誰も自分を知らないところへ
シドニーへ。行くのを決めたのは1週間前です。1日22時の飛行機で出発。日本を出るのは高校生のときにイングランドに行って以来なので10年ぶりになる。5年前に作り直したパスポートがやっと役に立ったよ。行きの飛行機は機内食の海鮮丼が半端なくうまく、幸せに包まれながら寝た。
着いたら朝の9時ぐらい。とりあえず荷物起きに電車に乗って宿へ。宿の近くでピザとコーヒー買って軽く朝食。シャワーなんかもしつつお出かけ。定番なんだけどオペラハウスに最初に来た。ガイドツアーと、夜には小劇場でオペレッタを見る。このオペラハウスはデザイン先行みたいなイメージもあり、実際考案段階ではその通りだったらしいのだが、コンコースは開放的で快適そのものだし、大劇場は外見のイメージを引き継ぎつつもっとも配慮しているのはその音響効果である。外身と中のホールの設計者は違うらしいんだけどね。ツアー終わったあとにバーで昼飯。オージーランプステーキ。すんごい肉々しい。
近くのボタニックガーデンで昼寝なんかもしつつ、タウンホール方面に移動して写真撮りながら歩く。おほーたのしい。歩いてたらセブンイレブンがやたらとあったり、ほかにも無印良品にユニクロにと日本のお店が多い。ただでさえアジア系の観光客が多いので、海外気分感じたい人にはどうなんだってところだけど、写真撮ってるとやっぱし空気が違う。撮りやすいとかそういう話ではなく、「ストリート的」な要素が豊富で身近にすぐそこにあるというか。歩きがてら、日本で買うの忘れてた35mmフィルムを探してたんだけど、今どきカメラ屋でさえチェキのフィルムしか置いてない。
オペラハウスに戻って、食堂でマッシュルームバーガーを食してからオペレッタの鑑賞。軽めのオペラみたいなもので、だいたいユーモア多め。全編英語で、小ホールということもあり演奏はピアノとヴァイオリンのデュオのみ。この日のはヨハン・シュトラウスやオッフェンバックから曲を引用していたようだ。お話としては結婚する予定の双子の姉妹の片方が海賊に攫われてしまって、もう片方が一人二役で結婚式とかをしのぐんだけど、そのうち色々バレてくる…というお話と解釈したけど多分間違ってる。コミカルな父親や結婚相手の一人のイタリア系軍人の役の人なんかがいい味を出していたな。ちなみに、このオペラハウスは服装はそれなりに自由らしい。大昔にフィガロの結婚を見たときはブレザー着て行ったっけ。休憩なしで1時間半ぐらい。
宿に戻ったのは22時。