沼津三島2024春 – 安田屋旅館に泊まる

久しぶりに旅行らしい旅行ということで、沼津に行ってきたのでした。いつもなら感覚的に沼津は旅行に入らないというか、この半年で行くのもすでに3回目だったりするけど、今回はF研勢と総勢5人で内浦三津の温泉旅館安田屋に泊まろうというのがメインの企画。

まずは11時に三島で集合。その前に僕は髙橋彩音ちゃんとのオンラインお話し会のために小田原駅改札内のブースへ向かっていた!熱海だと改札外しかなかったっぽいので小田原。JRのブースは旅行中とかだとまーじで助かる。サクッと話して東海道線で三島へ。くらくさんは最近また時たま会うけど、F研勢の忘年会以外の催しに行くのが結構久しぶりかもしれない。

集合後は三島界隈を散策しつつうなぎ桜家へ。三島って沼津でホテル取れなくて三島泊まる、みたいなことがだいたいで、思えばじっくり歩いたことはなかったなと。そこらじゅうに水路が張り巡らされていて、せせらぎの音を聞いて歩いているだけでも心地いいもんでした。緑も多いしね。

桜家で整理券を受け取ったあとは同じ通りを上って三嶋大社へ。こっちは嶋の字。庭園が立派で、1週間前だったらめちゃくちゃ花ざかりだったことでしょう。ふだん神社来てもお参りしないのですが人と来てるので久しぶりに。

オタク絵馬を探したがあんまりなかった。日向坂関連の絵馬がなぜかいくつかあったのと、清水エスパルス昇格祈願の絵馬がちらほら。沼津市内だとアスルかもだけど、やっぱ三島入るとエスパルスエリアなんですね。

それから桜家に戻ってしばらく待機。桜家の傍が水辺の広場になってて、店の建物の年季もあいまっていい雰囲気でした。番号呼び出しがランダムすぎてわからんやつでしたが無事呼ばれて中に入っても白木の匂い畳の匂いが歴史的建造物のそれ。でもそんなお屋敷然とした構えでも違和感がない三島の街並みの趣っていいなあ。街を縫う伊豆箱根鉄道もよすぎる。

てことで、うな重1.5匹をオーダー。炭焼きの香り高く身はふっくら、タレの味わいも身のうまみを豊かに引き立ていてまーじで美味しかったですね。ランチに7,500円はバグってますが全然あり。

沼津に移動してバスで内浦へ向かい、三津シーパラダイスへ。沼津は何回来てるかわからんけどみとしーは来たことなかったんですよね。1人水族館のハードルが高い。展示も深海エリアとかがあって沼津、駿河湾らしいのだけど、やっぱりここはショーが売りだよね。イルカはもちろんアザラシとかトドとか怪獣系?のショーも見れて、両方とも大迫力で楽しい。最前は濡れるの必至。

ショーのやってる隣のペンギンとかがいるエリアは静かで眺めがよくて波も穏やかでよかったですね。いつも僕がたそがれてる淡島の裏と同じような空気。そんな中で僕は美波ちゃんとのオンラインお話し会があったので淡島バックに喋ってた。沼津の水族館おるんやがと言ったら「淡島マリンパーク?」と来たので惜しいけど分かってんな…となりました。

結局閉園時間ぐらいまでみとしーにいて、徒歩1分で安田屋へ。受付中にお茶も出してくれてリラックスタイム。これまた建物に入ったときの木の香りが芳しくて、ずっとロビーにいたくなる。けっこう懐かしいポスターも貼ってあって、8年9年経ってるもんねえと。

部屋からの景色が素晴らしかった。すぐそこに三津の海水浴場、淡島も大きく、遠くに富士山が見える。この淡島と富士山を一望できる景色って内浦のシンボルというか、もう内浦そのものだよね。長浜城跡からのアングルもいいけどここからもいい。これだけは淡島ホテルでは見られまい。

さっそくお風呂も入りつつ夕食。やっぱり地魚系が美味。ビールに日本酒にオリジナルカクテルも入れていい感じに出来上がったのでした。

夜は蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんとWith×MEETS見つつテーブルゲームやったり。ソクラテスラおもろすぎるやろ(大喜利が)。床についても波の音が静かに聞こえて、自分のお気に入りの場所で夜を過ごせることが幸せだなーと。いつもなら18時前にはここを離れないといけないので。

翌日は朝食とモーニングコーヒータイムから。9時台に安田屋からオンラインお話し会の予定が延期になったのでのんびりしてた。朝は快晴で眺めよし。富士山が少し靄がかって見えてむしろ神秘的でもある。

オキシーテック(現社名なんだっけ)の調査船?が浮いていた

チェックアウトしてから松月でみかんジュースを買いつつこのへんを散策。近くの発端丈山の見晴台までプチハイキング。このへんから山登りはしたことなかったのでめっちゃ新鮮。半分道なき道みたいなところを10分15分ほど登ると見晴台に到着。このへんだと伊豆パノラマパークともまた違う景色で、天気も良かったしいい運動。

案内所に寄ったらこれがあった

バスで内浦を離れて沼津港へ。とりあえず海鮮丼ということで沼津港横丁内の千本一。桜えびを最近食べてなかった気がするので沼津三色丼です。桜えびと生しらすの丼はよくあるけど鯵も乗っかってるのがザ・沼津。おすすめ。

沼津港のふわふわっていう室内動物園。下の壺芋屋は前来たことあったけど、ここが動物園なの全然知らなかったわよ。そこまで広いわけじゃないんだけど、動物の種類も多くてめちゃくちゃ楽しめたなー。いろんな体勢で寝てる猫がかわいすぎた。あとミーアキャットとかハリネズミとか小動物系も癒し。ハリネズミ手のひらに乗せたら、持ってる間は平気だったのに後から結構痛くなってきたので手袋推奨。こここそ1人じゃ絶対来ないので行けてよかったなーと。

沼津駅方面に戻りつつ残る目的地は、さわやか沼津学園通り店。案の定の3時間待ちだったけど、15時半から3時間なんでちょうどいいということで、しばらく歩いて国道沿いの快活クラブに突入。漫画喫茶久しぶりすぎるし沼津で来るのおもろすぎた。ソファー席入って本当に桜木町ゥフin沼津開催されてた。あとは前夜にやってたテーブルゲームをまたやってたり。

そうこうしてたら3時間経過。ここのさわやかは昔KGJJさんと正月に来たのが懐かしいけど、さわやか自体ほんとにそれ以来なので5年ぶりとか。通算だと3回目。記憶よりめっちゃレアで柔らかい!けど物質感がしっかりあって、肉汁とソースの絡みも抜群。やっぱ美味しいものは美味しい。来れてよかったー。てことで今回の旅の目的は完遂。

ちょうど?よく東海道線あったのでそれで帰路についたけど、20時台の上野東京ライン直通の宇都宮行きが国府津行きになってた。まあ国府津で同じホームで乗り換えればいいんですが、沼津からグリーン車でずっと行って帰るっていうのが自分の中で定番だったので悲しみ。旅費の精算もしつつ蓮ノ空の生放送見てたらもう横浜ぐらいまで着いてた。あんまり自分じゃ行かないところも行けたし念願の安田屋にも宿泊できて、やることやったという次第。楽しい旅行でありました。

仙台2021

2年ぶりに仙台に行きました。関東の外に出ること自体が1年以上ぶりです(沼津は東京駅から在来線一本で行けるので関東(?))。仙台に行くときは毎度ライブイベントに参加して即日帰りということをしているため、今回はライブに行くついでに多少の観光も、とは思っていましたが、それも難しい状況ではあるので、せめて移動と食と寝床にいつもより遊びを入れてみたような感じ。

E5系グランクラスで仙台へ

ライブと並んでメインイベントな感がありますが、仙台まではE5系はやぶさのグランクラスに乗車しました。最初はえきねっとで予約するとトクだ値の割引がデカいというので乗ることにしたのですが、トクだ値になるのは軽食とドリンクサービスがないやまびこのグランクラスなので、結局通常料金で乗っています。

東京駅までは特急わかしおで来て、まずはグランクラス乗車前に東京駅のビューゴールドラウンジへ。房総特急がいつまでもチケットレス対応にならないことに常日頃キレているのですが、ビューゴールドラウンジは東京駅の改札外にあるので今回はちょうどよかった。わたしは飛行機もギリギリに乗るタイプですし、お酒も全く飲まないので空港のラウンジは普段ほとんど使いませんが、まあ今回はこれも目的の一つなので。

9時半すぎに来たら利用者は自分1人だけ。ドリンクでスペシャルティコーヒーをオーダーすると、ガトーラスクがサービスでついてきました。めっちゃ好きなのでありがたい。1時間ちょっと利用する中でも2人しか来なかったのでだいぶ静かで快適でしたが、その間にiPad Pro開いてやっていたことがアイドルへのコメ返なのがなんとも。

そういうわけでE5系東北新幹線に乗車。グランクラスは一番端の車両なのですが、この長い鼻のぶん若干コンパクトで定員の少ない客室を活用して客単価を上げているということのようです。ちなみに東北・北海道新幹線に関してわたしはこれまでグリーン車、普通車、立ち席と乗ってきているので、これにてコンプリート。ちなみに立ち席のときだけ行き先が新函館北斗()

2列+1列のうちの1列側の座席に乗りました。革張りで良い座り心地ですし、リクライニングは全部電動でシェル型なので倒し放題。グリーン車にもあった気がするけど個人的にはレッグレストあるのが一番助かりますね… 。

軽食はちらし寿司と各種煮物揚げ物を詰め合わせた和風のお弁当になっていて、とんでもなく美味しかったです。これは満足感あります。左下に詰めてある帆立の餡かけうまかったなー。アテンダントさんのサービスもよくて、軽食ありのグランクラスにしてよかったと思えます。食後のデザートにほおずきのパウンドケーキと、ドリンクのつまみ用にちょっとした乾き物もついてきます。

東北新幹線は電波がわりと入るのでテレビ見たりしてましたが、周りは仙台以北まで乗る人が多くて、睡眠を取っている人がほとんどでした。やはり何より車内に人が少なくて静かなのがいいですね。これがグリーン車なりグランクラスに乗る最大の理由かもしれません。諸々ひっくるめて充実のサービスで、プラス9000円ぐらいだったと思いますが、その価値は大いにあるというものです。今回は東京―仙台間で乗ったのはせいぜい90分か100分といったところなので、次乗るとしたらもう少し長い時間乗ってもいいかもしれません。全然予定はないですが。。。

仙台に着いたらランチタイムだったのではらこ飯。軽食は軽食なので(?)

AZALEA 1st LoveLive! ~In The Dark /* 秘密の物語 */

利府とのホスピタリティの差が歴然

というわけで次のメインイベント。久しぶりにお誘い頂いてAZALEAの1stライブ。ラブライブサンシャインのイベントに行ったのは5thライブが最後だったので、2年も前のことです。あの時だいぶ自分の中でも一段落ついた感じはありましたが、それを最後にAqoursのナンバリングライブが未だにないというのは、このグループに関するだいたいのことを見届けた人間としては複雑な話です。

初めて来るゼビオアリーナ。今回は高槻かなこさんが休養中のため、小宮さんとおすわさんの2人ライブ。この大きなステージに2人しかいないということが凄くて、ライブが始まると「うわーーーーそこに小宮有紗いる!諏訪ななかいる!」って初めてライブ来た人みたいになってた(なお席は3階)。ライブで見たの何回目かもうわかんないぐらいですけどね。アルバムを聴いて予習してたとかそういうわけでもないのですが、相変わらずAZALEAは楽曲派も満足できる良質なEDMが多く、クラブにでもいるような感じで縦に横にノることができます。そういう中で「SKY JOURNEY」とか「待ってて愛のうた」みたいな昔馴染みの曲が来るのも安心感があります。

高槻さんがいないので、単純にポジションを空ける形になるのかと思ってはいましたが、一見パフォーマンス的にも演出的にも元から2人でやることを想定されていたかのような作りに見えるのに驚きました。歌割も、高槻さんの声は流れてはいますが、2人ともで分け合って歌っていたり。準備期間としては2週間もないぐらいだったと思うのですが素晴らしいカバーリングと感じました。MCは高槻さんがいないとさすがにふわっとしていましたが。2017年の大阪のファンミだったかな、高槻さんが「(関西出身だから)MCで頼られる人になりたい」みたいなことを言ってたこととか、高槻さんが声が出なくてリップシンクでパフォーマンスしていた2018年の3rdライブ大阪のこととか(これまた大阪)、色々思い出すものがありました。

終盤は懐かしい「GALAXY HidE and SeeK」の衣装で踊っていて嬉しかったのですが、函館ユニットカーニバル以来、わたしはおすわさんの目元のハートシールのファンです。これで「ときめき分類学」なんてのも乙なもので。「ときめき分類学」はライブで聴くのがまじで4年半ぶりでした。立ち位置と同期するスクリーンの演出もそのままだしね…いやはや。そういうタイミングで横浜アリーナでのユニットライブが開催発表されたりと、通じてきたものを感じざるを得ない時間でした。最後にようやく陽の目を見た曲「Amazing Travel DNA」。明るいパワーと開放感に溢れたこの曲、振りが特徴的で思わずスクリーンを凝視して振りコピしてしまったのでした。オンラインライブでもやっていた記憶はあるけれど、現場がやっぱり楽しいなあ。ラブライブのイベントの雰囲気も懐かしくて、それも含めて良いライブでしたね。

ライブ後

仙台に来るときのノルマということでとりあえずですが、このご時世ライブ終わってからだとなかなかの滑り込みを要求されるのがあれです。心地よい歯応えと香ばしい脂が美味なタンに、ヴルストやつくねなど盛り合わせで大満足セット。テールスープと麦とろご飯も良き味わいでした。ひさしぶりに食べたー。

この日はライブの時間と今をときめくラブライブスーパースターのアニメ放映時間が被っており、リアルタイム視聴できない予定だったのですが、高校野球の中継が延長に延長を重ねていたおかげでホテルに戻ってから普通に視聴できたのでした。なんならホテル着いて1時間以上待った()そこからまた深夜のLiella!が出る歌番組まで見て就寝。泊まっていた三井ガーデンホテルも広くてなかなか快適でした。帰りもホテルで朝食食べてすぐ帰ったという感じです。帰りの新幹線は普通車。

新幹線で仙台来てライブ行って飯食ってホテルで寝ただけだけど、いつもの仙台行きとは比較にならないぐらい充実していた感じがあるので、やはり余裕をもった旅が大事ということがわかったのでした。最初に仙台来たときは昼行バスで来てその日にうちに夜行バスで帰るみたいなことをしていたわけで。そう考えると自分も大人になったのかもしれない…(?)

沼津2020冬

遠出もほとんどしなかった2020年でしたが、この年の瀬で沼津に行ってきたのでした。2019年2月にあったユニット対抗全国ツアーで来て以来なのでほぼ2年ぶりなのですが、そこまで久しぶりな感じはしないなーと。

やば珈琲で待ち合わせ後、散歩がてら沼津港まで。お昼はにし与さんのまぐろ丼。漬けの具合がよいです。アジフライは衣がサクサクジューシー、身はふわっと。

また駅方面に戻りつつ、ブルーウォーターで文化的な生活。沼津来るときはほぼ一人なので、一人じゃ来にくいなーとか思っていたんですが、実際入ってみてもグループで来た方が楽しそうな雰囲気です。人と会うのも久しぶりなので、積もる話など。アップルパイは大きさがどんなものかなと思っていたら、アイスの方が圧倒的にでかかった。キャラメルソースが香ばしい。カクテルのブルーウォーターも爽快な口当たりです。

そんなこんなしていたらあっという間に夕方。今回の目的というか口実は当然ながらAqoursちゃんの展示会「Pieces of Aqours」です。そういえば、沼津で2度あったスクフェス感謝祭は来ていなかったので、キラメッセぬまづは初めて入るんですよ。プラサヴェルデにこんなでかい空間が広がっていたのか。

TVアニメやアニメPVにまつわる設定資料と原画が展示の中心。2015年から始まって現在へ。一部撮影可。自分がコンテンツを追う中で実際に見てきたもの…ライブのキービジュアルや衣装も、その瞬間瞬間が思い出されて感慨深いのですが、それらより少し前、「君ここ」からTVアニメ1期に向けての、何もなかった場所から物語が生まれようとする過程が胸を打ちます。これからここで起こることの胎動を緻密に、克明に、ダイナミックに伝えています。

思い出していたのは、TVアニメの中の千歌のこういうセリフです。

何もないはずなのに、いつも心に灯る光。この9人でしか出来ない事が必ずあるって信じさせてくれる光。私たちAqoursはそこから生まれたんだ。

この言葉は作品の制作においても言えることだったのだと気付かされます。設定資料の中のまだ誰もいない校舎にも、この街に流れる穏やかな空気や、陽の光を受けた海原の煌めき、岬を駆け抜ける潮風の音と香りが、細やかに写し取られ表現されていました。それらは元からここにあったけれども、多くの人が気付かず通り過ぎていたものです。この街でしか生まれ得ない物語を創るために、この街が舞台として選ばれたことの奇跡を改めて感じるとともに、この物語を通じて様々な景色に立ち会ってきたあとで、この街でその始まりの過程を見ていることもまた、奇跡のように思えました。

最近はニジガクのアニメも相当に楽しませてもらっていますが、やはり自分のホームはここですね。これほどまでに熱をもって真剣に関わりをもった作品は後にも先にもこれだけだと思います。

展示会見た後は平町の眞鯛でコース頂きました。すぐに酒が回ってまともな写真が撮れていない。

出汁がうますぎて煮えている出汁しか撮っていない

お造りはもちもちかつ上品な味わい、柔らかな身によく味が染み込んだ塩釜焼きも頂きつつ鯛しゃぶになだれ込み、最後は昆布の香り高い出汁をかけての鯛茶漬けでシメ。流れが完璧すぎました。

次の日はぼちぼちな時間に出かけてバス乗って内浦へ。とりあえずいけすやでテイクアウト鯛めし弁当。また鯛!ごはんにも良い味がついています。湾を隔てた長井崎を望みつつ。

おなじみの松月さんでいつものみかんタルト。

あとは淡島でマリンパーク見てから、島の裏で黄昏時の海と空を眺めているだけで時間が経ちました。

こんなふうな「何もしない」ができる場所ってなかなかないのよね…今年はずっとこんな時間を求めていたのかもしれない…

2日間ラストは上土商店街まで戻って浜忠で上天丼。うんまかった。

というわけで珍しくおひとりさまじゃない沼津行き、歩いて食べて充実、良い感じに2020年が納まりました。また期間置かずに来たい所存。