Miles Davis in Tokyo 1973

なんというか、いつも以上に時間の流れの速さを実感しておりますよ。いや別に日記を書いてなかったからではなく。
もうちょっと月単位(最終的には年単位の)の日々の過ごし方のクオリティを上げていきたいんですが、なかなか着手できず。毎年尻下がりなんですよねえ。それも3月あたりを境にガクっと落ちる系。
まあようやく暑い季節も終わったことだし、少しは行動しやすくなるといいのであるが。

ところでこの間、大相撲中継を録画せんとレコーダでTV番組表を見ていたら大相撲中継の前のNHKアーカイブス・マイルス・デイヴィス特集を発見。とりあえず見てみると、数年前やっていた「知るを楽しむ」のダイジェスト版で、菊地成孔がダルい感じでマイルスを語るやつ。これ見たなぁとか思っていたら、それの終了後に後日発掘ライブ映像を放送ということで、それのまたダイジェストを放送していたんですが、1973年の来日時のゴリゴリのエレクトリック時代の映像でした。おいおいマジかよと思って早速予約。

本放送は深夜に丸々1時間ライブ映像で、はっきり言って100人中92人ぐらいにとっては得体の知れない音楽なのによく地上波で放送できましたね。80年代ぐらいのポップめのやつならまだしも。メンバーはMD, Dave Liebman, Pete Cosey, Reggie Lucas, Michael Henderson, Al Foster, Mtumeという、まあいわゆる1973年バンドというやつ。この時期お約束のTurnaroundphraseから始まって、Tune in 5、Prelude、Zimbabweあたりを織りまぜながらの基本ノンストップの演奏。間違っても枯葉とかラウンドミッドナイトとかはやりません。やっぱデイブリーブマンのサックスは最高や!

確かかなり前にYouTubeかどこかに落ちてたブートで見たことあったんですが、NHKの放送映像だったとは知りませんでした。オープニングの「今夜のお客様 マイルス・デイビス七重奏団」というテロップが時代を感じさせます。画質の方はさすがにブート画質よりは見やすいかなという感じで、驚くほどクリアというわけでもないかな。このあたり(1960年代後半~70年代前半)のビデオ映像、特にカラーのものって、ちゃんと置いてあるものでもだいぶ劣化してたりするんですよねぇ。今回の場合はNHKも長らく紛失していたそうなので致し方なし。というかそもそもマスターではないのか。

ところが途中で千葉で地震があっておかげで地震速報が入ってブートマニア発狂。貴重な放送なんで地震とか大雨とか来ないよう祈ってたけど、狙ったように来てびびるレベルです。しかも千葉だし。たぶんマニアの方々は再放送を!再放送を!と言ってそうですが、とりあえずはNHKがこの放送を地上波でやったことに拍手。もっとこういうのやってくれていいんですよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA