岡部チームA「目撃者」公演 西川怜 生誕祭 2021/11/22

2週連続でチームA公演!先月めっちゃ公演入ってたけどこれはさすがにうれしい。

入場は12巡で特になんとも言えない順番。立ちセンブロ2列目の下手0.5あたり。前回は3列目ドセンだったので、見晴らしはいいけど景色はそんな変わらないかなー。この公演は怜ちゃん生誕ということもあってか、3月に見た目撃者とメンバーがほぼニア。個人的にはこのメンバーの組み合わせが今AKBで一番面白いと思っていて。特に公演のメインどころを張る鈴木くるみ・田口愛佳・佐藤美波・西川怜の並びが最強すぎます。

「前人未踏」の大サビや「憧れのポップスター」のAメロでこの4人がセンターに集まったときの、ここから何か大きなことが始まっていくようなワクワク感はとても化学反応的で、これだけ人数がいるこのグループでもここ以外では類を見ないもの。「美しき者」のAメロでこの4人が一節ずつ歌を繋いでいく様はちょっと華がありすぎます。この中で選抜は怜ちゃんだけですが、まったく遜色ないような燦然としたスター性をそれぞれが放っている。この公演の初日であればここの並びはゆいゆい、みーおん、れなっち、麟ちゃんの4人で、もしかすると今でさえチームのファーストチョイスとしてはこの4人になるのかもしれないですけど、彼女たちとは少し違った別のベクトルの(これほど若い構成にもかかわらずしっかりと確立した)回答をこの日のメンバーは提示してくれます(ゆーて8人公演で麟ちゃん見てないですが)。

長く公演を続けていることで全体的な公演の表現の仕方や流れの緩急は円熟した段階にありつつ、期も近く関係性がまとまっていることもあって若さが全然ハンデにならない。さらに一人あたりのウェイトが大きい8人公演であることも手伝っての、個性出まくり超々魅力的な公演。公演が始まって3年で、公演が育つとはこういうことなのだなーと思わせられる。それ以前に4年も新メンバーを入れていないグループで6/8がJKというのはまじで奇跡。これを今見れているのは幸せとしか言いようがないですね。とんでもない公演が起きていますよいま!(壁抜き)

まぁそんな御託はいいんですが、この日は美波ちゃんの可愛さが限界突破していました。可愛すぎました。髪はハーフツインにしていて、お顔もますます愛くるしく、しかしそれだけでなくやはり美波ちゃんは声もポイントだと思います。あの少し息が抜けるような柔らかい声が一つのキャラクター性を持っていて、目撃者というドラマチックな公演の中で存在感を放っている。あとMCでも「陰キャだかられいえりまなずんの輪に入れない」みたいなことを言っていて、それ自体もめっちゃ可愛いのに、「摩天楼の距離」とか「ずっと ずっと」とかでキラッキラに溢れる笑顔で楽しそうに踊ってるギャップとか、そういう総体(?)としての美波ちゃんが可愛いわけです。いやまじでこんな可愛い陰キャおる!?

あとはA公演では久しぶりにお目にかかった愛佳ちゃんもやっぱりいいなーと。ペア公演でも見ていたけどやっぱりこの舞台でこそ輝くものがあります。「Pioneer」とか、これまた3月以来に見れた「愛しさのアクセル」とかで醸し出される、孤高の気高さがすばらしいし、チームAらしいとも思う。まなくるは最近不仲(?)らしいですが、2人が並んだ時の互いを補完するようなバランス感覚も最高。パフォーマンス力だけでなく、MCをちゃんとまとめて落とせる存在でもあって、末はキャプテンか総監督かと勝手に期待してしまうものがあります。最近選抜のアンダーで音楽番組に出ているのは本当に嬉しいですね。「根も葉もRumor」も大サビで0番に回るあたりはある種の風格すら漂っています。

パフォーマンス面で愛佳ちゃんとタメを張るのがやはりこの日の主役の怜ちゃんであり、毎回言っているのですが全ての動作と表情が可愛くて全く目が離せません。一瞬一瞬の密度がとにかく半端なくて、今を最大限に楽しんでいる。「摩天楼の距離」でめいっぱい全身を使って楽しいという感情を迸らせる姿には感動すら覚えます。どうしたら一つの動作にこれほどまでに可愛さを詰め込むことができるのか…複雑系とも言うべき小宇宙を感じざるを得ません。怜ちゃんは昔から大人っぽいと言われることが多かったと思いますが、最近はそのあたりが一致してきたというか、めちゃキャピキャピしてるのがいいなーと。生誕祭の言葉を聞いていてもファン想いのTHEアイドル。ツアー選抜やIxRに選ばれながら57thで選抜入りがならなかったときはものすごく高い壁に感じていましたが、今やそれも乗り越えて更に魅力を伸ばしていっている怜ちゃん、本当に選抜に入ってくれて良かったです。これからも見ていきたいなー。

岡部チームA「目撃者」公演 2021/11/15

4ヶ月ぶりのチーム公演、5ヶ月ぶりの目撃者。今年の3月に入ったときのほうが1年ぶりとかだったけど、今回は5ヶ月の間に劇場にたくさん入ってたからかめっちゃ久しぶりに感じた…。メンバー的には3月ほどではないもののだいぶフレッシュ寄り。

だいぶ気合入っていたそばからビンゴは準優勝なのでした。というわけで立ちセンブロ3列目ドセン。立ち位置的には悪くなくて、というのも何恋公演で会いまくったおかげでくるちゃんのことを完全に好きになっているので(ちょろい)、概ね0番付近にいるくるちゃんとけっこう目が合って楽しかったー。この日はどの曲もすごく熱っぽく演じていたのが印象的。いつ見ていても憂いの色を含む表情をしていて、この公演の主役にふさわしい影をもっています。「前人未踏」の大サビで三角のフォーメーションになるところで真ん中に来てチームAを率いるくるちゃんの迫力は凄かったです。からの、「憧れのポップスター」で指差し頂いたのでまた好きになってしまったわよ。3列目捨てたもんではない。「美しき者」とか「アイヲクレ」なんかも、以前ゆいゆいやみーおんに感じていた気品のようなものを、くるちゃんにも感じて仕方ないわけですね。「♪I can’t do 私はできない…」で視線を落として首を振るくるちゃんが切なくて胸が苦しくなるものがあります。お姫様すぎんよ…

お姫様といえば、「腕を組んで」の美波ちゃんがまったく新しい曲のイメージを作っていました。生まれてからお城から出たことがなくて、遊び相手がぬいぐるみしかいないようなお姫様の少し気の強い自我みたいなものが溢れ出ていて、しかもあのキャラ声も相まって、この曲で過去一と言っていいぐらい引き込まれた。あとこの曲はなづなんの侍女感もいい(笑)美波ちゃんは目撃者公演の本編で見るのがまだ3回目ぐらいなんですよねーもっと見ていきたい。

それとですね、8人公演のこのメンバーの場合、怜ちゃんと美波ちゃんがシンメで同じ歌割を歌うことが多いのですが、この2人の混ざり合う歌声がとにかく甘くてドリーミーで聴くたびめちゃくちゃに酔いしれてしまいました。「☆の向こう側」とか「ずっと ずっと」なんて、歌声がキラキラ光っているのが見えるわけですよ。これぞアイドルの歌だなあと。

怜ちゃんは相変わらずアイドルダンスの魅せ方がうますぎます。「摩天楼の距離」とか見ていても、ほとんどすべてを可愛さにチューンした踊りという感じ。そんな怜ちゃんがこの日ラストの新曲「根も葉もRumor」でセンターをやっているわけですけど、怜ちゃんの動きの激しさが尋常ではありません。めちゃめちゃ動いて動いて振り切っています。そこに怜ちゃんにしか出せない青春の爆発力とか、今を生きるアイドルの刹那的なイメージがある。怜ちゃんと対照的なのがみうちゃん。みうちゃんといえばしなやかなダンスですが、この公演通してと「根も葉もRumor」までを見ると、常に各立ち位置においてとてもどっしりと構えていることがわかります。まるでステージに根を張っているようにブレない軸を置いて、極めてコンパクトにスマートに踊っており、みうちゃんだけを一人見ていても高い完成度を感じます。この日に関してはこの2人のコントラストがとても印象的でした。いやーこれは見る価値のあるパフォーマンス。チームAはアンコール衣装が制服なのもいいですね。

ハートのポーズ

やっぱりこの「目撃者」という公演が好きだなあと改めて。これほどまでに曲から曲へ、ブロックからブロックへと高揚感が持続し増していく公演はほかにないです。これだけ回数入って見ててもまだまだ見たいと思わせてくれます。また近いうちに入れますように。。。

「何回だって恋をする」公演 2021/10/30

10月ラストに最後の一押しということではるかおりペア2回目!でしたが、11月からはチーム公演に切り替わるということで結構人も多くて、キャン待ちで対外入場だったのでした。対内で繰り上がった人たちは1巡と2巡だったので完全にキャン待ちドリームだった…。

というわけで上手の立ち3列目柱4あたりから。視界が微妙すぎるので限られた情報でという感じですが、この日は香織ちゃんの印象が強かったなー。この日が彼女の23歳ラストの公演ということもあるのか、すごく力が入っていたような気がしていました。めっちゃ動く(笑)「投げキッスで撃ち落せ!」のサビ終わりで跳びはねるの可愛い。そんな中でもいつでもニコニコで客席のほう見てくれるので心が洗われます。「君は僕だ」は曲自体がそういうコミュニケーションの場になっているような感じがあるなあ。「虫のバラード」も前聴いたときより低音が効いてきていて、かつ生々しい感じも変わらず活きていてすごく良かった。はーちゃんを満足に見れる場面があんまりなかったですが、なんとか見れた「投げキッスで撃ち落せ!」の細かい身体の使い方は彼女らしくてよかった。一つの振りに対する情報量が多い。2日前の公演で書いた「夢を死なせるわけにいかない」への転換はたぶんはーちゃんも迫力あると思うのだけど、結局前方席で見れなかったな…。「月と水鏡」なんかも表情は窺えなかったですけど、歌声はとても鮮やか。音から音への移行がとても滑らかなレガートになっていて、穏やかな川の水面を感じさせます。ついつい目を閉じて聴いてました。

この公演中にひとつ思ったのは、普段はタイプは違えどほんわかおっとりしている2人ですが、パフォーマンスにおいては正反対の見せ方をしているということ。前にも書いたように、はーちゃんはあたかも自分が曲の主人公であるかのように振る舞う大胆さがあり、それゆえ曲によって見せるキャラクターが全然違って、その振り幅が魅力かなと。対して、香織ちゃんはある程度どの曲でも普通の女の子が曲の物語に迷い込んだような、そんな設定(笑)を想起させるのですね。歌詞に対してすごく等身大の反応をしていることもあるし、香織ちゃんのセンスオブワンダーが発揮されて、オズの魔法使いか不思議の国のアリスでも見ているかのような感覚になることもあります。だからこの公演で言えば、上手と下手で見ているとはーちゃんが前にいる時と香織ちゃんがいる時で視える世界がくっきり違っていて、それがこのペアのカラーになっているのが面白かったですね。もっと見たかったなー。

終業式のときに撮る写真のポーズ

この日はいちおう一区切りということで「となりのバナナ」でも終業式のネタをやっていたのでした。何恋公演は2か月間で9回入れて、だいぶ楽しんだなという感じ。人数も少ないし時間も短いけれど、一人一人の個性に深く接することができたことは収穫でした。最初から狙っていたわけじゃないですが、何恋に出演してる16期生は全員見れていて、もっと入ろうと思えば入れたかもですけど、結果的に16期に絞って見れたのは自分の中では良かったんじゃないでしょうか。なんだかんだ言って一番楽しかったのはなーみんのいた初日公演かなと思います。推しがこの公演に出てるという人には結構幸せな期間だった。とはいえそれも1ヶ月以上前でそろそろまた会いたいというところなので、あとはチーム公演で。予定わかんなすぎて入れるのか全然わかんねえ。