドパークバラックスと呼ばれる建物。18世紀に囚人の収容所として建設されている。シドニーは流刑植民地であったこともあり、現在のシドニーの原型を作った人々の痕跡がところどころにある。収容所のあとは女性のための保護施設であったり、裁判所であったりと変遷を重ねており、内装や設備はむちゃくちゃな継ぎ接ぎが多い。先の大聖堂とはそこまで歴史的には変わらないのだけれど、生々しさのぶん歴史の蓄積が迫力をもってのしかかってくる感じ。囚人用のハンモックは意外と寝心地がよいです。

_5033427
_5033429昼飯は飲茶。ウェイターが料理を乗せたカートを引いて次々やってきて、これいかがですか、と聞いて回る不思議なスタイル。うまかったのだが、写真映えしない気がしたので写真を撮ってなかった。

_5033445サーキュラー・キーからフェリーに乗ってマンリーへ。湾の中は穏やかで心地よいのだけど、外海に面した場所に来るとすごい波。道中ヨットもぷかぷか浮いてたけど、ヨットで太平洋横断とかただもんじゃないな。30分ぐらいで到着。シドニーのビーチスポットといえばマンリーらしいのだが、もうシーズンは終わってるのでちょこちょこサーフィンしてる人がいるぐらい。秋の海ものどかでよいです。
_5033458
_5033462
_5033464サーキュラー・キーに戻って、シーフードを食べる。とりあえずカキは食べておこうということで。。。
_5033482
_5033485
_5033486
この日だけはいい感じに観光さしてもらいました。