The Future of Unreal Tournament

たぶん見てる人の9割がUTプレイヤーというのに実に2年ぶりのUT記事、というかもともとUT記事が多いわけでもないこのサイトですが、まあ本当に最近国内外問わず特に書くようなイベントもなくてですね。UT自体は継続してやっているのですが、週末に集合してプレイするUT2004も去年後半あたりから明らかに参加者も少なくなり、継続と言っても2週間に1回、下手したら1ヶ月に1回ぐらいな有様です。今年入ったあたりからはサーバーを動かしているという責任でほぼプレイしていたような感じはないではない。

そんな中で、3月のGDCでのティム・スウィーニーの「Unreal Universeの開発プロジェクトは動いていない」という発言もあり、utintaiという6文字も浮かんでましたが、数日前に突然予告された通り本日、Unreal Tournamentの新作、という単純な話でもなく、”The Future of Unreal Tournament”の詳細が発表されました

要点をまとめると、

  • Epicがまずコードの最初の1行、基本となるデザイン案を提示し、それをもとにEpicとUTファン、UE4開発者たちのコラボレーションによって開発が進められる。
  • 全てのコードとコンテンツはGitHubを通じて開発者に提供。
  • 競技用FPSとしてのルーツを重視。
  • ゲームはWindows, Mac OS, Linux向けで、無料で提供される(Not F2P, Just FREE)。
  • 開発者、アーティストがMODを提供できるマーケットプレイスを用意し、収益はEpicとコミュニティに分配される。

まさかのクラウドソーシング開発。なんというかこう、普通に新作を開発します的な発表だと思っていたのでそれなりにビクビクしていたんですが、予想の斜め上を行く発表でしたね。まさに”The Future of Unreal Tournament”の発表というか。CliffyBも抜けて、完全にゲームエンジン屋となっていたEpicに新UTを作らせても、UT3を超えるコレジャナイゲーが出てくるんだろうなあと思っていたので、悪くない選択と言いますか。

“We know that fans of the game are as passionate about Unreal Tournament as we are. We know that you have great ideas and strong opinions about where the game should go and what it should be. “

このへんはたぶんUT3で得た教訓でしょう(笑) EpicにしてもUE4開発の裾野を広げることが狙いとしてあるだろうし、何より、UT99の昔よりMODが豊富なことでも知られていたUTシリーズなので、Unreal Engine4の普及がどんどん進んでいる現在、EpicとUE4ユーザーコミュニティ、そしてに根強いUTファンコミュニティによる共同開発というのはUTというゲームにとって幸せな展開ではないでしょうか。

プレイヤーの側から見るなら、UTのcompetitiveな要素を忠実に守るということは重要な点です。UTはQuakeとともに競技用FPSの源流の一つなわけでして、最近流行りのカジュアルFPSみたいにクラス制、レベル制、武器アンロック制を取り入れるとかいうのは許されないところ。UT2004でBF1942の流行に乗っかりVehicleゲーのOnslaughtを作ってしまった前科のあるEpicならやりかねない気もしていましたが、そこはさすがにわかっていたようです。あとコンシューマプラットフォームはターゲットにせずWindows, Mac, Linux向けということで、妙なゲームバランスの調整も必要ないので喜ばしいことです。確かUT3はPS3版のおかげで発売がだいぶ遅くなったので。GoWでコンシューマにうつつを抜かしたのが全て悪い。そして、無料であるということ。まあオープンソースで開発されるゲームが無料じゃないわけはないと思いますが、これはほんとQuake Liveに遅れること5年くらいですかね(QLはフリーミアムになりましたが)。Pay 2 Winは最もあってはならないやつですが、Just Freeらしいのでそういうこともなさそうです。無料として、とりあえずプレイ機会は増えると思うので、そこからどうやって定着させていけるか。本当はUT2004 Liveがいいとか言ってたけど、国内に関してはQLと同じ方向に行きそうなので…QLの教訓を活かしてほしい。

プロジェクトは本当に今日から始まるということですし、ゲームがプレイ可能な状態になるのはいつなのか、そもそもどういうゲームが出来上がるのか全く予想がつきませんが、10年以上UTファンをやっている身としては、ほとんど休眠状態だったUnreal Universeの作品がまた出ることにとりあえず安心してますし、その新作がこういう革新的なプロジェクトの題材になるのもまさにEPICな話です。とにかく、期待はしておくとして、まずはこのUT3発売時に組んだPCを卒業してUE4が動くPCに新調するところから始めましょうか。

ちなみにUT2007(当時)発表時の私の反応。このときはUE3のグラフィックにド肝を抜かれるばかりで、ゲーム自体の心配とかしてませんでしたね…。当時と比べると目に見えるグラフィックの進化はある程度飽和しているので、隔世の感がある。結局UT3(有料Beta)として世に出たのはこの2年半後だったので、そこまで驚くほどのグラフィックではなくなっていたのはHalf-Life2と同じオチ。まあそもそもUT3を通常グラフィックでプレイしたことがないわけですが。

そういえばせっかくなので先日のGW中にやった4on4CTF。CTF is jinsei by Nozo(1987-2004)
s-5-6-2014-(03-08)-Anfractuous-D-man[LOL]

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