AKB48 THE AUDISHOW

お久しぶりなTDCホール

アイドルはなぜ舞台をやるのか?という問いに対して今ひとつ答えが出せないでいますが、今回に関しては会場のキャパシティをフルに使うための方便という面はあるようです。ともあれ何をやるのかよくわからなかったこのイベントですが、全7公演参加しました。(いちおう)舞台公演の全通は人生2度目ですかね…

イベント的には演劇要素はゆいゆいとなぁちゃん、ずっきー以外は思った以上にあっさりめで、その中で3つのオーディション、歌、ゲストパートが要になるので、演劇はむしろ幕間みたいな感じです。オーディションパートが想像以上に見てて面白かった。EKB, UKB, KKBとそれぞれ違うジャンルの中で、出演メンバー全員に必ずスポットライトが当たる見せ場があるのが大所帯アイドルイベントとして本当に素晴らしい。もちろんチームは回替わりなので、全公演見ても全く飽きが来ずに楽しめました。各メンバーの魅力がひとりひとり発揮されて、あの単独コンのあとのイベントとしてはとてもよかったのではないかと。レギュラーキャストの7人は毎回参加なので、ネタ作りがかなりプレッシャーになっていたようですが…。なぁちゃんとか毎回ネタ切れって言っていたし(笑)まぁこの企画は拍手の多寡はともかく、どうにかこうにか観ている人を楽しませようというがんばりがそれぞれに感じられるのがよくて。アイドルファンとしてはそういう部分を見つけてあげたいです。そういえば、千秋楽後に麟ちゃんが「個人的にあまり成長できなかった」みたいなことを言っていたのですけど、器用すぎるがゆえに元からある自分の引き出しの中でこなせてしまったということなのかなあとわたしは思いました。それを見せてくれるのもファン的には嬉しかったですよということは伝えたいなと。

それから、マネージャー役で出ていたバッドボーイズは当たってました。勝手を知っているベテランの扱いが長年の関係を感じさせて面白いし、バッドボーイズ時代のAKBINGOを知らない若手の扱いもツンケンしながらも暖かいのがこの人たちらしくて。またどこかで絡んでほしいですねえ。ゲストパートは最初は長い!って思ったけど、普通に話が面白いので段々楽しみになってた。おかずクラブのコントでめっちゃ笑ってた(笑)

ライブパートは1月のTDCのコンセプトを引き継いでという形で30分程度に縮小という形ではあったものの各チーム特色が出てこれも毎日楽しみでした。特に楽しかったのはSecond Generation公演。メンバーが強いのは言わずもがな、セトリは2018年以降の楽曲ということで、全てわたしがAKBおたくになってからの曲なんですよ。これは1月のおうちリクアワでも感じていたのですけど、自分も新曲として現場で聴いたりTVで聴いたりしていた曲を、多くのオリメンを含んで聴けるというのが体験として強すぎます。例えばこの公演で言うとチームBがやっていた2010-2012年ぐらいの楽曲もそういう記憶はないではないですけど、より自分に近く内面化されているものとしては2018年以降の楽曲とメンバーに勝るものはほかにありません。何せフォーメーションで次やる曲がだいたいわかる(笑)怜ちゃんセンターの「Generation Change」に始まり、ダンスパートやユニット、ようやく初披露となったまほぴょんセンター「想い出マイフレンド」などを挟んで愛佳ちゃんセンターの「センチメンタルトレイン」に至る構成も完璧です。個人的に「センチメンタルトレイン」はめちゃめちゃ思い出深い楽曲ですし、何よりセンターの愛佳ちゃんの表現力が頭抜けていました。これだけのメンバーの先頭に立つ意志の力強さと抱きしめてあげたくなるほどの繊細さと。なんという主人公感でしょうか。愛佳ちゃん、AKBにいてくれてありがとう…

セカジェネは内容はもちろん7公演で一番席が良かった(なお1バル6列目…)ので満足度が高すぎました。そのうえでフレッシュコンの発表もあり…まさに今のわたしが求めていたコンサート!!!外人4コマばりに拳を握ってしまった。世代的な区切りで唯一コンサートに出ないひななが皆に話を振っていたのが切なかったですが…。セカジェネのセットリストはここで披露されたもの以外はお蔵入りにはなるのでしょうけど、それに通じるものが見れればいいですね。まあチケット当てないとどうしようもないんですが、今のD2、16期、D3のメンバーでフレッシュコンが観れるのがとりあえずありがたくて仕方ないです。

そんで、最後に書いておきたいですが、今回この舞台イベントを全通しようと思ったのはレギュラーキャストになーみんがいたからです。去年2月のTinTlipの渋谷ストリームライブでやっていた「だらしない愛し方」のなーみんのセリフがめちゃめちゃ頭から離れなくて。だからなーみんの初お芝居は絶対見たいと思っていました。結果としてお芝居要素は1割2割ぐらいではあったのですが、心に残るミニソロライブもあり、毎日考え抜いて見せてくれたオーディションパートもあり、抽選の読み上げとかそれ以外の部分も含めて本当になーみんと駆け抜けた7公演だったという感じです。なーみんはこの1年ぐらいかけて自分にとってすごく大事な存在になっていて…それを自分で改めて認識したという意味で大事なイベントになりました。ミュージカルも行くし絶対フレッシュコン入るぞ。

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