平成23年初場所初日

昨日はクリリンさんと初場所初日観戦。というわけで両国は国技館へ。クリリンさんとは10月の焼肉オフ以来ですかね。初日観戦は一昨年の秋以来で、休日に行くのもそれ以来。

13時半前に集合・入場したあとは、しばらくお土産選びとつまみ選び。なかなか土産で良さげなのがないもんで国技館2周ぐらいしちゃって時間食ったけど、この日は幕下で気になる取組もそこまでなかったので比較的のんびりと。俺は昼飯は食べてなかったんでどうせなら力士弁当買ってもよかったけど結局お茶だけ。結局中入ったら14時ちょうどくらいになってたかも。今回の席は2階正面の椅子B。思いの外見やすい席でよかった。オペラグラスを覗くとちょうど土俵丸々見えるぐらいだったのも○。

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間もなく十両土俵入りが始まって、幕下上位〜十両の取組。初っ端の双大竜-隆の山から実に良い相撲。隆の山は最近自分が見るときは微妙な内容ばっかりだったので、この日は粘りのある相撲で久々に見直しましたよ。今年こそは関取狙えるんじゃないでしょうか。それと高安と舛ノ山が勝ったのはよかったです。舛ノ山はここで踏ん張れ!

しかし、前から分かっていたことではあるんだけど、クリリンさんの知識量はやはり半端ないと思った。こうやってリアルで会って談義してみて今一度感服。僕なんか及びもつかないとはいえ、こうやって談義できること自体が実に楽しい。なかなか相撲のことを話す人なんていませんし。

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協会御挨拶。気付けば満員御礼である。把瑠都の廻しの色が変わってて違和感を禁じ得ない。肌も白いし廻しも白いので逆に地味に見えますよ。なんとかならなかったのか。その他いろいろ式典はここ毎場所のようにはいはい白鵬白鵬。9月・11月の優勝額は思ったよりは普通。というかそろそろネタ切れ感があるぞ。

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幕内はやはり後半の取組。初場所の初日ということで、前半と後半の勝負審判の交代の後、天皇皇后両陛下をお迎えした。天覧相撲のことは当日になるまですっかり忘れてたのだけど、Twitterの#sumoタグがざわついていたし、警備もいつも以上に厳重だったので知ることが出来た。場内でもアナウンスされてたものの、審判が立ったまま正面のほうを向くと観客も皆立ち上がってザワザワ。正面席だったおかげで貴賓席との距離もだいぶ近く、クリリンさんと2人で勝手に感動していた。一般参賀とかも行かないので、陛下を間近で拝見するのは思えば初めて。天覧相撲ということで、土俵入りでの御前掛りを実は期待してたのだけど、天覧相撲が幕内後半からだったのがちょっと残念。

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両陛下がいらっしゃってからというもののカメラのフラッシュが眩しすぎてアレだったのだけど、後半最初の旭天鵬-朝赤龍の取組で旭天鵬が力強い吊り寄りで勝利して、一気に目が覚めた感じ。おじさん頑張ってる!その後の豪栄道と豊真将は早速負けちゃあかんだろーと。ただ豪栄道に関しては徳瀬川が上手かった。

さて三役以上。琴奨菊は阿覧をガブってガブって完勝。稀勢の里-嘉風は楽しみな取組でしたが、これは寛さんがよく見ていた。日馬富士は長くなるときついと話していたけど、なんとか長引く前にケリをつけた。よく見えなかったけどあれは無双してたのか!琴欧洲が安美錦に挑む一番(笑)は予想外に琴欧洲の勝ち。でも勝つにしてもこの内容は・・・という感じかな。

それにしてもこの日の寛さん、まさに気合十分。塩をまく所作にしても量にしてもいつもと違うような感じがして、仕切りの時点でかなりの風格を感じた。カッコいい。先場所のアレでいろいろなものが変わったのかも。今場所の寛さんは違う!とか言うといつものフラグが立ちそうですが、少なくともこの日感じた気合は間違いなかったと思う。

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初日最大の大一番だと思われる豊ノ島-把瑠都。先場所は豊ノ島が勝ったとはいえ内容は完全に把瑠都だったので、把瑠都優勢は固いと思っていたら、把瑠都は攻勢には出るものの豊ノ島に手繰りに手繰られ転がされるという結末に。もう歓声が地鳴りのよう。豊ノ島は先場所頑張ったおかげで、だいぶ場内を味方につけたようだった。

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場内を味方につけるといえばこの人魁皇。この日は魁皇コールは控えめだったかな?魁皇にはいつもなんとか勝ってほしいのだけど、若手とやるとなると若手も頑張ってもらわないと困るというジレンマ。栃煌山は組みかけはしたけど結局いつものパターンでバッタリ。あれじゃーいかんよ。しかしやっぱり魁皇の勝つ場面を見るのはうれしいことだし、この日の豊ノ島と並ぶ大歓声だった。

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結び。立合いすぐとったりで捕まえられて押し出し。鶴竜にしても先ほどの栃煌山にしても、横綱に未勝利なので毎場所今回こそは今回こそはと見てるわけですが、2人ともこの調子では・・・。

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結びは割と淡白でしたが、熱い相撲が多くてクリリンさんと2人で満足。帰りはちゃんこを食おうかという予定だったんですが、場所中それも初日ということでどこも予約いっぱい。彷徨ってようやくちょっと両国の外れの店でちゃんこをたらふく食いました。食い疲れた。

というわけで21時すぎに解散。知り合いと相撲を見るのは初めてだったわけなんですが、予想外に楽しかったし、相撲内容もよかったし、天覧相撲だったしということで良いことずくめ。クリリンさんとは中日にも一緒に見る予定なので楽しみである。

富岡八幡宮行った

ちょっと前ですが(11/19)、錦糸町からちょっと運動がてら徒歩で富岡八幡宮まで行ったときの写真。なぜ富岡八幡宮なのかというと、白鵬の連勝が15日に止まったので、一回超五十連勝力士碑を見とくかと。

錦糸町で降りてまずは駅のベンチで飯。東京は座るとこもないよ。

錦糸町といえば秋葉原とか御茶ノ水に行くのにだいぶお世話になってるけど、今までトリフォニーホール行ったぐらいで、あまり降りたことはなし。あとは両国から歩いたぐらいかな。昔ながらの地域だと思うんだけど、駅前はさすが副都心、立派に栄えている。

ちょっと外れれば静かな道に出る。どうせ歩くなら静かな道のほうがいいんだけど、大通りのほうが道は分かりやすいジレンマ。

で、細めの道を歩いてる道中でいくつも橋を渡った。古い橋もある新しそうな橋もある。細い川だか水路だかがたくさん。どこの川から流れてるんだろうなあとか思いつつ、地図を見ても入り組んでてややこしい。後から考えたらこのへんはもう埋立地なわけで、道理で堀みたいに綺麗に流れてるわけだと。

せっかくなので橋の名前を撮っておいた。どんなに小さい橋にも名前がある。隅田川とか神田川とかの橋もそうなんだけど、東京のこの地域の一つの風景って感じがして好きなんですよね。

小さいけどこれも橋。

この八幡橋を渡れば神社の裏の入口。この裏の入口から入ってすぐの参道に横綱力士碑・出羽一門友愛之碑・超五十連勝力士碑がある。



横綱力士碑は3つの大石碑に別れていて、現在は中央と右側の石碑に歴代の横綱力士の名が刻まれている。中央の石碑の裏に初代明石から45代若乃花と無類力士雷電、右の石碑の表に46代朝潮から66代若乃花、その裏に未だ記憶に新しい67代武蔵丸、68代朝青龍、69代白鵬の3人の名がある。12代陣幕が建てたこの石碑群で最も古い中央の石碑はだいぶ年季が入っているようで、刻まれた文字が目を凝らしてやっと見えるぐらい。左右の石碑は後から建てられたのか、側面に中曽根康弘なんて名前が刻んであったりする。
出羽一門友愛之碑は昭和の後半に建てられたらしく、石碑には天龍三郎の文字。はてと思ったら、やはり春秋園事件を起こした天竜が書いたものらしい。達筆で知られていたそうな。

超五十連勝力士碑は昭和の末期に建てられたもので、江戸の谷風63連勝から千代の富士の53連勝まで5人の名がある。11角形になっていて、これも新しい碑のせいか、某スポンサーのマークが下のほうに刻まれてたりする。白鵬を含めると空きはあと4人なわけですが、自分の生きてる間には埋まらないのは確か。白鵬の連勝がストップしたので、間もなく白鵬の名が刻まれるものと思っていたら、その力士の最高の記録を刻むことになるそうで、どうやら刻まれるのは引退後ということになるらしい。少なくとも5年は後でしょうか。

さて目当てのものもじっくり見たし、ひっそりお参りして帰るか、とか考えて本殿のほうに出てみたら、思いの外賑わっている。とりあえずお参りはして、表参道のほうを見てみると出店も出ていて良いにおい。ちょうど酉の市の日だったみたい。全然知らんかった。

出店の並ぶ表参道を歩いていると、もう一つの目当てが。大関力士碑。歴代の最高位大関力士の名が時代別に刻まれているが、どういうわけか平成以降は96年引退の霧島で打ち止めになっていて、貴ノ浪・千代大海・出島・武双山・栃東・琴光喜なんかの名前はない。刻むスペースが足りないのかな。

すぐ傍には強豪関脇力士碑というのがあって、こちらはだいぶ前に打ち止めになってるみたい。最近で言うと若の里とかでしょうか。なぜか力道山の名前が白くなっている。もう片方には巨人力士碑。2m超の巨人の名がその手形とともに刻まれている。曙の名前が入るという話があったとかなかったとか。琴欧洲はひょろいからダメだな。

神社を出たあとはもうちょい歩いて月島のあたりまで行きたかったんですが、もう暗くなりそうだったので断念。越中島までまた1kmぐらい歩いて京葉線で帰りました。墨田区~江東区で計5kmぐらい歩いたかな。たまに京葉線乗ると景色が総武線と違って良くて実に清々しい。

それにしても、九州場所2日目の白鵬-稀勢の里はリアルタイムで見てて、もうぶったまげたという他ない。まさか寛さんが。まあ名古屋・秋とかなり善戦していたのは事実なんですが、先場所の横綱戦以外の情けなさといったらもう。おかげで今まで寛さんにだいぶ御執心だった某貴親方まで連勝ストッパーは安美錦とか言い出していたので、寛さんは24にしてもう落ち目に入ったのかと思っていましたよ。でも単純に横綱戦の内容を見るとすれば、連勝をストップに一番近かったのはやはり寛さんだったわけで、ストップしてから納得。まぁ何が言いたいかと言うと寛さんは大横綱になるフラグしか立ってないんだから頑張って上行ってねということです。