秋場所14日目

7日目に続いての東京両国大相撲。今回は久々にクリリン先生と2人での観戦です。
2013-09-28 12.47.43
前回と同じく昼頃集合で、今回はいつだかも行った四川料理屋で昼食。四川料理っても担々麺ですけど。なかなか辛い。
2013-09-28 16.06.41
入場して席に着くとほぼ幕下に入ったあたり。この日は14日目ということで、だいたいの各段優勝は決定済みでしたが、それでも熱戦が何番かあって楽しめました。巨東が笹山に土俵際追い詰められながら体を入れ替え形勢逆転するものの、笹山が捨て身のうっちゃりで取り直しに持ち込んだ相撲、さらに琴欣旺が野上に懐に入られかけながらも右上手一本で残し何とか起こしてがっぷりに持ち込み寄り切った相撲などなど。大兵と小兵の真っ向勝負は幕下以下の魅力と言える。十両はなんといっても大道ですね!先週はあえなく黒星でしたが、この日は勝ってようやく5勝目。しかしまあ、大道といい若荒雄といい、阿武松勢は最近落ち込んでる感じですね。若荒雄も小結まで行ったのは何だったのか。

幕内にしても、この日は攻防のある良い相撲が多かったです。最初の玉鷲-豊真将も正面からの押し合い。若の里は絶体絶命の体勢から体を入れ替えて寄り切り。後半ではやはり豪栄道か。右でおっつけて上体を浮かせてからの押し。好調なのが分かる流れのある相撲でした。ただこの日残念だったのは遠藤が休場だったということ。相手が松鳳山となるとかなり良い相撲が期待できたのでもったいない。この日の相撲で安美錦もケガしたようですし、今場所は休場者が多かったのがなんとも。

この日のメインイベントは結び前、白鵬に稀勢の里。まあ、稀勢の里が13日目に豪栄道に負けた時点で趨勢という意味ではだいぶ白鵬に傾いてしまったとはいえ、横綱同士の取組以上にゴールデンカードといえる注目度。白鵬はいちおう右を固めて立ったものの稀勢の里の左のおっつけで右は差せず、結局左四つ。上手は取っていたものの深い、稀勢の里に下手を切られてさらに上手も取られましたが、今度は白鵬が左で掬って上手を切って体が離れる。どうやら白鵬は左四つに組んだときの対策というのをそれなりに練っていたようですね。そこから白鵬が張りに行くんですけど、これは先場所もやった悪手ですねえ。稀勢の里がこれに付き合ったから助かりましたけど。結局、廻しを探るものの取れずに叩きに行ってこれが見事に決まると。タイミングが良かったから決まったけど、豪栄道戦はこれについて行かれて負けてるわけで。稀勢の里としては、あの掬い投げで上手を切られるのはかつての把瑠都戦と同じパターンなわけですし、もう少しなんとかならんのかと。白鵬-稀勢の里は熱戦にはなるんですが、内容としては毎回しょっぱいような…。

これですんなりと白鵬優勝おめでとう!になれば良かったのに、なんと勝ち名乗りを受けてからの物言い。あるとすれば、髷を引っ張っていないか、叩いた反動で手が土俵を掃いていないか。なんか取り直しコールがちょっと起きてたけどそれは無いでしょ。説明によれば髷の問題だったようで、改めて白鵬の勝ち名乗り。しかし、この物言いのタイミングはなんとかしたほうがいいのでは。結びは完全に消化試合。
2013-09-28 18.31.14
その後は本当はこの日一緒に相撲観る予定だったクリリンの学生時代のサークルの後輩の方を加えて相撲茶屋寺尾でちゃんこ鍋。霧島はこれまで3回ほど行ってるものの、寺尾は初めて。入ってみると予想以上に狭めのお店で、霧島よりアットホームな感じ。塩ちゃんこうまかった。そこからまた今度は高田馬場まで移動して二次会的な感じに。タピオカパフェをつつきながら、積もる話もぽつぽつと。心をえぐられつつ、色々と喋って楽しかったです。11時過ぎまでお疲れ様でした。
2013-09-28 22.13.53

雑感・平成25年11月場所予想番附

今場所はこの日に限らず全体的に見ても攻防ある相撲が多くて見応えがあったんではないかと思います。内容的には上々だったものの、優勝争いがなあ。しかも、上々とは言いつつ、優勝した白鵬にしろ、優勝を争った稀勢の里と日馬富士にしろ、上位陣に関しては特に抜群だったというわけでもないわけです。白鵬は先場所から目に見えて雑な相撲も多い。日馬富士はもはや白星を取るのになりふり構ってない。稀勢の里は、特に琴奨菊戦と日馬富士戦、勝ってはいるものの、誰を相手にしても腰が立っていて左四つの形が良くない。左四つ右上手の十分の形にもかかわらず腰が割れないためなかなか土俵際寄り切れなかった豊響戦とか見てもよくわかる。前者の2番に関してはよく我慢して勝ったあたりは進歩といえるかもしれないが…。

やはり1横綱3大関を破った豪栄道の活躍が目立ったかなと。白鵬戦、安美錦戦の出足、稀勢の里、高安戦で見せた右からの攻めは光っていたと思います。しかし、負けた相撲の内容の悪さに関しては取り除ききれてはいないかと思うので、そこが課題かもしれない。今場所は11勝したものの、序盤に星を落としてしまっていて優勝争いには参加できていないので、来場所は白鵬、日馬、稀勢らと鎬を削って大関を目指してほしい。あ、あとカドヤンも頑張って。

そんな感じで来場所の予想番附。平幕で二桁勝ったのが豊真将だけとは…幕内上位、十両下位はなかなか強引編成です。
banzuke201311

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA