LIVE GRACE 2019 -OPUS III-

6年ぶりのLIVE GRACE。6年前と同じ1月20日に同じ会場で。違うのはオーケストラとスタジアムモードじゃなくてアリーナモードというぐらいじゃあなかろうか。席はアニメロで取ったので400LV。前回は前回で2日ともアリーナの前の方だったからあんまりスタジアムモード感がなかったのだけど。 オープニングは白鳥の湖。前回に続いて謎のチャイコフスキー推し。くるみ割り人形よりだいぶ厳かな始まり、を受けての例のイントロ。これはかっこよかったなあ。というわけで1曲目からGlorious Break。奈々ちゃんはのっけから宙に浮いています。ただでさえヘヴィな存在感のある曲だけれど、テンポをやや落としてどっしりと構えた、非常に分厚い演奏です。それでいてこの曲のもつ、空間を押し拡げるかのような壮大さも活きている。これはこの編成でやらないわけはない。とはいえ1曲目というイメージはなかったので新鮮だったかな。続いてはVIRGIN CODEで、同系統の曲だけどこっちのが激しめ。ななちゃんもいつものように煽ってくる。この日唯一の跳び曲だったかもしれない。この曲は未だに去年聴いたのが頭から離れないですね。 SC NANA NET会員の藤野さんのMC。いつもの平常運転。何年経っても快調ですなあ。でもopus IIのときよりは際どくなかったかな?(笑)円盤でカットされてたもんな。MC明けはLove Trippin’。意外だったけど、改めて聴いてみるとストリングスがよく動いてたりする。木管の響きも合うしね。聴くのは8年ぶりで、振り付けはさすがに忘れてた。夢幻はLIVE CASTLE以来聴いてない気がしてたが、MTV Unpluugedで聴いていたようだ。オケの厚みとドラムスの軽快さの対比がいい。そうそう、オケ側のドラムが則竹裕之さんでした。こんなところでお目にかかるとは。 DRAGONIAは前のツアーの時期に「やってほしい!」って人を同時多発的に見て不思議だったのですが、このタイミングで来た。何しろライブで歌ったのが2010年のLIVE GAMES1回こっきりだったので、そういう人がいるのはわかる。原曲のアレンジは藤間さんなので、オーケストラアレンジは当然合いますね。 ブリッジムービーは謎のバレエバトルがエタブレに乗って繰り広げられる映像。ちょっと前にクラシックバレエを始めたと言っていたので、どうにか披露したかったようです。エタブレのオーケストラアレンジはかっこよかった。Never Let Goはオーケストラの前に張られた幕を使ってのプロジェクションマッピングとともに。これをオーケストラライブの演出でやるとは。。。アコースティックコーナーは懐かしい曲、意外な曲織り交ぜつつ。アコースティックのラストシーンは奈々ちゃんが泣いちゃったのとか思い出す。あの頃より説得力を増して。Dancing in the velvet moonは7年ぶりに聴くのだけど、「久しぶりに歌う曲です!」と言われてやる曲にしては久しぶりに感じないな(?) オーケストラによる威風堂々を挟んで、新曲のWHAT YOU WANT。オーケストラでやるとは全く思ってなかった。でもコーラスがHEY!ってやってたり、これはこれでありかも。ここでの奈々ちゃんの歌の迫力は凄かったですね。身体を突き抜ける最後の高音が爽快。ただ、この曲でかなり限界ギリギリのところまで来ていた感じがあって、アパッショナート以降の3曲はキツいところを潜り抜けつつ乗り切る形に。んでも、UNLIMITED BEATではいつものように走り回ってるから凄いんだけど。2日目だし仕方ないかと思っていたんだけど、ラストナンバーの愛の星は今まで聴いた中で最高の愛の星でした。声の伸び、ボリューム、ピッチ・・・どれを取っても素晴らしい。これだけステージに人がいても、やっぱり最後はこの人の歌で締める。そういうライブだよなあ、水樹奈々のライブは。 アンコールのNEVER SURRENDERも全く予想してなかったけど、まぁLIVE THEATERでもエデンとかやっていたし。諸々発表もありつつ、聴けて良かったのは次のSTORIES。この曲とともに駆け抜けた2011年の夏があって、その頃からちょっとした心残りがあったので、それがようやく晴れたかなあと。150人分の大きな歩み。ダブルアンコールは門脇さんとのデュオ、絶対的幸福論。とても流麗なボイスとヴァイオリンの音色とメロディでいて、2人の演者が互いに交感しながら激しさを表出させていく。デュオだからこそ、その様がむき出しのままそこに在って、そのプロセスが聴者にも手に取るように伝わってくる。迫真のデュオでLIVE GRACEの締め。 基本線としてはOPUS IIを踏襲していて、いつものライブwithオーケストラではあった。今回は完全に被り無しの全曲新アレンジ。6年の間に新しく生まれてオーケストラで演奏されるのを待っていた曲もあるし、以前からある曲でも意外な使われ方をしたものもあった。ただし、オーケストラライブとしては(無印から後退したと書いたOPUS IIからも)さらに後退したという印象を持ったのも事実で、特に終盤の流れはオーケストラの影が薄かった。新曲もあるし、やっておくのは間違いではないとはいえ、あの人数でやる必要をあまり感じなかった。今思えば、OPUS IIではアヴァロンの王冠や星屑シンフォニー、Lovely Fruitsといった、半ばあのライブを想定して作られたであろう当時の新曲たちが、あの大編成によって期待通り映えていたという面白さがあった。その違いかな。WHAT YOU WANTが演奏自体はとてもいい完成度だったのもまた難しいのだけど。愛の星やSTORIESには、そういう意味でも救われたのね。でもまあ、なんだかんだ言ってライブとしては楽しめるからNANA MIZUKI LIVEが好きなんだなあと思う()以上は1日しか行ってない人の話なのであてにしないでね。 次は座長公演にツアーに、その前にナナラボもあってといつにも増して忙しい。ツアーは今年もホール公演に行ければという感じですが、千秋楽は久しぶりにマリンスタジアムでのライブなので地元民としては良い終わりにしたい。前回のマリンは散々な思い出しかないので…。初日の神戸も行けるとは思うし、ぼちぼち回れる範囲で。その前にナナラボはどうなる・・・

SETLIST

  1. Glorious Break
  2. VIRGIN CODE
  3. Love Trippin’
  4. Nocturne -revision-
  5. 夢幻
  6. DRAGONIA
  7. 嘆きの華
  8. Never Let Go
  9. Brilliant Star
  10. あしたgraffiti
  11. ラストシーン
  12. Dancing in the velvet moon
  13. WHAT YOU WANT
  14. アパッショナート
  15. GET BACK
  16. UNLIMITED BEAT
  17. 愛の星

(Encore)

  1. NEVER SURRENDER
  2. STORIES

(Encore2)

  1. 絶対的幸福論

LIVE GRACE 2013 opus.2

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ライブ・グレイス・オーパスツー
9月から色々あったせいかだいぶスパンが短く感じる1月19日です。むしろ実際短いのか。CASTLEからUNIONとか半年以上あったし。ニューアルバムROCKBOUND NEIGHBORSは1曲を除いてなかなか良い出来で近年では1番聴いてる気がする。

で、ライブのほう。私の大好きなセトリの話からしてしまいますが、大きなサプライズといえばジュリエットが2日連続で歌われるという事件。そういえばGRACE無印ではファーストカレンダーが歌われたわけで、その流れだったのだなー。あとは「好き!」がアコースティックで復活したとかそのぐらい…否、deep seaとかもFIGHTERでやったじゃん、とか言ってたらそのFIGHTERがもう5年近く前だった。まあアコですし。

それにしても、前回のフルオーケストラで歌われた曲をほぼ全て外したのはかなりのプラスと言えましょう。ティアナイとかジャスビリとか無くても全く問題ないね。それでいてSCARLET KNIGHTとか理想論、BRAVE PHOENIXなどけっこうオーケストラに合う曲もまだある。FEARLESS HEROとかSacred Forceとかもやっても良かったけど、入れるとごく最近の曲に偏るか。あとETERNAL BLAZEを外したのは大英断でしたね!…って言いたかった(何)最後の最後にやっぱり来ちゃうかー。まあ、ここまで来てやるっていうことはそれはそれで相当のアレがあるんでしょう。アレが。ただ、BRAVE PHOENIXとPrayもそうなんだが、なのはの、それもどうポジションの曲を連続でやるのは勘弁してくれませんかね…

パフォーマンスに関しては…まあGRACEで目ぼしい曲はやったんで、オーケストラ的には物足りない感じはあるのかなと。ジュリエット〜理想論の流れと生で歌ってないけどDISCOTHEQUEとかは良いアレンジだったのでは。リプレイマシンはマジで驚きましたわ。アコースティックの選曲とアレンジも良かった。あとまあ、なんつってもLovely Fruitのダンスですね!DISCOTHEQUEより好きなんだけど果たしてこの曲に割って入ることはあるのか。あと外せないのが二人のMemoryの振り付けをアコースティックでもやってくれたこと。大好きな君へはアコになって無くなってましたからねー。もう涙を流してコピりました。「好き!」も良かったんだが、アコだと思い切り跳べないアレ。

諸々のミス、トラブルに関しては単純にリハ不足なのかなーと。初日はちょっと稀に見るグダグダぶりでしたが。まあ2日間だけで大所帯のライブとなるとこういうこともあるんでしょう。2日目は格段に良くなっていましたし。オーラスの夢の続きは…演奏に関しては、ミスがないに越したことはないんだが、彼女はアルパのプロじゃないから責める気にはならない。結局これは水樹奈々のショウだから彼女のやりたいことをやって、実際それを楽しんでると思うので、あれはあれでよかったんじゃないかな。

総合的に言うと、いつものライブとしては良かったんだけど、オーケストラライブとしては前回から後退したかなという印象。前回のライブは、例えばセトリのクライマックスが深愛とかしっとりめな感じだったんですが、今回は割といつも通り盛り上がっていく感じというか、いつもの2DAYSライブにオーケストラが付いた、ぐらいの感覚に近い。前回はバラードとか聴いてだいぶ爽やかに終わった記憶があるんですけど、今回はダブルアンコールのバラードがあったにも関わらずヘトヘトになってましたよ。曲を被らせない、という決まりは評価したいですけどね。演出は引き続き控えめでよろしい。まあ前回は前回で曲数が少なかったり不完全燃焼なとこもあったので、前回より良かった、と言うことは出来ると思います。例によって2日目が映像化らしいので二人のMemoryは…

お次は7月7日からのツアーなわけですが…とりあえず今は初日愛媛に行くか否かという感じ。愛媛が今回からアリーナ公演ぽいのがいまいちアレ。東京、大阪、仙台あたりは行くとして、あとはホール行きたいんですよねー。お金貯めて全通しても良いけど疲労度を考えると毎週ライブはキツい。というか7月からまた14公演とかだと終わるのが10月入る前とかそんなもんなんでしょうか。まあ目標はまた7公演ぐらいということで。

YOKOHAMA行った

YOKOHAMA行ってきたよ。もう4日前だけど。

22日。13時頃出発、電車乗る前に大網駅前の「みたけ」でつけ麺を食う。

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大盛で850円。ここのつけ麺は初めて食べたんだけど魚介風味のあっさりスープで印象はラーメンとそこまで変わらず。ただ胡椒がなかなか効いてました。あとチャーシューが分厚くて柔らかくておいしかった。

んで電車乗ったのが14時半ぐらいでしょうか。千葉駅で総武線に乗ればあとは横浜まで1時間半待つのみ。こういうとこだけは便利である。前は大網からも横須賀線直通のやつに乗れた気がしたんだけど朝と夜に数本あるぐらいで他はだいたい東京行きになってたなあ。津田沼着いたぐらいから寝てたらしくて気がついたらもう新橋過ぎてました。しかし東京過ぎた後の横須賀線のガラガラっぷりはなんなんですかね。同じ時間でも総武線のがまだ乗ってるぞ。

横浜から新横浜へ。横浜線は本数が少なくて困る。まあ新横浜自体何故作ったしって感じの駅ですし。17時前に到着。新横浜も来るのは去年の3月以来でしょうか。相変わらず幕張と同じ匂いがします。もう駅周辺からそれらしいのがいるいる。つうか物販の袋持ってる人もいるし。数分歩いて横アリに到着。

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横アリ前。おお10ヶ月ぶりのこの光景。そのまんまである。→一年前
来た時点では入場が始まってなかったらしく、俺も一人じゃ入れないのでしばらく並ばずに待機。しばらくして朝から物販に並んでくれていたticker氏と合流。今回はTシャツと自叙伝だけです。稀に見る糞物販だったようで本当にお疲れ様としか言い様が。つうわけで外は寒いしさっさと入場。

この日はアリーナBの中ほど。10~15分押しぐらいで開演だったか。なんか当日券の売り場が混雑しまくってて微妙に時間かかってたみたいだけど、このぐらいで収まって良かったですね。ライブのほうですが、前半の演奏とPAは今まで行ったライブでもかなり上位に来ると思いました。セトリがなんという俺泣かせ。LIVEDOM以来の曲が多かった印象。予想がなかなかの的中率で自分でも驚きました。もうちょい変化球があるかなと思ったけど王道っぽいのが多かったかな。しかし天空のカナリアのアレンジは良かったですね。Vlnソロがブラスのパートになってるのなんて鳥肌立ちまくりました。テルミドールの選曲もなかなか驚いたけど、ヴァンセットバージョンは好きじゃない。私はオリジナル+ピアノソロ最後のキメがあるバージョンを心待ちにしています。しかし、ライブでやる上で色々権利的なことがあるからリアレンジしたんだと勝手に思ってましたが、この日という日までやらなかったのは何故なんでしょうかね。

驚くべきことに18時15分開演でライブ終了が21時ちょうどぐらい。いつもこのくらいでお願いしますよマジで。無駄な演出もなしでこの時間に終わったというだけで良いライブに思えます(2回目

終焉後はバスで前回の横アリ時と同じく溝の口へ。溝の口はなんだかんだでそこそこな回数来てますね。すでに22時すぎですが飯。駅からすぐの「安安」で久々のYAKINIKUである。

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安安ってのは初めて入ったんだけどどうやら千葉とかにもあるチェーン店らしい。1500円で焼肉食えるっていうからホイホイ来たけどもう名前からして安いぞ!しかも七輪で焼くという無駄に立派な仕様。まあ肉は値段通りと言いますか、薄めのが一皿そこそこな枚数で一皿300円と言ったところ。カルビ、豚タン塩、ボンジリと適当なところを乗っけた図。

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このキムチ冷麺も安い。199円。キムチも冷麺も普段食べないんですが安さに負け注文。そこそこ量もあったんでCPはなかなかだと思います。これだけオーダーとか出来ないんでしょうか。あとナムルがなかなかうまかった。

次々注文してたら1500円のはずが2000円ちょいに。まあそこそこ食べましたかね。この値段で焼肉できる、という意味では良い店ではありました。

飯後はそこそこ歩いてticker邸へ。お世話になるのは2度目です。前回は3時までバイオ5、6時まで駄弁りとかなりの悪い子っぷりでしたが、今回はそんな体力も無し。風呂ってアニソンSP4とLIVE GAMES BLUEのBD途中まで見て3時ぐらいにさっさと寝ました。全然さっさとじゃないですねええ。
しかし1年経って部屋の中がだいぶ整理されてて羨ましい限り。まぁ元より部屋が広いんですが・・・俺も狭いなりにもうちょっと空間を有効活用せねばなぁ。

23日は13時半ぐらいに起床。っても俺はそば枕で寝ると定期的に目を覚ます習性があるので起きてまた寝てと言った感じ。自分の家以外でももうちょい熟睡したいんですがね。起きてからはプリキュア見たりしてた。準備もして15時過ぎにとりあえず出発。

昼飯は溝の口駅前のバーミヤンでした。バーミヤンとか何年ぶりだ。近くだと土気と東金にあるけど、いつか土気のに行った記憶はある。

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特製坦々つけ麺。2日連続でつけ麺ですはい。まぁ当たり前なんですがゴマの風味でピリ辛。肉は底のほうに沈んでました。いくらか忘れたけど辛味タレも頼めるらしかったんで行ってもよかったかなー。ファミレスにしてはなかなか満足できました。

バスで2~30分ほどで新横浜へ。着いたのが開演時間15分ぐらい前だったか。この日は前日と反対側のアリーナF。開演も前日と同じくらい。この日はPAが最初からダメでしたね。1日目の最初のままで良かったのに・・・。あとセトリが実質1曲しか変わらなかったのも、まあオーケストラもいることだし融通がいつもより効かないのも分かっていたことなので予想はしてたけど、やはりその場にいるとイマイチでした。ただ水樹奈々自身のコンディションはこの日のほうがよかったと思います。ライブは難しいなあ。ダブルアンコールのPOWER GATE合唱も良かった。アカペラ合唱はFORMULA以来とかな気がする。

それにしても、LOOKING ON THE MOONの予想が当たったのはかなりの大穴だっただけにさすがにビビりました。演奏するの7年ぶりとかですからね。ただアコースティックコーナーでの演奏だったのが残念だ・・・凄くオーケストラがハマる曲だと思うんですがね。

ツアーの発表もありました。14公演長いよ・・・しかも始まるの早いよ・・・。もうちょい金貯めてから行きたかった。

この日も終わったのは20時過ぎで3時間弱の公演。いやあダブアンありでこの時間なんだから実に良いね。かなり本気でいつもこのぐらいでお願いしたい。20時半頃ticker先生と別れて帰途へ。横浜とかまで来ちゃうと帰りのダルさが半端ありません。やっぱし溝の口に住むのが賢いんでしょうなぁ。帰ったのが23時前。終演が早かったおかげでなんとか日付が変わる前には帰れました。

まあ、2日間行ったわけですが、ここまでセトリも同じだと1日でよかったという気もしないでもない。それでも前半とアンコールの演奏はすごくよかったと言えます。オーケストラとやって本当に正解。またやってください。どうやら2日目が映像化の予定らしく、セトリ的には(強いて言えば)こっちのがよかったのでとりあえず期待であります。ツアーと抱き合わせは勘弁してくれ。