にじかいっ!! Vol.1

行ってきました。いつチケット取ったのか忘れちゃったよ。

なおぼうのソロの案件はアニサマとかサマステとか、まあまああるにはあったのですが、個人的には6月の灯火のまにまにリリイベ以来でした。うーむ。でももう少しシングルとか出して展開していくのかと思ったらそうでもないし、わりとゆっくりしている印象です。

ライブは君と僕のシンフォニーからスタート。いやほんと、サマステ行ってないからこのへんは2月の武道館以来ですよ。ちょっと懐かしくもあり。この曲はなおぼうのライブの名刺がわりになっていくのかもね。この規模のホールで生バンドの演奏聴くのが久々だからか、音がすっきりしてるなーとまず感じる。スネアの音なんてストン!とキレイに落ちていく。低音も十分なボリュームがあるし、なおぼうのボイスも耳に優しくなめらかで、とても聴きやすいバランスだった。そいで、MCを挟んでシングル曲3連発。おたくのタイトルコールから、イマココ、True Desitiny、灯火のまにまに と繋いでいく。夜はChain The World。このライブ通してなんだけど、やっぱイマココ聴くとリリイベの思い出とかアニメのこととかいろいろ思い出して泣けてくる。あのシングルのディスクが好きだもん。ピアノが先導するサウンドの爽やかさとなおぼうの声の純度の高さのマッチングが心地よい。灯火のまにまに はリリイベでは中途半端にしか聴けてなかったので回収できてよかった。

この1年のことを振り返るMCとともにRainbow / 月がきれい を歌う。月がきれい は良かった。この曲の持つ優美さと少しの甘さが、ちゃんとなおぼうの言葉になっていたと感じる。リリイベのときから聴いて、アニサマでもアニメのイベントでも聴いて、そして武道館。僕は5年ぐらいなおぼうを見てるけど、この1年半ほどでもものすごい成長が見て取れる。次のダンスに関してはこの人は最初からすごかったんだよなあ。My Way、Mode Style、オトメイロと、どれを取っても見応えがあるので、ここだけでもなおぼうのライブに来る価値あるよ。この中ではMode Styleが初披露で、今までのダンス曲と比べるとキュートな女性像を描く曲。楽曲派も好きそうなトリップサウンド。振付はワルキューレの人らしい。なおぼうのダンス曲振りコピしたいけど、普通に練習しないときついわね。。。

サマステ行ってないのでネバギバ音頭は初聴き。サンタコスで登場。しゅき。でもまあ昔と違って今の曲は聴いてればコールできる。そんな時代でもコール本とか作ってくれる界隈の人たちには頭が下がります。この日だけのクリスマスアレンジということで、Bright Heartとグッバイ・アンブレラを披露する。グッバイ・アンブレラは原曲のアレンジより好きだったなあ。渋谷系の音より生活感があるわけだ。そんで、Bright Heartは僕にとって特別な曲だ。いつもより暖かさと包容力を伴って。本編最後はこのイベントのための書き下ろし、Winter Melody。純粋で癖なく流れるように歌われるメロディラインがとにかくなおぼうの声に合っています。こういう曲を待っていたんだよ!!!コンポーザーとーやま、信頼できる。

とか言っていたらアンコールで2ndアルバム発表。さらに表題曲を自分で書いたというので早速それを披露。群青インフィニティ。爽やかロックな応援歌だけど、これまたサビのメロディの突き抜け具合が最高。いやホント、楽器としての自分の声の特徴を完全に掴んでいると思わせてくる。思ってるより凄いメロディメーカーなのかもしれない。夜の部ではツアーも発表されました。ちょいと先なので安心。オーラスは君の笑顔に恋してる。楽しく振りコピしておしまい。

じつはなおぼうに会うのが結構久しぶりだったけど、歌メインのふつうのライブにもかかわらず、なおぼうの人間的な魅力がこれでもかってぐらい詰め詰めで、やっぱしいろんなことをひっくるめて東山奈央という人が好きだなあと改めて思っちゃいましたね。それなりの期間見てるからそう思う部分もあるし、ソロアーティストとしてやっていく中で今まで見てこなかった面も見えてくるし、そういうのを見つける楽しさとか嬉しさが消えない人なんですよ。まあ正直昔ほどなおぼうの持っているいろんな顔を知っているとは言えないわけだけど、どの作品の何役でもないなおぼうのイベントに僕の好きななおぼうがいるのは幸せだ。なおぼうがこうやっていろんな活動をしてくれる期間は大切にしなきゃなあ…

あにゅパ 2018

去年地雷を踏んでしまって()行けなかったイベント。なんでああなってしまったのか・・・

ただラインナップでいえば今年のほうが気になるアーティストが多い。最後のワルキューレの追加でそう来るかーという感じ。3rdは自分の中でキャパが足りなくて結局行けなかったので、ここらで見ておきたいタイミングではあった。

fhanaはけっこう好きな人たちなんだけど、ライブで見る機会は去年のアニサマ以来。佐藤順一のメロディセンスが好き。グループとしてはいわゆるバンドという形式ではないが、ライブだとベースとドラムがサポートに入っていて、ものすごく「バンドサウンド」になっている。考えたらベースとドラムがいないからといって、CD音源でも打ち込みリズムがメインなわけではないし、スタジオとライブパフォーマンスの間で柔軟にアレンジできるようバランス感覚をもってサウンドメイクされているのだなと感心。ライブならではのグルーヴのあるfhanaの楽曲がとても新鮮。このグルーヴ感で聴きたい曲がいろいろあるが、ここでは5曲の披露。青空のラプソディの振り付けは楽しいのだが、こうなるとリズムとサウンドスケープに身を委ねるだけにしたい感もあったりする。

i☆Risも去年のアニサマぶりに見る。アニサマのときに書いたように、メンバー全員にパフォーマンスにとても安定感があるという印象。みんなスタイルいいしね・・・。ドリームパレードやMake it!みたいな王道アニソンをドルノリのライブのメソッドで楽しめるのがメジャーどころでは唯一無二の面白さがあると思う。久しぶりにいわゆるノーマルなMIXを聞きました。

内田真礼さんは個人的に縁が薄かった声優さんで、あれだけアニメに出てるのに5回ぐらいしかイベントで見たことがないと思う。ソロの歌を聴くのも初めて。ステージ上での姿がとにかくかわいい。でもアイドル的な感じじゃなくて、いまどきの正統派声優アーティストという感じのかわいさ。曲もいろんなタイプのがあって声優アーティスト然としているし、もとより地声がチャーミングだし。aventure bleuって曲はこの間TVで聴いて一瞬でラスマス・フェイバーだな~ってなってた曲。メロディラインとストリングスアレンジ。ソーダ水の中に飛び込んだような清涼感と浮遊感。ついついトリップしてしまう感じもあるのに、振り付けもめちゃキュート。正気が保てない。新しい世界だ。シンデレラガールズの曲がアニュータで配信開始になるらしく、華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~を歌ったのはけっこう嬉しかった。シンデレラのライブはこれまでまあまあ行ってきたのだが、毎回真礼ちゃんが出演しない日に行っていて、蘭子の歌を聴いたことが1回もなかった。ここまで来るとT山さんと真礼ちゃんの縁があんましないのかもしれないが。シンデレラ1stライブでのこの曲のパフォーマンスが好きだったから、熱くなった1曲。

ワルキューレは去年の10月でフリーイベントは観てるけど、ちゃんとしたパフォーマンスは1年以上前の2ndライブぶりだった。3rdライブは行きたかったとは思うけど自分のキャパが足りなかった・・・。久しぶりに見て、やっぱりワルキューレの中でのなおぼうの立ち位置が好きだと再確認した。最近なおぼうは1人でステージに立つことも多いわけだけど、この印象は1stツアーで最初に見たときから変わらない。どっちがいいというわけでなくて、そういう一面があって、その中で良いものを見せてくれているのが素晴らしい。ワルキューレはメンバー全員がそれぞれの立ち位置において見せるパフォーマンスが本当に際立っている。誰が入れ替わっても別物になってしまうという役割を、高いレベルで果たしていると思う。いまや5人中4人がソロ活動しているのも納得ですよ。そのうちのフロントの2人は、それぞれ対照的な個性を持つ真の実力派なわけだけど、そういう人たちについていって、支えているなおぼうの姿が僕には刺さるのだ。個々の曲で言えば、新曲の2曲は自分の聴き込みが足りてない感はありありなのだけど、そんなん関係なく楽しめる曲だった。Dancing in the Moonlightみたいなソウル・ディスコな曲は業界的にはいい加減おなかいっぱいだと1stのころから言っているわけですが、16ビートでギターのカッティング入ってたらとりあえずノれる自分をやめたい。中盤にラップが入るあたりは実に90年代テイスト。でも5人それぞれの色がワンフレーズずつリズミカルに表現される気持ちよさはこのグループにしかないものだ。そして、もう一つ初めて聴いた曲、ワルキューレは裏切らない。これは問答無用のワルキューレ印熱血ソング。とにかくJUNNAの第一声の威力が凄まじい。圧倒的なパワーにそのまま身体ごと吹き飛ばされそうにさえなる。CDで聴いたときから想像できたけど、ライブでその想像をゆうに超えてくる。このポテンシャルこそワルキューレらしさ。楽しかった。

最後にゆーせりざわと一緒に高槻かなこさんが出てきたのはちょっと笑ったけど去年を思い出して闇。後から見たらTwitterがフリがあったね。

とーやまさんを単推ししにきたけど全体的に気になる人のパフォーマンスが見れて面白かった。アニサマとかと比べると出演者が少なくて3時間ちょいで終わるのもいいっすね。ただ、どちらにせよフェスらしい楽しみ方をするのが僕には難しいのだけど。この日もだいたいの曲は冷静に見てた感じ。夏が思いやられる。

リズと青い鳥

新宿ピカデリー初日舞台挨拶へ。2回分。本当は試写会も行きたかったのだけど。
_4214577前作の響け!のほうの劇場版ではライトが当たっていなかった2年生組(劇中では3年になっている)のお話。みぞれと希美。

明確に全国大会が物語の最終地点としてあった響けと異なり、ストーリー自体はほとんど何のイベントもなく、日々の学校生活の中における2人の心の機微だけを慎重に浮かび上がらせながら淡々と進行していく。作品の冒頭からすぐに、あらゆるもののバランスの危うさを感じ取ることができて、その淡さを含む緊張感は持続したまま、クライマックスを越えてもなお何にも昇華されることはない。平行線でこそないかもしれない、しかし完全に交わることはなく過ごされる高校3年生の日常、あるいはオーボエとフルートの音色。その生々しさ。何のことはなくて、言ってしまえば一つの女子高生あるあるの物語でもあるのだけど、山田尚子の世界観を通して、全てのキャラクターの表情、仕草、言葉は複雑で豊かな意味を醸し出す。行間の情報量の豊饒。繊細なタッチになったキャラクターデザインや、ミニマリズムやミュジーク・コンクレート的要素を用いた劇伴もそれらの表現を読み取るために最適化されたものだ。ワンカットごとに揺らめく感情、その積み重ねの集合体が(一旦)着地するところに、表題曲「リズと青い鳥」の演奏もある。

尚子信者としてはたまこまーけっと的見方ができるのがとっても嬉しい映画です。ラブストーリーみたいに何度も観ちゃうかもね。制作発表されてから1年弱ぐらい、期待以上の作品です。素晴らしい!

舞台挨拶は主演の種崎あっちゃん、とーやまさん、リズと青い鳥役の本田望結ちゃん、尚子監督の4人が登壇。司会は松澤千晶さん。あっちゃんはイベントで初めて見たんだけど、想像以上にトークが不思議系なので、なおぼうがちょくちょくまとめて代弁していたのが面白かった。とはいえそんななおぼうも、上映後だから色々話せるとは言うものの、見た直後でうまく言葉がまとまらない感じ。「言葉にすると壊れてしまいそう」というのはまさにその通りで。そんな中であっちゃんが言ってた「顕微鏡を覗いて凝視する感覚」というのは言い得て妙な表現で、なおぼうが感心していた。本田望結ちゃんは自分の声の演技が映画の邪魔をしていないかをしきりに気にしていた。あなたがいるのには理由があって、その役目は果たしてるのだから心配することないと思うなー。監督は望結ちゃんにメロメロだった(笑)2回目の上映前舞台挨拶では監督が制作時に凝ったところをちょいちょい語ってくれたけど、もしかするともうちょいしばらく経ってからのほうが面白い話が聞けるかもね。

_4214576このキャラデザの久美子好き

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