両国にぎわい祭り&肉

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もうクリリン氏と2人して行くのが恒例になってきた横審稽古総見、今回は前日も高砂一門連合稽古が公開されるということで2日連続で国技館へ。

まず土曜日の「高砂一門感謝の集い」。この日はそこまで早くなくて10時着ぐらいにクリリン氏と落ち合う。それから昼まで一門力士総出の稽古。最初はかなり番付下のほうの力士も参加していて、ざんばら髪の力士は幕下上位あたりから始まる稽古総見では見られない光景。幕下以上になるとやっぱり九重勢が目立つという印象だったかな。関取の3人も若いというのに、幕下にもまだゴロゴロと有望若手がいますからね。関取衆の稽古でも千代鳳あたりが頑張ってたかな。あと高見盛も(笑)

稽古後はちびっ子力士を入れての稽古。最後に出てきたひときわ大きい子が千代大龍を一気に寄り切って千代大龍が苦笑いしてたのがウケました。彼は将来有望かもしれん。福祉大相撲とかはなかなか見に行けないので面白かった。
それからはトークショーということで、九重(千代の富士)、八角(北勝海)、高砂(朝潮)、錦戸(水戸泉)、佐ノ山(千代大海)の5人の親方衆が登場。司会は90年代後半あたりまでNHKで実況していた石橋アナウンサー。九重さんがやたら八角さんをいじっていたり、高砂さんがやけにアツく語っていたり、俺たちの龍二さんの肩身が狭そうだったり。

その後しばらく休憩があった後の次のトークショーが「中村親方を囲んでトークショー」で、これが面白かった。なにせ中村親方(富士櫻)を囲んだのが、高見山、北の富士、小錦という豪華メンバー。高見山さんはヒゲもサンタみたいに伸ばしてだいぶお爺ちゃんになっていたけど声は変わらないし体格も現役並で、まさにハワイのビッグダディ。北の富士さんは和装でしっかりキメていました。もう、皆さん弁が達者でよく喋る喋る。小錦が先ほどの高砂さんよろしく相撲界の今後についてアツく語っていたのが印象的でした。富士櫻といえばあの相撲ということで、有名な昭和50年夏・天覧相撲の麒麟児戦の話が出てましたが、あとで見返してみたらあの実況をしていたのは司会の石橋さんだったとは!

まーしかし、改めて見ると高砂一門、とりわけ高砂部屋はタレント揃いですよね。明治の昔、開祖である初代高砂浦五郎に始まり、平成の横綱朝青龍に至るまで出羽一門やその折々の主軸への対抗馬・ヒール役を、それも多彩なキャラクター性をもって輩出し続けてきたと言えます。トークショーでも言われてたけど押し相撲が多いというのは確かに。

トークショー後は表のちゃんこ屋台で立浪部屋ちゃんこ、それから駅前の「花の舞」で売ってるらしい「あかつちゃんこ」を食べてみました。立浪部屋ちゃんこはオーソドックスなソップ炊き。あかつちゃんこは濃いめなダシに牛スジ入りというやつで、これがけっこうおいしい。あかつ本人もまわし姿で立ち食いしてたので一緒に記念撮影。

それから両国から秋葉原に移動してショップをちょこちょこ回った後Noxoさんと合流して牛角で焼肉オゥフの流れ。牛角なんてあるの知らなかったよ。店員が店長を除いてアレでしたが、なかなかまったりと楽しく食べられました。食い放だとこれが詰め込むのでいっぱいいっぱいだからなぁ。桜木ちょオゥフまで雪崩れ込むかと思いきやnoozooさん必死の抵抗で帰らされました。oh noozoo

帰って3時間ほどの睡眠後、稽古総見へ。始発の時間を勘違いしていて若干遅れてしまったけど、クリリン氏が向正面のいい席を取っていて助かった。最近はこれ行ってるから始発乗るけど、始発で出るなんて今までコミケ行ってた頃ぐらいだからなぁ。

この日幕下以下で目立ってた人といえば、春場所幕下付出でデビューした山口。日大出身で白鵬の内弟子。まだ髪も全然伸びていないんだけど、さすがはアマチュア19冠。武双山のような激しい押し相撲で連勝していました。それでいて出し投げなんかも使える上手さもある。十両相手にも互角以上に取っていたし、幕内まではすぐに来るでしょう。相当白鵬に可愛がられてるんじゃないかな。

十両では舛ノ山、隆の山でしょうか・・・。舛ノ山は腕もよく伸びるし、おっつけがなかなか強力で成長を感じました。隆の山はいつも通りというか、軽い身のこなしに掛け投げ、切り返しなど足技を駆使して場内を沸かせてました。やっぱ十両だと強いんだよなぁ。幕内は豊ノ島、豪栄道の両関脇。特に豊ノ島は持ち前の上手さが出てだいぶ長い時間土俵を占拠してました。そろそろ関脇で勝ち越してほしい。

大関以上はまあ皆さん程々かな、という程度。新大関の鶴竜も調子がいいわけでもなく、カロヤンさんと寛さんもまあいつも通り。琴奨菊はなんかいつでも調子悪いような・・・把瑠都はさすがに大関第一人者という感じで、この中では力を見せてたかな。白鵬はなんというかもう余裕の稽古。把瑠都・琴欧洲には自分十分になってもすぐに攻めずに相手が出るのを待っていたし・・・まあまさに胸を貸してる感じ。ただ稀勢の里にはやっぱり手こずっていました。日馬富士がいないのはぶつかり稽古始まってから気付きました(何

ところで、この日一番驚いたのは観客の数。最初に行った去年9月の総見時は1階は正面だけ埋まって東西は7割ぐらい、向正面は半分埋まらないぐらいで2階はガラ空きだったのに、今回は物凄い人出で幕内の稽古が始まる頃には1階は満席、2階も最終的にほぼ埋まっていたのでは。公式発表によると7500人来ていたそうで、去年9月の1300人に比べると大幅増。無料だし外で祭りやってるし春場所が盛り上がったのも確かですが、この盛況ぶりはすごいですよ。見た感じでは7500人より更に多かったような気もするし(本場所だったら満員御礼出てそうなぐらい)。なんだかんだで人気も上がってきているのだろうか・・・

そんなこんなで11時に終了。このあとまた色々と祭のイベントがあったんですが、私もクリリン氏も2日間でだいぶ疲弊しており(笑)、前日にもうけっこう周ってしまったので、今回はここでお開き。5月場所は果たして行けるのか。

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