LIVE ZIPANGU 千穐楽

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うーん、今年もファイナルになってしまった。代々木を諦めた代わりに札幌行くとかいろいろ計画してたけど、結局2月は1公演も行けず。名古屋大阪は行ってるとはいえほぼ2か月開いてるし、実質ADVENTUREともFLIGHTとも大して変わらない感覚ですよ。今回は久しぶりにファイナル公演が2Daysなので、少しは溜飲が下がるかなってところ。

この間横浜アリーナにも久しぶりに来たけど、さいたまスーパーアリーナも来るのも2年ぶり。アニサマもめったに行かないし、そもそもSSAでやるような人って自分の守備範囲では奈々ちゃんぐらいなんで、こんなもんかなという。それでも一番多く来てるイベント会場ではあるのだけど。上野東京ラインのおかげでだいぶ行きやすくもなり、知らない間にコクーンシティが広くなってたり、けやき広場の地下が明るくなってたりと、だいぶアメニティが充実してたのが驚きだ。

席は1日目が200レベル下手寄り後方、2日目がアリーナC3。2日目近くにWILD EYESのBメロで跳んでる人がいたので久しぶりにやった。このアレンジなら跳ばなくていいよって感じはあるけれども。でもギターソロ明けからのラスサビ前Bメロはやっぱし跳びたくなっちゃうんだよなあ。結局は原曲アレンジが一番好き。2日目のStay Goldは勢いあってよかったね。アリーナから見てたから奈々ちゃんのステージングに迫力を感じた。Clutch!!はもう何回も聴いてんだけど、自分の中でようやく曲のイメージがカチッとハマったのがなぜかこの1日目だった。終始体育会系なノリの中で細かいアレンジが効いてて飽きさせない。ずっと体を動かせるのが心地いい。いい意味でブレーキがかからないんすよ。Dear Dreamは同系統だけどいくぶん爽やかな正統派だ。この曲、最初に聴いた時は絶対定番になると思ったけど同じタイプの曲が多すぎるんだよな。

日替わりコーナーのタイマン企画は、1日目が門脇さんとのSTORIES。ストリングスがリードする曲だから門脇さんとのコラボはイメージ通り。もともとは駅伝の曲だけど、この日に歌われることに意味がある曲だから聴けるだけで嬉しかった。2011年の夏を通して個人的にもずいぶん勇気をもらったし、去年のMV投票はこの曲に入れたしね。2日目の坂竜とのPrayは低音効かせてなんぼの曲だもんね。プレイヤー的にも手数ばんばん使えて見せ場が多い。あんなかっこいいリフあってやらないわけにいかんでしょ。この曲なんかはオーケストラ編成での演奏も見ているわけで、そこから削ぎ落とし削ぎ落としのベースとのデュオだけれど、それでいて余計な隙間を感じさせない、この曲の核みたいなものを曝け出させた演奏。見てきた中ではこの日が一番好きな組み合わせだった。

TWIST&TIGERはイントロでステージ上部にサックス、ギター、ベースで横並びになって演奏するってのをずっとやってるけど、アリーナから見てるとえらいかっこよかった。ヒメムラサキから悦楽カメリアにかけての演出は今までのアリーナ公演からは大きく変化なし。まぁ十分すごいんだけど。ヒメムラサキのギターソロでおもむろに市川さん登場。この曲はギター重ねれば重ねるほどよいので、ベストなタイミングの登場だった。と思えば、ミュステリオンでセンターステージに格さんが登場。水樹奈々のライブではよくある4ギターへ(頭おかしい)。いやーやっぱこの曲は格さんのギターだよね。1日目ではここからこのツアーでは初お目見えのSCARLET KNIGHT。これはこの場所で歌われることに意味がある曲だった。この日の演奏に関しては格さんがいないと成立しないところもあって、よく持ってきてくれたなと。拍手。

アンコールは例によってRODEO COWGIRLからだけど、1日目タオル忘れちゃって素手だったという()SSAだと水樹牛が1曲では回り切れないので、中盤の位置でやっていたYoung Alive!がここに入る。流れとしてはよし。松永さんがセンターステージ出てきてヨーダと一緒にキレキレに踊ってたのが最高にカオスだった。絶対的幸福論は大平さんのピアノが不思議とよく聴こえて印象に残った。シンプルで美しいメロディとそれに絡む繊細なピアノ、分厚いギターやドラムの説得力っていう二面性が好き。綺麗なラブソングでいて、ここまで凄みと重みを感じさせるという曲は初めて。この曲もまだまだ真の姿を見ていないんじゃないかと思われる。楽しみだ。ここで、奈々ちゃんから「聴いてもらいたい曲があります」。この埼玉公演初日は3月11日。奈々ソンの枠の中ではSTORIESという曲を歌ったけれど、今度はそれを跳び越えた復興ソング、花は咲く アニメスターバージョンを歌う。とても普遍的なメロディをもったこの曲、奈々ちゃんのなんだか心が安らぐ語り口。奈々ちゃんのバックグラウンドが感じられる歌だったなと。2日目ではスペシャルゲスト、山寺宏一登場。いやー本当に来るとは。まぁ奈々ちゃんのライブにはよく来てるらしいんだけど。でも山ちゃんがいてこそのアニメスターバージョン。ZIPANGUと銘打ったツアーを締めくくるに最高の歌でした。ラストはSTARTING NOW!でどっかんどっかん盛り上がって終わり。とか言ってたら最後に本当にどっかんどっかん花火が打ち上がった(笑) ドームならまだわかるけどSSAでここまでできるのか・・・。

2日目最後の最後ダブルアンコールあり。SUPER GENERATION合唱はLIVE CASTLEを思い出してうるっとしてしまいました。あのときは奈々ちゃんが歌おうと言ったものじゃなかったんだけど、いい思い出ですね。またこうやって声に出せることが嬉しい。4時間弱やって終了。

2日間の奈々ちゃんの調子で言えば、1日目よりは2日目がよかったというぐらいで、総じてぼちぼち。伸び切ってほしいところで伸び切れない印象はあった。スタジアムならこんなもんではあるんだけど、名古屋と大阪がよかっただけにね。演出もラストの花火以外はファイナルとそれ以外で特に差別化せず粛々と進行した感じ。あんまり変えすぎるのもあれなんだけど、もう1つ2ついつものスタジアム公演みたいにぶっ飛んだものが欲しくはあったかもね。かといってお奈々鳥が飛ぶのは確かにモ〇ラなので、このぐらいでよかったような気もする。まぁこの点に関してはLIVE ADVENTUREが凄すぎただけっていう話もあります。セットリストは最後まである意味でハズさない、ただ予想も超えないというところではありました。Crystal Letterとか(聴いてないけど…)、個々で見れば「おお!」となった曲もあるけれど、ツアーコンセプトが分かりやすく固まってるというのもあるし、それから去年のスタジアム3公演であらかたの曲はやってるというのもあって、落ち着くところに落ち着いた印象。日替わりのタイマン企画はチェリボのメンバー1人1人を今まで以上に掘り下げてクローズアップできるいいコーナーでした。水樹奈々という存在とプレイする楽曲への各々の解釈、向き合い方、大きな愛情を感じることができた時間。ホントこの人たちがいないとNANA MIZUKI LIVEは成り立たないよ。Look Awayが聴きたかった!

個人的には今回は5公演参加だけど東名阪しか行ってないし(しかも今回半分以上が東名阪公演)、ホール行くことだけが目標とか言ってたのに行けてない。前2ツアーほど不完全燃焼ではないけど、2か月間堪能できたとも言えない。札幌か沖縄行けてればだいぶ違ったと思うんだけど。年明けからアホみたいにイベントあって、そういう中のツアーで最低限こなせたのはまぁ自分を誉めたい。次のライブは発表されなかったけど、またLIVE GALAXYみたいに突然降って湧くことを願おう。こんな感じだから実質ファイナルの出雲へのモチベが上がっていますが、チケットはありません()歌聞けるイベントは色々あるみたいだからこれから考えよう。

そいやFCイベントVIIが突然開催発表されてた。いつもひっそりとFCカウンターに張り紙がしてあるだけなのでライブの中で発表するのが意外なんだけど、ここらでFC会員増やそうという意図でもあるのか・・・。またウルトラクイズでもギネス挑戦でもいいけど、すごろくだけはやめてね(切実) いつも苦行がつきまとうFCイベントだけど、VIは純粋に楽しめた内容だったのでああいうのに期待しましょう。んな感じ。

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_3123213ここにあった謎の丘どこいった

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SETLIST

(3/11)
01. WILD EYES
02. はつ恋
03. 純潔パラドックス
04. BRACELET
05. Tears’ Night
06. ETERNAL BLAZE
07. STAND UP!
08. Clutch!!
09. STORIES
10. ALONE ARROWS
11. エデン
12. Please Download
13. Lovely Fruit
14. SUPER GENERATION
15. TWIST&TIGER
16. ヒメムラサキ
17. 悦楽カメリア
18. ミュステリオン
19. SCARLET KNIGHT
20. UNLIMITED BEAT
21. めぐり逢うすべてに

(Encore)
01. RODEO COWGIRL
02. Young Alive!
03. 絶対的幸福論
04. 花は咲く
05. STARTING NOW!

(3/12)
01. WILD EYES
02. はつ恋
03. 純潔パラドックス
04. BRACELET
05. Stay Gold
06. ETERNAL BLAZE
07. STAND UP!
08. Dear Dream
09. Pray
10. ALONE ARROWS
11. エデン
12. Please Download
13. ドラマティックラブ
14. POWER GATE
15. TWIST & TIGER
16. ヒメムラサキ
17. 悦楽カメリア
18. ミュステリオン
19. Don’t be long
20. UNLIMITED BEAT
21. めぐり逢うすべてに

(Encore)
01. RODEO COWGIRL
02. Young Alive!
03. 絶対的幸福論
04. 花は咲く
05. STARTING NOW!

(Encore2)
01. SUPER GENERATION

Aqours 1st LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~

_2263195想いがひとつになるとき。

サンシャインに関してはアニメ終わって一段落着きすぎてしまってて、アニメ始まる前のほうが夢中になってた気もするんだけれど、NHKホールで実際に見ても、それから年末の豊洲のイベントをニコ生を見ても、やっぱりライブを見たいと思わせてくれたんだよね。僕の場合は去年の最初のニコ生を見てからだけど、この1年の自分なりの仕上げとして、この子たちのフルパフォーマンスを見届けなきゃいけないという使命感というか、勝手な責任は感じてたわけです。そこにはAqoursのみんなへの期待値もあるし、ラブライブ!が今まで自分にもたらしたものから来る期待値もあるだろう。だから横浜アリーナに来た。

横浜アリーナ。初日はスタンド、2日目はアリーナ。初日に席につくとBGMで君ここが流れており、もう客がコール入れてるのを見て、おおラブライブだ、となる。この時間も割と好き。オープニング映像はアニメとかなしでシンプルなやつ。1曲目はもちろん青空Jumping Heart。うおおAqoursだ。沼津のイベントから何回か披露してるけど、今回はフルバージョン。2番以降のパート分けに合わせたステージングとかもうちょい見ればよかったのだが、すでになんだか楽しくなってしまっており、フォーメーションダンスすげーくらいの頭の中。開始2分で知能の低下を確認。オープニングが終わってお次は水中のSE。ってことは恋になりたいAQUARIUM 。多幸感半端ないこの曲。舞台に照明が灯ってしゅかしゅーが真ん中に立ってる姿にもー鳥肌ですよ。この曲を最初に聴いた時から想像してたもんね。まぁ惜しむらくは衣装が青ジャンのままなことだけど、いつかやってくれるでしょ。コールはスクフェス感謝祭でやってたからばっちりだ!2番のサビでペンライトを曜ちゃんブルーからオレンジにしたりもあり。大サビで花道が光ってヨーソロードになったあたりでまずおおおおってなるわけだけど、舞台演出的にはこれはまだ序の口だった…。ヨーソロードの先の一点を見つめるしゅかしゅーがかっこよかったな。1stライブだけど自己紹介はもう定着済みです。

MC明けは1日目がAqours☆HEROESで2日目がハミングフレンド。だいぶ毛色の違う曲を入れ替えて来た感じ。ハミングフレンドの学年ごとの歌割が最初聴いた時からずっと好きなんすよね・・・。ラブライブらしい笑顔になれる友情ソングでありつつ、エレクトロダンスポップの具合もバランス良く楽曲派もニッコリ。これまたOh Yeah! ってやるのをずっと想像していた。ちびキャラアニメは沼津から新横浜に向かうAqoursのお話。丸ちゃんによれば八王子に新撰組の碑か何かがあるらしい。でもまー確かに横浜線は恐ろしい路線だ。

ここからアニメ本編の流れに。最初は2年生組の決めたよHand in Hand。クラップあり。この勢い一発の問答無用で上げていく感じが僕の憧れのちかっちでありラブライブの1話ですよ。振りも位置のバランスとか難しいんだけど、そのあたりが表現できていると思うな。んでんで、続けてはもちろんダイスキだったらダイジョウブ!。これもローテしていく歌割が完璧な3人曲。ジャンプだ!とチャンスだ!のとこのしゅかしゅーとりきゃこがかわいかったです。間奏のところで3人がセンターステージに走って来るんだけど、全然泣く曲と思ってなかったのになぜかヴァーーーーとか言いながら号泣。こっちに向かって来る姿が3人とも超キラキラしててなあ。ありえん感情の昂りだった。転調してからの流れはこれもうラスト曲でしょ…って感じではあった。こういう瞬間があるから幸せ。MC明けは一旦3人が捌けてから1年生組と一緒に出てきて、夢で夜空を照らしたい。リボンワンピがかわいすぎる。2人1組の色合いもいい。サンシャインでは今のとこ一番好き。そんであれです、今回センターステージの表面が光ったり映像写したりできるようになっていて、下からの白い照明で6人がめっちゃ映える。ふつくしい・・・。6人が均等にこっち側向いてくれるからセンターステージ曲の中では一番距離の近さを感じたりもした曲。ちびキャラアニメ2弾は横浜といえばラーメンかシウマイかカレーかって話。横浜ラーメンは好きじゃないので・・・シウマイかな。

お次はアニメから離れてユニットパート。うひょーーーー元気全開!DAY!DAY!DAY!絶対元気全開DAY!(IQ10)。We are CYaRon! I love CYaRon!のコールもオッケー。ラストはちゃんとCYRを3人で作ってキメる。突き抜け具合がきんもちいい。MCは衣装の細かいとこ見てみて~ってお話。一回ペンライトを隠してから夜空に星を作ったり。曲ごとにギャップあるよねって話から夜空はなんでも知ってるの?へ。確かに最初試聴したときびっくりはしました。3人の物憂げな表情が綺麗。サビで手で星を描く振りがあるんだけど、3人の手に合わせてスクリーンに星が描かれる。2番からはセンターにしゅかしゅー、ふりりんとあんちゃんは2手に分かれてトロッコ。エリアごとにきっちりペンライトの色が分かれてたのが素晴らしかった。間奏でこの日みんな驚いたしゅかしゅーのダンスフィーチャー。バンドはいないので、ギターソロ含めてのこの曲をどう表現するかというところにすごくぴったりな踊りだったと思う。最終的にしゅかしゅーもトロッコ乗ってセンター後方エリアへ。ラストのあんちゃんのソロパートでの表情、女優だった。次はAZALEA。アッゼリアー。トリコリコ PLEASE!!は横浜アリーナの会場にマッチする曲で、すんごいトリップ可能。Bメロのクラップも楽しい。間奏のもぎゅloveを思わせる横並びの振りがじつにクール。トリコリコステッキなる武器登場でみんなをトリコリコにするMC。会場がピンク色に。めろ~んってやるのかと思いました。ときめき分類学では3人がスクリーン前で歌う。AメロBメロの3人のソロパートで立ち位置に合わせてスクリーン上でアゼリアの花びらが落ちてくるという思わず息を飲む演出。さっきから凄すぎるでしょ(笑)A.Z.A.L.E.Aのコールのとこでステップを踏む振りもスタイリッシュだった。これもギャップあるっちゃあるけど、AZALEAの場合こっちが表だよね。ふつくしい・・・とか思ってたら間髪容れずStrawberry Trapper。これはおかしくなるしか選択肢がない。オタクの怒号がすごい。なんかいろいろ画面上で爆発。ぐらいしか覚えてないぐらいみんな暴れてた()Guilty Night, Guilty Kiss!はトロッコに乗って。MCで練習もあったけどコールアンドレスポンスはかんたんなのでばっちし。これまた最終的に3人のカラーに分かれるのがよい。

アニメ総集編。本当に5分でわかるラブライブサンシャインになってるまとまりっぷり。μ’sのメンバーが映ると歓声が起きるのにわろてた。3年生組が合流して9人がそろうところで未熟DREAMERへ。和服風衣装も再現。この曲は3年生メインなんだけど、ちかっちがわりといいところ持っていったりして、そういう立ち位置がいいんだよね。ステージを広く使って9人が横幅いっぱい均等に並ぶフォーメーションもかっこいい。スクリーンもアニメ通りのカラー分けになったり、ラスサビで上から花火出たりと、このへんのシンクロ具合もすばらしい。というかここからアニメとのシンクロ度が曲を経るごとに上がっていくんですよ。未熟DREAMERが終わって、暗転が長いと思ったらステージにはピアノ。りきゃこがおもむろにピアノに向かって着席。メンバーと見合って、またピアノに向かう。曲が始まるまでの一瞬一瞬で息をのんでしまう。あんちゃんの歌とりきゃこのピアノで始まる、9人による想いよひとつになれ。こんなことできちゃうのかラブライブ・・・と半ば圧倒されながらめっちゃ高まってるわけ。エモの粋ですよこんなん。サビで8人が後ろを指さす振りも、ここでようやく意味を持って完成されることになる。2日目での出来事は・・・自分も心臓が止まりそうだったけど、9人とここにいた全員の絆を感じた素敵な時間だったと思う。梨香子が再び鍵盤に手を置いたそのときが、まさに想いがひとつになった瞬間だったのだ。ちょっと動揺してたけど、その後のMCではけろっとしてて彼女らしいというところ。いったんアニメから離れて、1日目は届かない星だとしても、2日目は待ってて愛のうた。2ndシングルの2曲だけど、これまた全然ノリが違う。待ってて愛のうたはAqoursのライブを見たいと思わせてくれた1曲。2ndシングルでSnow halationを歌ったμ’sと違って、まだ「恋になりたい」彼女たちのエクスキューズみたいな曲。全員にはっきりとしたソロパートがある最初の曲で、本当の意味で9人の歌声のカラーを理解して好きにさせてくれた曲。「信じてくれるかい? もっとステキになりたいよ」 僕たちに信じさせてくれたのは他でもない君たちだと、ここまで15曲を聴いてきて心から言える。

最終話ダイジェスト。すごい削ぎ落されてなんのムダもない最終話になっており思わず感動してしまった(笑)この流れから、センターステージに明かりが灯って、杏ちゃんのモノローグ。ってことは、あのミュージカル再現。いやいやいや、ここまでやるのかラブライブ。ヤバイ(語彙力)。でもなんというか、9人のセンターステージでの在り様がすごく頼もしかった。ミュージカルで9人が語るのはアニメのAqoursの再現だけれど、彼女たちが約1年半活動してきたことの重みを感じたパフォーマンスでもあった。とりわけ、取りまとめ役、杏ちゃんの真っ直ぐな瞳と言葉は「いちおうリーダー」なんてものではなく、自分がみんなを引っ張っていくという、はっきりとした意志の発露だった。なんつう役者だよ伊波杏樹。アニメと同じタイミングでイントロが流れ出したときには、一つ次元を飛び越えたレベルでラブライブ!の世界に引き込まれてしまっている。順番コールで会場一つになって10!と、サンシャイン!と自然に叫べる幸せ。ここでのMIRAI TICKETはそういう特異な体験だった。

メインステージに戻って、また杏ちゃんの最終話ラストのモノローグ。「この9人でしかできないことが必ずあるって信じさせてくれる光」。それはこの日ステージ上の9人も、僕たちも見て感じて共有したものだ。最後の曲はこれしかない。君のこころは輝いてるかい? Aqoursのあいさつ代わりのこの曲、ここまで16曲やっていても元気いっぱい。胸に手をあてYes!!と笑うんだよ。でもホントに、1stはこれで終わりだけど、これからもっと楽しいことをしていこうっていうあいさつ代わりなのかもね。まだ夢に気付いたばかり。

アンコールはPops heartで踊るんだもん!から。円盤特典曲はとりあえずこれだけ。これはコール入りまくり担当って感じの曲。続けてトロッコに乗ってユメ語るよりユメ歌おう。歴代のラブライブのエンディングでも一番王道のアニソン。これも歌割がいいんすよね・・・。そんで2日目MCではNext Step Project発表。いやーこれは(白目)最後の挨拶は泣く子もあれば泣かない子もあり。9人9様でよい。ラストのラストは今回のライブのタイトルナンバー、Step! ZERO to ONE。この曲は1stシングルのカップリングに入ってる曲で、アニメの中で大きなテーマとして描かれて、このライブでもこうしてタイトルナンバーとして大フィーチャーをされたのは意外ではあったんだけど、アニメのAqoursにしても、リアルのAqoursにしても、彼女たちのここまでを表すのにぴったりの曲だったということだよね。みんなで行進したゼロからイチの一歩。踏み出したら色んなことが待っている。

3時間半のステージ。Aqoursは1stライブにしてすでに最強のアイドルだった。9人各々がアイドルとして、パフォーマーとして際立ったものを持っている。そういう予感はあったんだけど、それを実際見て確かめられたのがたまらなく嬉しかった。ライブとしての作りとしても最高レベル。アイドルのライブとして、アニメイベントとして、なんでここまでエモくできるんだというところまで突き詰めた究極形と言っていい。何回泣いたか分かりません。とても1stライブとは思えない完成度のものを見せてもらった。とはいえ、そう言いつつも彼女たちがこの1年半、色んな活動をして色んな努力を重ねてきたことも知っているから、ここまでのラブライブ!サンシャイン!!の一つの区切り、集大成としてこのライブが最高のものになって本当によかったとも感じているわけです。ホント特にこの1年色々あったけど、Aqoursについてきて良かったよ。そう思えていることが最高に幸せだ。ラブライブ!には毎年毎年こんな思いをさせてもらってて・・・ありがたいし、人生にこんな素晴らしいことがあるんだと大げさでなく思う。そういう思いは確実に、あの東京ドームからこの日にも通じた。Next Step Projectも発表されてまだまだサンシャインの世界は広がっていく。1stライブでここまでのものを見せながら未だ無限のポテンシャルを秘めた9人だよ。これからも見ていかなくちゃ。

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SETLIST

(2/25)
01. 青空Jumping Heart
02. 恋になりたいAQUARIUM
03. Aqours☆HEROES
04. 決めたよHand in Hand
05. ダイスキだったらダイジョウブ!
06. 夢で夜空を照らしたい
07. 元気全開DAY! DAY! DAY!
08. 夜空は何でも知ってるの?
09. トリコリコPLEASE!!
10. ときめき分類学
11. Strawberry Trapper
12. Guilty Night, Guilty Kiss!
13. 未熟DREAMER
14. 想いよひとつになれ
15. 届かない星だとしても
16. MIRAI TICKET
17. 君のこころは輝いてるかい?

(Encore)
01. Pops heartで踊るんだもん!
02. ユメ語るよりユメ歌おう
03. Step! ZERO to ONE

(2/26)
01. 青空Jumping Heart
02. 恋になりたいAQUARIUM
03. ハミングフレンド
04. 決めたよHand in Hand
05. ダイスキだったらダイジョウブ!
06. 夢で夜空を照らしたい
07. 元気全開DAY! DAY! DAY!
08. 夜空は何でも知ってるの?
09. トリコリコPLEASE!!
10. ときめき分類学
11. Strawberry Trapper
12. Guilty Night, Guilty Kiss!
13. 未熟DREAMER
14. 想いよひとつになれ
15. 待ってて愛のうた
16. MIRAI TICKET
17. 君のこころは輝いてるかい?

(Encore)
01. Pops heartで踊るんだもん!
02. ユメ語るよりユメ歌おう
03. Step! ZERO to ONE

虹のはじまり

ついにやってきたデビューイベント。
_2123167この日が来るのを待っていた。のかどうかはよくわからなかったけれど、シングルの発売日当日にやっていたニコ生で聴けた言葉がうれしくて、急にこのイベントの現実味も自分の中で帯びてきた。そんな感じの2月12日です。

ラゾーナは2年ぶり。あのミニライブはけっこう濃かったよね。5月でひどく暑かった思い出。今回は基本寒いんだけど日が差すと急に汗ばんできたりして、それはそれでおかしくなりそうな気候。

イベントは14時から。なんだけど、例によって1時間前のリハあり。宣伝のかっしーさんが出てきただけで大盛り上がり、なおぼうが出てきてさらに大盛り上がりという流れ。なおぼうはCDのジャケットの衣装そのままで登場。寒そうではあるけど、やっぱり最初のイベントはこの衣装でどうしても出たかったみたい。リハはChain The WorldとTrue Destinyを抑えめにBメロぐらいまで歌って調整しつつ。というのをセンター2列目ぐらいで見てた。今までも歌うのを前のほうで見てたことはあったけど、野外だからかこの場の雰囲気がそうさせるのか、手を伸ばせば触れられそうなぐらいぐっと近く感じたな。

14時から本編。Chain The World。タイトルコールでちょっと鳥肌が立つ感じ。すごく開けたイメージのこの曲、野外のこのステージに合っていて、聴いていてとても気持ちがよかった。圧縮されまくってて大して身動きは取れてないけど、思い描いてた通りのライブ感。MCで早速回ったりして、2曲目はI WILL。ニコ生かどこかでも言ってた気がするけど、なおぼうにとって一番自然なトーンで歌ってる曲だと思う。「君とした約束が 今の僕を支えている」。同じようなことを前になおぼうに直接言ったことがあって。まぁ僕の場合勝手にした約束なんですが。すごく実感の持てる言葉をこの場でなおぼうが歌ってくれている。続けて、アニメ盤に入っている風空花人。この日は歌そのものとしては、シングルの中では一番聴かせるこの曲が一番歌えてた気がする。厳しいことを言えばピッチが不安定な感じがここまであって、正直ちょっと心配してたのでここはよかった。ラゾーナを通りすがった人にどう聴こえたのか気になるよ。

2月12日という日について。かのコン1stのあった特別な日。あれから5年が経って、ソロアーティストとしての初舞台が同じ2月12日なのはまさしくTrue Destiny。やっぱりなおぼうの一番伝えたいこととしてはCDのスペシャルサンクスに尽きるようでした。なおぼうファン、なおぼうとファンを繋いでくれたキャラクターたちへの感謝を込めてTrue Destinyを歌う。新しい時代を拓こう、本当の物語を始めよう。力強いメッセージ。曲の間に風が吹いたりして、それでも動じないなおぼうがすぐ近くにいるのにとても大きな存在に見えた。最後のMCでアーティストロゴが虹色になるよというお話。人と人をつなぐ輪=和のイメージで虹ということみたい。ラゾーナイベでは恒例の写真撮影をして本編は終了。


ここからお渡し会。人数的に高速お渡しになるかと思ったら全然そんなことがなかったため、余裕の3時間越えコースに。さすがにフリー参加組以降は高速でしたが。さすがになおぼうが心配になるレベルだったけど、全然平気みたいでむしろもっとお話ししたい!と言ってたのがとってもなおぼうらしくて良かったなあ。なおぼうってそういう子だよねと。あまりに人がいたため、参加券の枚数はそこそこ持ってましたが、あまりに人がいたため、2回目にまとめてお渡しされましたとさ。お渡しは2年半ぶりなんだけど全然思ってたこと言えなかった。前は伝えたいこと言って自己満足してたけれど。でもまあ言いたいことは全部お手紙に書いたので。18時20分終了。

12時間以上ラゾーナいたので体力的にはきつかったけど、特にお渡し始まってからのあの場をなおぼうとかなおぼうファンと過ごせたのがシンプルに楽しかった。今まで応援してきた中でも一大お祭りみたいなイベントだったし、これを見届けなくてどうするという感じだった。これがホントに「虹のはじまり」なんだなあと思うと、ワクワクもするし涙が出そうにもなる。3年前の2月22日、もう一つの輝く星になりたいと言って舞台を降りた東山奈央ちゃんを、もう一度あの舞台に立たせたい、輝かせたいと思った。それが僕の中での一つの始まりで、その時点ではこのデビューイベントの日が明確なゴールと想像していたのだけど、色んなイベントで色んななおぼうの顔を見るにつれ、そうも思わなくなってきていたのが正直なところ。このままでいいんじゃないかと。だからソロデビュー発表の時は飲み込むのに時間が必要だった。でも上に書いたように、それからデビューにあたってのなおぼうの言葉を聞いて、3年前に感じてたような熱い気持ちを思い出せた。この日はそういう気持ちで頑張れたんじゃないかな。なんにせよまだ始まったばかり。虹の続きがもっと見たい!
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