もう先週の話なんですが、クリリン先生と飯を食いがてら大相撲3月場所の番付編成会議を。
1月場所は結局2人でチケットを取っているわけでもなく、千秋楽にしても急遽行った感じだったので、会うのは9月の14日目観戦以来でした。というわけで、昨年は千秋楽当日にやった番付編成会議をここらで開催。クリリン先生の快復祝いも兼ねて。秋葉原の全席個室の居酒屋だったんですけど、ワンフロアに3つぐらいの店がくっついて入っていてよくわからん感じでした。思えば昭和通り口右手の居酒屋の多い一帯のビルの店は初めて入ったかも。右手すぐのカラオケは以前はたまにお世話になったりもしてたんですが。居酒屋といえば、万世橋に向かう方の山手線の高架下の焼き鳥屋とかがあった一帯が全部パチンコ屋になっていてびびりました。そんなに秋葉原来てなかったか…。秋葉原へは神保町から御茶ノ水経由出でたんですけど、御茶ノ水も、私が通っていた頃は跡形もなかった聖橋前のビルがもう開業していて、だいぶ通りの印象が変わっていました。今回は見れませんでしたけど、交通博物館のあった旧万世橋駅にも新しい施設ができたようで、神田地域の変貌の激しさがありありと。
そんなこんなで番付編成会議。ワークシート完備という用意の良さ。焦点は小結で11勝をあげた栃煌山を関脇に上げるか否かということ。90年代から00年代前半あたりまではけっこう関脇が3人4人となるケースが多かったんですが、最近はさっぱり。そういえば2000年あたりなんて3横綱5大関に4関脇とかいた気がするんですが、あの頃の番付編成ってどうなってたんですかねほんと。最近の例は現在の3大関が昇進前に揃って関脇だった時期があり、これは琴奨菊と稀勢の里が関脇の地位で勝ち越しながら、鶴竜が小結で12勝を上げて起きたケースだった。今回は豪栄道、琴欧洲がともに勝ち越しながら、栃煌山は11勝。ここで考慮したいのは琴欧洲が大関から陥落してきたということ、大関が現在3人であること。ほんとのところを言えば、大関陥落というのは通常の番附降下とは違うイレギュラーですから、関脇に落ちる場合自動的に関脇の3番手として置くべきだと思うんですが、それに加えて小結での好成績力士がいるという今回の条件。2横綱3大関で、役力士が多すぎるということもない。というわけで、栃煌山を関脇に据えることで一致しました。もしかしたら西かも。
役力士が1人増えるため前頭17枚目消滅ということで、里山さんには涙を呑んでもらうことに。千代丸と照ノ富士の位置が近すぎるかとも思ったんですが、そこは妥協アンド妥協。幕内十両の、特に中位の兼ね合いってのは毎回悩まされますね。このあたりになると頭が疲れてきて雑談に入ったりする。そんな感じで妥協に次ぐ妥協を超えて出来上がったのがこちら。
中位はともかく、上位の顔ぶれはだいたいこれで合ってると思うのですが、これは3月が楽しみな感じですよ。初の上位圏進出を果たした遠藤を筆頭として、今場所活躍した玉鷲、千代鳳らもいる。隠岐の海、魁聖、栃乃若なんて大型力士もいれば両小結はサイズの小さい豊ノ島、松鳳山。遠藤は間違いなく両横綱との対戦圏に入るので注目せざるを得ない。今場所琴奨菊にあっさり敗れましたが、相四つの琴奨菊相手に左を差しに行くというのは相当度胸があるというか、まあ実際力量の差が出てしまいました。あそこは両手突きで一旦起こしたりしてから差したりするのが得策だったと思うけど、何にせよ立合いの圧力の弱さというのはさんざん指摘されているので、そこを改善しつつ、相手によってどう工夫をしていくかというのが上位戦に向けては重要でしょう。遠藤にはそれができる相撲脳があると思うんですよね。
そんで、こんなものまで借りてしまったという。
左3つは一昨年あたりに出たやつで、力士1人1人を取り上げて代表的一番を錣山さんが解説するというもの。残りはこれも数年前からやっていたベースボールマガジンの映像で見る国技大相撲シリーズ。これは時代・場所ごとに名取組をピックアップして収録してるもの。左3つをとりあえず見たんですが、収録取組は少ないんですが、こういう昔の力士の印象を親方が語るっていうのがなかなか珍しくて良いですね。北の富士編とかも作って欲しいかも。映像で見る~のほうは現在絶賛消化中です。こっちはものすごい。