伊波杏樹ソロイベント。通称メルボヤ。夜の部。
初めて来る品川グランドホール。ビルの中にある。普通のイベントホールなのでどのあたりがグランドなのかわからんが。イベントで品川来るの4年ぶりくらいだ。
伊波さん影ナレでタイトルを読んで早速噛む。最後にもっかい噛む。影ナレ苦手になってるのでは。登場BGMが貴重な持ち曲のGood Shepherdだった。杏ちゃんは花柄ワンピで登場。「ソロイベントだから着たい服着てる」。髪は編み込みハーフアップ。いかつめ(本人)な。さっき噛んだタイトルについては「おしゃでしょ?」。なまえがフランス語のangeから来てるのでそこから。最高の旅。杏樹という名前はお母さんが考えたそうです。ステージ後ろにいつの間にかいろいろ小道具が用意されており、なぜかピコピコハンマーとかハリセンとかが置いてある。「ツッコミだと思われてんのかな?」。一緒に置いてあった自撮り棒でワンショット。持ち方がぎこちない。ちなみにピコピコハンマーとハリセンは結局イベントで使われなかった・・・。自己紹介代わりに履歴書がスクリーンに。今年身長が1cm伸びて158cmになったそうです。「ケンタッ〇〇すき!ほぼ言っちゃってるけど(笑)」座右の銘だけ隠れていて、知ってる人ー?日々精進!ってやる。
今日のイベントはSMA VOICEのファンクラブの開設記念も兼ねているということで、杏ちゃんのページのオープニングセレモニー。サイト名はInamin Town。「いなみタウンじゃないんです。いなみんタウンなんです」。ハチメチのラジオでもいな民って?みたいなこと話してたけどその後ずっと気になってたようで、「公式化してもよろしいでしょうかー?」。読み方はピクミンと同じイントネーションのほうが多かった。「昼はポケモンのほうが多かった。今日はポケモンで行くね♪」。ちなみに僕はビタミンと同じイントネーションで読んでる。ということで、テープカットで開設宣言。いなみんタウンの各施設、もといコンテンツ紹介へ。指さし棒の感じが杏ちゃん大好きなあれに似てる。同じ日に35周年のやつ。まずは学校でクラブ活動。勉強が苦手ということになっている伊波さん「いつも勉強してるから!こう見えても・・・」。いろいろ挑戦していくコンテンツっぽいですが、今回はヘリウムガスで早口言葉を実演。それっぽいコスチュームがいくつか用意され、とりあえず青のジャージを選択。「絶妙にダサくない!?」名札は「3年B組 伊波」。ヘリウムガス吸うとやっぱりトーンが上がるけど、素でも出せないことない声ではって感じ。「どうもこんにちはこれがわたしの声です」。早口言葉は1回ミスったけど基本すらすら言えていてさすが。情報局の電波塔の絵について「めっちゃうまく描けた。」ラジオ局のネーミング(17.3AN)について「なんかありそうじゃない?思いついたとき天才かと思った」やたらと自画自賛が多い本日のいなみさん。次の実演はあん塾。これまたハチメチからの復活企画。やっぱ杏ちゃんの中であの3か月はけっこう思い出深いんだろうなあと思いもする。先ほどのコスチュームから「やっぱ短ランより長ランっしょ!」ってことで選択。ラジオのときと同じく塾長がよくわからない言葉についてテキトーな見解でお茶を濁すのだが、イベントなので客にとりあえず同意を求める(笑)エモい→「エンターテインメントに萌えるってことでいいんじゃないか?」 ロールアイスクリーム→「ソフトクリームのことだ! 」好物にお米か白米かご飯かどう書けばいい?→「玄米を食べろ!」Amazonの箱がでかい→「楽天使えばいいんじゃね?」スポーツでMVPって何の略?→「まじでビクトリーなパフォーマー」。だいたい合ってるな。最後にあん塾の看板に塾長自ら揮毫。午前の部で「あん」だけ書いた状態で、午後の部では「塾」の字を書く。漢字なのでよーく確認して書きます。上二文字がやたらと大暴れしているので難しそうだったけど、けっこうバランスが取れていた。1回冷静になって書いたなって感じ() そんでグッズ紹介。ああいう形のライトはSMAのお得意なのかなあと思ったりもするけれど、製造元がルイファンジャパンだったのは知らんかった。客に振らせて「エレクトリカル・・・みたい。言ってないから大丈夫!」収録してますよ!CDの中から愛があれば大丈夫を1曲だけ鑑賞会。原曲のザ90sなアレンジも好きなのだけど、シンプルピアノロックな杏ちゃんバージョンはライブでバンドを従えて歌う杏ちゃんの姿がすぐ想像できる。「いい歌詞・・・。恋愛の歌だけど、わたしがみんなに対して言ってあげたい。悲しいとき落ち込んだときに。”地球の無くなる最後の時まで/あなただけ見つめ生きていたいのよ私”って歌詞がすごく好きで・・・。一つ一つの歌詞をみんなに届けたい」。その届け方・・・伝えたいメッセージを、大好きな歌に乗せて形にすることができるあなたのことがうらやましいよ。「家に帰っていいスピーカーで聴いてください」。実は物販終わった後1回帰ってもう聴いていたのだった。一旦お着替えタイムで、VTRはブロマイドのメイキング。はじまりがいっぱい。
ライブパートは杏ちゃんのソロといえばこの曲、LOVE★DON!!から。コールしながら振りコピしちゃうけど。この曲はライブ収録のMVがあるわけだけど、当時と比べると一つ一つの動きが躍動感を増していて、よりパフォーマーらしくなっている。それでいてCDより伸びやかに響く高音がいい。続く曲は・・・RIOT GIRL!?!?! これは我々の世代の曲ですよ。杏ちゃんがリスペクトしてる人の歌。色々思い出しちゃったりしましたが。結局ライブで聴くことはなかったから、10年越しぐらい聴いたのが杏ちゃんの歌によってということになった。God knows…はみんな歌うからこっちでよかった。上手へ下手へ行って盛り上げる。跳びたいけど跳び禁。MCで衣装について。ライブパートからはリボンアレンジされたイベントTシャツ黒とお花があちこちについてピンクのチュールスカートにチェンジ。この衣装でさらにロックめに。これまた懐かしい映画の歌、GLAMOROUS SKY。伊波さんのファン層知らんけどアラサーに優しいな。サビでファルセットを使わずに歌っていて印象がちょっと違う。でもこの曲のエモーショナルな部分、ノスタルジックな部分はそのまま表現される。そういう要素が意外と杏ちゃんの歌声とマッチしてるかな。次のMCはソロCD NamiotO vol.0.5について。「松田聖子さんの歌は自分にとってはすごくキーが高くて・・・でもいろんな役を演じてきてその中で成長できた今だから歌いたいと思った曲です」。シングルから赤いスイートピーを披露。僕も聖子ちゃん好きなので、いつか杏ちゃんの聖子ちゃんカバーを聴けるのを楽しみにしていました。この曲も、10年前にあるライブに行けなくて聴き損ねた曲だったりもする。新しい季節の訪れ、少女が一人の女性へ移り行く一瞬。始まりのときにぴったりのこの曲。I will follow youってのは僕が言いたいセリフですけど。確かにキーはちょっと高いのかもしれないけど、そのほうがより感情に表に出るというのもあって。歌の強弱のつけ方で、彼女がこの曲が大好きなのもわかるんだ。最後の曲は「わたしが今本当にみんなに伝えたい気持ちを、この曲の歌詞に込めました。坂本九さんへ敬意を込めて歌います、心の瞳」。500人ほどの会場で、オケもピアノだけ。それでも真っ直ぐに前を見据えて、途方もない広がりをもって、暖かく心の内に届く歌声。この暖かさが、彼女がいつも言う「愛と想いやり」なんだ。ここで聴いてから、この曲のメロディが頭の中でずっとリフレインしていて。大変な歌を聴いたと思う。すごくプレシャスな時間、愛おしくて尊い体験だった。
初のソロイベントはかくして終了。「ありがとうはこっちだよ・・・」というのは彼女の口癖になってきてるけど、今回は本当に、こっちから感謝を伝えたいという一心で出来上がったイベント。もらったものが多すぎる。たぶんこのイベントでもまだ足りないくらいなんだと思う。それをステージでのパフォーマンスで示すことが彼女らしさで、伊波杏樹が伊波杏樹でいる理由で、その中で自分がいままでの活動を通じて培ってきたもの、努力してきたもの、(自惚れた言い方だけれど)僕らが伊波杏樹にもたらしたもの、その全てを「素の自分」で表現することに、彼女にとっての大きな意味があった。シングルに入っている3曲は、過去の名曲の言葉を借りつつ、彼女の表現を通して、すべてファンへの想い、関係性、つながり、絆の歌として聴くことができる。僕が彼女のことばかり考えているように、彼女もまた、僕らが彼女に与えたものを大切にしていて、かけがえのない存在と感じてくれていて、響き合う関係でいたいと思っていてくれることが、この3曲を聴くことで手に取るように伝わってきて、それがたまらなく愛おしい。
個人的には、2か月前の台北からこのイベントの日が来るまで、とても苦しい期間でした。舞台も見られないし、彼女のことを何も知らないし、後悔のないように精一杯やってきたつもりだったけど全然足りてなかった。そんなことを考えてたけど、このイベントに来て色んな想いを返してもらって、今まで以上に自分から伝えたいこと、届けたいものを形にしていかなきゃと感じています。犠牲にしなきゃいけないものも多いかもしれないけれど、それでも伊波杏樹という人についていきたい、彼女にとっての何かであり続けたい。そういう決心のついた4月15日でした。
月並みだけど・・・幸せ