シドニー3

適当なケバブ食って出発。ビーフケバブというのがチキンケバブより安かった。

この日は最初にカメラ屋でフィルムも調達しつつ、タウンホール方面から歩いて写真撮っていく。

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西のほうに歩いて、ダーリング・ハーバーに着く。周りはサーキュラー・キーと同じようにレストランなんか並ぶ風景なのだが、こちらは大きな船が入ってくることもなく、観光地というか憩いのスポット的な場所らしい。水族館行こうと思ってたんだけど45ドルぐらいするので断念して、橋を渡って湾の向こう岸にある海洋博物館に入ってみる。なんと月の第一木曜は無料開放。このへんの開拓の歴史とかアボリジニの話。WWII後に呉でオーストラリア軍人と結婚してそのままこっちに来た日本人女性の話が面白かったな。インタビューの音源が残っているのだけど、戦後日本人の歌う「里の秋」はこのようであったか。キャプテン・クックの船のレプリカとかがあるんだけど、そっち入るのは有料でした。

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南に抜けて、ウルティモ地区に入る。今までは煌びやかで賑わいに溢れた地域だったんだけど、ちょっと歩いただけでぐっと落ち着いた雰囲気の街に。

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シドニー工科大学の中のカフェみたいなとこで食ったパスタ。学生が全員MacBook持っててビビってしまった。

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この辺のメインストリートに沿って歩くと、この日の目的地、シドニー大学がある。これまた立派な建物。これも例によって元ネタを見たことがあるにはあるんですが、カレッジ制ではないので一つのキャンパスが広大。モダンな建物もあり。この日はある学部の卒業式があったようで、学生の家族と思しき色んな国の人がいた。夕暮れ時ということもあるんだけど、全体に落ち着いた空気が流れていて、それが周辺の街のカラーにもなっている。だからケンブリッジに近いかもね。

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帰りはチャイナタウンを抜けて中心部に戻ってから、中央駅を越えてサリーヒルズ方面へ。飯どころを探してたんだけど、このへんはだいぶ盛り上がってる若者が多くアンダーグラウンドな雰囲気。もう日も落ちてたしあんまし一人で歩くところではなさそう。タウンホールからは歩いて20~30分ぐらいだと思うけど、こんなに街の空気が違うとは。昼時に来てたら写真撮りたかったな。結局いい所がないので、中央駅近くでステーキ。13ドル。固い!

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歩いた歩いた。

シドニー2

9時半ぐらいまで寝てた。

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朝はベーコンエッグサンド。

2日目はフツーに観光ぽいことを。

_5033423市街の中心部。ハイドパークへ。アンザック戦争記念碑がある。第一次世界大戦の戦没者のための慰霊碑。ANZAC軍がトルコに上陸してWWIに参戦したのが4月25日で、1週間前はここで式典をやっていたということで、ちょっと逃したけどタイムリーではあった。

_5033424ハイドパークを抜けて、セント・メアリー大聖堂へ。壮大な建築ではあるが、ゴシックリヴァイヴァルなので歴史はそんなに古くなく、今の姿が完成したのは20世紀に入ってからのようだ。ケルンとかと比べると装飾はシンプルで真新しく、味気ないといったら味気ない。中のステンドグラスや宗教画に描かれている文字もラテン語ではなく全部英語なので。。。これはわかりやすい(笑)ヨーロッパにいたときはどこに行っても教会があって、どこに行っても入ってみてたから、懐かしい気分。大聖堂の前の広場は広々として快適。

_5033426これはぱちもん。こっちが15年前にみた本物。

_5033430すぐ近くのハイドパークバラックスと呼ばれる建物。18世紀に囚人の収容所として建設されている。シドニーは流刑植民地であったこともあり、現在のシドニーの原型を作った人々の痕跡がところどころにある。収容所のあとは女性のための保護施設であったり、裁判所であったりと変遷を重ねており、内装や設備はむちゃくちゃな継ぎ接ぎが多い。先の大聖堂とはそこまで歴史的には変わらないのだけれど、生々しさのぶん歴史の蓄積が迫力をもってのしかかってくる感じ。囚人用のハンモックは意外と寝心地がよいです。

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_5033429昼飯は飲茶。ウェイターが料理を乗せたカートを引いて次々やってきて、これいかがですか、と聞いて回る不思議なスタイル。うまかったのだが、写真映えしない気がしたので写真を撮ってなかった。

_5033445サーキュラー・キーからフェリーに乗ってマンリーへ。湾の中は穏やかで心地よいのだけど、外海に面した場所に来るとすごい波。道中ヨットもぷかぷか浮いてたけど、ヨットで太平洋横断とかただもんじゃないな。30分ぐらいで到着。シドニーのビーチスポットといえばマンリーらしいのだが、もうシーズンは終わってるのでちょこちょこサーフィンしてる人がいるぐらい。秋の海ものどかでよいです。
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_5033464サーキュラー・キーに戻って、シーフードを食べる。とりあえずカキは食べておこうということで。。。
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この日だけはいい感じに観光さしてもらいました。

シドニー 1

誰も自分を知らないところへ

_5023297シドニーへ。行くのを決めたのは1週間前です。1日22時の飛行機で出発。日本を出るのは高校生のときにイングランドに行って以来なので10年ぶりになる。5年前に作り直したパスポートがやっと役に立ったよ。行きの飛行機は機内食の海鮮丼が半端なくうまく、幸せに包まれながら寝た。
_5023320着いたら朝の9時ぐらい。とりあえず荷物起きに電車に乗って宿へ。宿の近くでピザとコーヒー買って軽く朝食。シャワーなんかもしつつお出かけ。定番なんだけどオペラハウスに最初に来た。ガイドツアーと、夜には小劇場でオペレッタを見る。このオペラハウスはデザイン先行みたいなイメージもあり、実際考案段階ではその通りだったらしいのだが、コンコースは開放的で快適そのものだし、大劇場は外見のイメージを引き継ぎつつもっとも配慮しているのはその音響効果である。外身と中のホールの設計者は違うらしいんだけどね。ツアー終わったあとにバーで昼飯。オージーランプステーキ。すんごい肉々しい。
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_5023362近くのボタニックガーデンで昼寝なんかもしつつ、タウンホール方面に移動して写真撮りながら歩く。おほーたのしい。歩いてたらセブンイレブンがやたらとあったり、ほかにも無印良品にユニクロにと日本のお店が多い。ただでさえアジア系の観光客が多いので、海外気分感じたい人にはどうなんだってところだけど、写真撮ってるとやっぱし空気が違う。撮りやすいとかそういう話ではなく、「ストリート的」な要素が豊富で身近にすぐそこにあるというか。歩きがてら、日本で買うの忘れてた35mmフィルムを探してたんだけど、今どきカメラ屋でさえチェキのフィルムしか置いてない。

_5023421オペラハウスに戻って、食堂でマッシュルームバーガーを食してからオペレッタの鑑賞。軽めのオペラみたいなもので、だいたいユーモア多め。全編英語で、小ホールということもあり演奏はピアノとヴァイオリンのデュオのみ。この日のはヨハン・シュトラウスやオッフェンバックから曲を引用していたようだ。お話としては結婚する予定の双子の姉妹の片方が海賊に攫われてしまって、もう片方が一人二役で結婚式とかをしのぐんだけど、そのうち色々バレてくる…というお話と解釈したけど多分間違ってる。コミカルな父親や結婚相手の一人のイタリア系軍人の役の人なんかがいい味を出していたな。ちなみに、このオペラハウスは服装はそれなりに自由らしい。大昔にフィガロの結婚を見たときはブレザー着て行ったっけ。休憩なしで1時間半ぐらい。

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宿に戻ったのは22時。