握手会からの美術展からの握手会 – 横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」@横浜美術館

4月27日の話。連休初めからブルーノートでライブ見て一杯やりラーメン食べて終電帰りだったわけですが、翌日パシフィコ横浜握手会1部は無謀。と思ったら意外とスッと起きれた。アイドルと会えるの久しぶりだからかな()

言うてそんなに枚数はないのですが、1部ははーちゃんとさくっと話してサイン受け取ったという感じ。僕ははーちゃんに自分から名乗ったことはなかったのですが、MVPのTシャツのサインを書いたときに覚えてくれたらしくて、最近公演でも握手会でも名前を呼んでくれるのが嬉しいんよね。なのに最近公演が全く当選しないのでそんな話してた。

サイン受け取って一旦離脱してマークイズのブルーボトルコーヒーでブランチ、とも言えないような軽食。マキアートとチーズサンドとトマトスープ。サンドとスープけっこう美味。お店の中も明るくてもろもろ作業が捗った。

少しクイーンズスクエアのお店見た後に横浜美術館。横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」へ。横浜美術館のリニューアルもう終わったんや、と思ったら3年も休館していたときの顔になってた。

大震災のあと、民主主義・資本主義、大量消費社会の軋轢、性・人種・民族をめぐる闘争などなど吹き荒れる世界のなかにおける芸術みたいなところでしょうか。はっきりとした主題・主張をもったキュレーション。僕はどっちかといえば、戦争や特定の政治体制そのものに対してダイレクトに強烈にプロテストする芸術というよりは、後から顧みたときにそれ以後にしか生まれ得ない何かが浮かび上がってる、っていうほうが好きかな。それはなんというか社会学的なアプローチでもあり。そういう意味では中盤の「流れと岩」と題された章でのプリミティブなインスピレーションがほとばしる作品群が楽しかった。この時代だからこそ生まれる衝動のようなものに突き動かされて、それがまた時代に影響をおよぼすエネルギーに変わる。そういうエネルギーを信じたい。

日大講堂として使用されていたころの旧両国国技館の写真があった
アボリジニのアーティストによる作品。シドニーの現代美術館思い出す。

サウス・ホーによる雨傘革命後の香港の静けさをとらえた写真群を見てて、僕らの世代の革命はこれで終わったんだよな、と感じても、それでもなお。

美術館をあとにしたら良い時間になってたので、パシフィコに戻って6部の握手に向かうのでした。彩音ちゃんと最近公演当たらねーという話。ラスト美波ちゃんとは今日も可愛いねえという話(毎回してる)とサインに書いてあった言葉について。朝読んでて嬉しかったんよね。バブルワッフルも食べて退散です。

MEMORIES of HIROTAKA IZUMI T-SQUARE Family plays the great works of Hirotaka Izumi @ブルーノート東京

GW初日というか突入前最初に南青山はブルーノートへ。この時期恒例になってきた和泉宏隆トリビュートライブ。この一年のT-SQUAREのライブはフュージョンサミットや年末公演でちょくちょく見てるけれど、則竹裕之・須藤満のリズムセクションが久しぶりに聴きたいなあと思って初日公演2ndセットを選択。

開演30分ぐらい前に到着して、座席はアリーナのテーブル席の上手側。前に渋谷公会堂の最前で見たことあったけど、ブルーノートだと最前じゃなくてもその時より近いので助かる。

開演の20時半になると暗転。最初は和泉さんのメモリアル映像から。いろんな年代の和泉さんがいたけども、1988年の全米横断ツアーのころの写真が中心だった。こういうスチルからだけでもこの頃のバンドの勢いがわかるからものすごい。BGMはちょうどその頃に書かれた弦楽合奏曲Elegyで、これは個人的にもピアノでよく弾く曲なのでしみじみと来てた。

メンバーが全員登場して、初っ端がLabyrinth of Loveだったので仰天。これってアルバムNaturalのツアー以外でやったことあります?2人ユニット時代にやっていたような違ったような。イントロ〜Aメロにかけてのシンセフレーズが印象的。さらに驚きだったのが伊東たけしがEWI1000でなくNuRADを使っていたこと。まあさすがに40年近く前のウインドコントローラーより取り回しは100%いいよね。音源はどうセッティングしてるのかわかりませんが出音も明らかにEWIよりいいし吹きやすそうだった。

同じアルバムからWhite Maneとかも、マスターピースだけど意外とやらないイメージの曲なのでイントロ聴いてにやり。これはもう、須藤さんのベースソロが聴けて感無量でありました。続く外薗さんのアコギソロは優しく聴かせるフレージングでスムーズな趣。中期のラリー・カールトンみたいな感じでよかった。

須藤さんが則竹さんに「当時ライブでやったことないよね?」と確認して始まったRachaelもレア中のレア。アンビエントなピアノとギターのうえで朗々と歌う2サックス。そして曲の進行とともに緊張感を高めていくドラムとベース。基本余白が多い曲だけに、とりわけ終盤のサビ〜サックスソロにかけての須藤さんと則竹さんによる空間の埋め方はリズムセクションの練度を感じさせてとんでもなくカッコよかった。今日の公演に来た理由がここにある。

Breeze and YouとかEl Mirageは定番の曲だけども、白井さんのやりすぎなくらい音数攻めのピアノソロはライブ感あって良し。上手側で須藤さんの目の前だったんで、El Mirageとかはベースリフ聴きながら須藤さんの動きも含めて釘付けで、体がもう完全に音楽に動かされてた。

締めはOmens of Love、アンコールに宝島と、押さえるとこも押さえてのライブ。宝島はライブではいろんなアレンジでやってるけども、テンポが原曲に近くて、しかもオリジナルで叩いている則竹さんのビートでめちゃくちゃノれた。それぞれの曲で原曲のギターソロやピアノソロのフレーズをコピーしていたのも暖かったな。距離感近く音楽も楽しんで食事も堪能して良き時間でした。

この日のオリジナルカクテル “TAKARAJIMA”

Setlist

  1. Labyrinth of Love
  2. Anchor’s Shuffle
  3. Dandelion Hill
  4. White Mane
  5. Rachael
  6. Twilight in Upper West
  7. Breeze and You
  8. El Mirage
  9. Omens of Love
  10. 宝島

沼津三島2024春 安田屋旅館に泊まる

久しぶりに旅行らしい旅行ということで、沼津に行ってきたのでした。いつもなら感覚的に沼津は旅行に入らないというか、この半年で行くのもすでに3回目だったりするけど、今回はF研勢と総勢5人で内浦三津の温泉旅館安田屋に泊まろうというのがメインの企画。

まずは11時に三島で集合。その前に僕は髙橋彩音ちゃんとのオンラインお話し会のために小田原駅改札内のブースへ向かっていた!熱海だと改札外しかなかったっぽいので小田原。JRのブースは旅行中とかだとまーじで助かる。サクッと話して東海道線で三島へ。くらくさんは最近また時たま会うけど、F研勢の忘年会以外の催しに行くのが結構久しぶりかもしれない。

集合後は三島界隈を散策しつつうなぎ桜家へ。三島って沼津でホテル取れなくて三島泊まる、みたいなことがだいたいで、思えばじっくり歩いたことはなかったなと。そこらじゅうに水路が張り巡らされていて、せせらぎの音を聞いて歩いているだけでも心地いいもんでした。緑も多いしね。

桜家で整理券を受け取ったあとは同じ通りを上って三嶋大社へ。こっちは嶋の字。庭園が立派で、1週間前だったらめちゃくちゃ花ざかりだったことでしょう。ふだん神社来てもお参りしないのですが人と来てるので久しぶりに。

オタク絵馬を探したがあんまりなかった。日向坂関連の絵馬がなぜかいくつかあったのと、清水エスパルス昇格祈願の絵馬がちらほら。沼津市内だとアスルかもだけど、やっぱ三島入るとエスパルスエリアなんですね。

それから桜家に戻ってしばらく待機。桜家の傍が水辺の広場になってて、店の建物の年季もあいまっていい雰囲気でした。番号呼び出しがランダムすぎてわからんやつでしたが無事呼ばれて中に入っても白木の匂い畳の匂いが歴史的建造物のそれ。でもそんなお屋敷然とした構えでも違和感がない三島の街並みの趣っていいなあ。街を縫う伊豆箱根鉄道もよすぎる。

てことで、うな重1.5匹をオーダー。炭焼きの香り高く身はふっくら、タレの味わいも身のうまみを豊かに引き立ていてまーじで美味しかったですね。ランチに7,500円はバグってますが全然あり。

沼津に移動してバスで内浦へ向かい、三津シーパラダイスへ。沼津は何回来てるかわからんけどみとしーは来たことなかったんですよね。1人水族館のハードルが高い。展示も深海エリアとかがあって沼津、駿河湾らしいのだけど、やっぱりここはショーが売りだよね。イルカはもちろんアザラシとかトドとか怪獣系?のショーも見れて、両方とも大迫力で楽しい。最前は濡れるの必至。

ショーのやってる隣のペンギンとかがいるエリアは静かで眺めがよくて波も穏やかでよかったですね。いつも僕がたそがれてる淡島の裏と同じような空気。そんな中で僕は美波ちゃんとのオンラインお話し会があったので淡島バックに喋ってた。沼津の水族館おるんやがと言ったら「淡島マリンパーク?」と来たので惜しいけど分かってんな…となりました。

結局閉園時間ぐらいまでみとしーにいて、徒歩1分で安田屋へ。受付中にお茶も出してくれてリラックスタイム。これまた建物に入ったときの木の香りが芳しくて、ずっとロビーにいたくなる。けっこう懐かしいポスターも貼ってあって、8年9年経ってるもんねえと。

部屋からの景色が素晴らしかった。すぐそこに三津の海水浴場、淡島も大きく、遠くに富士山が見える。この淡島と富士山を一望できる景色って内浦のシンボルというか、もう内浦そのものだよね。長浜城跡からのアングルもいいけどここからもいい。これだけは淡島ホテルでは見られまい。

さっそくお風呂も入りつつ夕食。やっぱり地魚系が美味。ビールに日本酒にオリジナルカクテルも入れていい感じに出来上がったのでした。

夜は蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんとWith×MEETS見つつテーブルゲームやったり。ソクラテスラおもろすぎるやろ(大喜利が)。床についても波の音が静かに聞こえて、自分のお気に入りの場所で夜を過ごせることが幸せだなーと。いつもなら18時前にはここを離れないといけないので。

翌日は朝食とモーニングコーヒータイムから。9時台に安田屋からオンラインお話し会の予定が延期になったのでのんびりしてた。朝は快晴で眺めよし。富士山が少し靄がかって見えてむしろ神秘的でもある。

オキシーテック(現社名なんだっけ)の調査船?が浮いていた

チェックアウトしてから松月でみかんジュースを買いつつこのへんを散策。近くの発端丈山の見晴台までプチハイキング。このへんから山登りはしたことなかったのでめっちゃ新鮮。半分道なき道みたいなところを10分15分ほど登ると見晴台に到着。このへんだと伊豆パノラマパークともまた違う景色で、天気も良かったしいい運動。

案内所に寄ったらこれがあった

バスで内浦を離れて沼津港へ。とりあえず海鮮丼ということで沼津港横丁内の千本一。桜えびを最近食べてなかった気がするので沼津三色丼です。桜えびと生しらすの丼はよくあるけど鯵も乗っかってるのがザ・沼津。おすすめ。

沼津港のふわふわっていう室内動物園。下の壺芋屋は前来たことあったけど、ここが動物園なの全然知らなかったわよ。そこまで広いわけじゃないんだけど、動物の種類も多くてめちゃくちゃ楽しめたなー。いろんな体勢で寝てる猫がかわいすぎた。あとミーアキャットとかハリネズミとか小動物系も癒し。ハリネズミ手のひらに乗せたら、持ってる間は平気だったのに後から結構痛くなってきたので手袋推奨。こここそ1人じゃ絶対来ないので行けてよかったなーと。

沼津駅方面に戻りつつ残る目的地は、さわやか沼津学園通り店。案の定の3時間待ちだったけど、15時半から3時間なんでちょうどいいということで、しばらく歩いて国道沿いの快活クラブに突入。漫画喫茶久しぶりすぎるし沼津で来るのおもろすぎた。ソファー席入って本当に桜木町ゥフin沼津開催されてた。あとは前夜にやってたテーブルゲームをまたやってたり。

そうこうしてたら3時間経過。ここのさわやかは昔KGJJさんと正月に来たのが懐かしいけど、さわやか自体ほんとにそれ以来なので5年ぶりとか。通算だと3回目。記憶よりめっちゃレアで柔らかい!けど物質感がしっかりあって、肉汁とソースの絡みも抜群。やっぱ美味しいものは美味しい。来れてよかったー。てことで今回の旅の目的は完遂。

ちょうど?よく東海道線あったのでそれで帰路についたけど、20時台の上野東京ライン直通の宇都宮行きが国府津行きになってた。まあ国府津で同じホームで乗り換えればいいんですが、沼津からグリーン車でずっと行って帰るっていうのが自分の中で定番だったので悲しみ。旅費の精算もしつつ蓮ノ空の生放送見てたらもう横浜ぐらいまで着いてた。あんまり自分じゃ行かないところも行けたし念願の安田屋にも宿泊できて、やることやったという次第。楽しい旅行でありました。