第5回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 決勝大会 個人戦

想い出の日本青年館

今年はけっこう時期がずれ込んだけれどやってきた歌唱力。今年も音楽を楽しんでいければという気持ちではあったけど、予選を見る限り今年はなーみんの目標がじゅうぶん見える位置にあるので、2曲聴ければという期待もあり。

なーみんは第1組なのですぐに順番が回ってくる。最終歌唱なので、そこまでの歌は聴いていたわけだけど、なーみんの歌い出しを聴いたら全然心配いらなかった。大原櫻子の「Close to you」はどこかで曲名は見たな……と思ったら前々回に2曲目に歌う予定だったと言ってた曲だった。暖かい光に包まれる曲のカラーがなーみんのボーカルにぴったりなんだよね。サビの後半の「過去を見渡せば ひとつずつ光って」というフレーズの、♪レ# ミ ファ# ラっていうホップステップジャンプみたいな音型が、この大会に挑戦してきたなーみんの今までと今日に重なったなあ。毎年毎年前に進み続けてるわけだから。この時点では何も決まってないけど、僕の中ではもうファイナリスト決定してた。

やっと聴けたなーみんの2曲目は「僕が死のうと思ったのは」だった。深海の中でも暖かく包み込んでくれるようななーみんの歌だったなあ。ここでの歌は完全に自信も感じられたファイナリストらしい歌だった。空気が変わったもんね。全然優勝はあると思ったなー。結果的には4位。4位だけどAKBの中では1位ということがめっちゃ嬉しいね。目標は達成したわけだけど、そうしたらまた上が見えてきて、歌に終わりはないねと。歌い続けるなーみんが好きだ―。

ところで、僕のこの第5回での大きな発見は岡田あずみさんです。予選で歌っていた「オリビアを聴きながら」での歌声の表情の可憐さがドストライクだった。中高音の真っ白さ、それでいて低音も明瞭に響いて、それら全ての音域にレゾナンスするビブラートがあまりにも心地いい。しかも決勝での選曲が「時をかける少女」(原田知世ver)で解釈一致にも程があった。最高です。あずみさんに限らず第2組は全曲バンドの演奏がめっちゃ楽しすぎた。

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