もう日にちが経ってますが、ラブライブ5th1日目見てきました。現地で観れたら一番でしたが、BD先行落ちてからチケ取りの意識が低かった感があり結局LVです。
今年も雪かと思ったら違いましたね。イベントで何回かライブは見てますが、去年は雪で断念したので、単独のライブを見るのは初めて。この日に至るまでの回り道は長かった。ラブライブ!といえば、最初に知ったのは公式サイトが仮オープンしてた2010年の6月頃の話なのですが、その後色々発表がありとりあえずアイドルものというのはわかった。しかしながらいきなり総選挙!とか言っており、当時48グループの総選挙がえらい話題になっていたのもあってなんという時代に迎合した企画…とか思ってたのを覚えています。というか、ラブライブ!云々というより双恋以降のG’sの企画ものが個人的にパッとしてなかったので、もはやあまり期待していなかったというのは元読者的にある。わたしにコンテンツを見る眼は全くありません。そのあとにミルキィが始まってからはみもりんとそらまるがやってるやつというイメージで、興味はありつつ2人とミルキィにも出てたナンジョルノ以外の声優さんはよく知らない。アニサマとか出てアニメが始まってやっと出てきたなとは思ったもののキャラが全員可愛すぎるのがどう考えても豚を釣りに来てるように思われ逆に琴線に触れず、アニメも本放送では観なかったのでした。結局半年ぐらいあとの再放送をたまたま見て上記全ての考えを改め今に至る。ラブライブ!最高!!!!!!1 参入するタイミングがいくらでもあったのになかなか喰い付かなかったのは今思えばまあ痛恨事ですが、そういう第一印象から第三印象ぐらいまでだったのを考えると、こうしてライブを見に来ているということ自体がすごいし、作品の持つ人を惹きつける力を感じる。
わたしがラブライブ!にのめり込んだきっかけはやはり曲なのです。一つ一つの曲が個性的で際立っている。それでいてとってもキャッチー。1stシングルからアニメ1期2期やゲーム関連のものまで珠玉の名曲が揃っています。このクオリティの高さには驚かされっぱなし。わたしが最初に聴いたラブライブ!の楽曲は多くのイベンターの例に漏れず「夏色えがおで1,2,Jump!」ですが、初聴時の印象はアイドルというか普通のアニソンだよなというものでした。が、その夏色えがおもアニメが始まってから改めて聴いてみるとものすごく爽やかな勢いを見たり、その他の曲にしてもいろんな仕掛けがあるのを発見したりする。MVやアニメでの使われ方もあったりして、そうやって見えるもの聴こえるものすべてが魅力的になっていく感覚が本当に楽しいのだということ。
ライブの話を全然してなかった。アニメ2期の曲を基本としつつ、1日目はユニット曲を織り交ぜたセットリストでした。それは僕たちの奇跡。8月も聴きましたが、オープニングはこれ以外考えられなかったかもしれません。それからアニメ2期の曲、ゲーム曲、カップリング曲、ユニット曲、そしてみんな大好き定番曲という流れ。
μ’sのライブの真骨頂はアニメとまったく変わらない振り付けをあの人数でやるところ。メンバーのみんなは大変だと思うけど、その妥協のなさが本当に貴重だ。今回LVで隣いなかったので見ながら振りコピできるところはしてたけど、カメラが頻繁に切り替わるので基本辛い。といっても、μ’sは基本マイクがヘッドセットなのでダンスの自由度が高いし、あの人数で個々の振付をやっているのでそもそも完コピは(自分には)無理。個人的な好みとしてはハンドマイクで片手を使うアイドル歌謡振り付けがありがたかったりはする。そういった意味ではタカラモノズとかはポンポンで皆でやる振り付けになっているのでやっぱり楽しい。振り付けと並ぶものといえば衣装も忘れることはできなくて、アニメ2期の曲はほぼ全て専用のものが再現されており、特にLove wing bellにおけるりっぴーのプリンセス衣装は、本人が一番だと思うけどわたくしも感激という他ありません。見上げながら「おお…」としか言えないよな。Dancing stars on meの衣装なんかも全員まったくモチーフがバラバラなのに再現度高すぎる。で、衣装替えがあるのでその間はMCかミニドラマが挟まれるわけなんですけど、それがけっこうな頻度なので正直ライブの進行としてはあまり流れは良くなかったりする。ただ、そもそもμ’sはステージ上の9人であり作品の中の9人であるということを考えれば当然大事なパートであって、これだけ大規模なライブだけど、ちゃんとアニメイベントしているってことだよね。
中盤のユニット曲。今年のユニット曲は特に個性豊かな色付けがされていて音楽ファンも楽しめるのではないか。ぷらんたん歌う小夜啼鳥恋詩とかシンセベースとリバーブを効かせたドラムが80年代を通過したおじさんの心を揺さぶりまくるじゃないですか?リリホワの秋のあなたの空遠くはモズライトが火を噴くベンチャーズ歌謡であり、BiBiの冬がくれた予感は一昔前の歌姫ソングな感じだ。その中で一番心に響いたのはやっぱしリリホワでした。最初に聴いた時点では秋のあなたの空遠くは狙いすぎ感が否めなかったのだけど、やはりこうライブで振り付けと組み合わさると七割増しぐらいで高揚してきたし、間奏のセリフ部分言い終わった瞬間に仰け反りながらガッツポーズキメざるを得ない。さっきの話と重なるんですけど、リリホワはハンドマイクで歌っているのが良くて。その立ち居振る舞い、風格、アツすぎる。しかも、ここで終わらなかった。ふたりハピネスという尊すぎる曲・・・ライブで聴いていてここまで多幸感に包まれたというか、赦された感というか、そういう暖かな瞬間は体験したことがなかった。このまま天国に行けると思えたもんマジで。もう顔くしゃくしゃにしながらペンライト振ってた。。。間違いなくこのライブの個人的ハイライト。最近こういう幸せ系バラードに弱い。lily white最高。あとそうだ、夏、終わらないで。もなんだけど、冬がくれた予感もラストのエリチカソロが半端無く神々しく、跪いて捧げやりたい気分でした。
ユニット曲のあとは、和風コーナーを経て突っ走っていく。アニメ9話のシーンをそのまま受けてからの、Snow halation。あのシーンが前に入って、μ’sの物語を追体験させてくれるこの感覚は8月にはなかった。でもやっぱり、印象はあのとき感じたものそのままでした。No brand girlsとかの定番クライマックス曲を経て、ラストKira-Kira Sensationへ繋がる。これも物語を追体験させてくれる重要な曲ですが、僕たちはこの曲がどういう場面で歌われたのか知っているわけで。聴いていて、μ’sはどこまで突っ走るんだろう、自分はどこまで突っ走れるんだろうと。何もわかりませんが、だからこそ今しかないこの時を共有できるっていう奇跡を幸せに感じる。これがみんなで叶える物語なんだ。せり上がったセンターステージでいちばん高いところで歌うえみつんを見ていて、もはや放心しながらなんかそういうことを考えてました。
アンコールではSTART:DASH!!やOh,Love&Peaceもあり、なんかもう今回聴きたい曲はほぼやってくれた気がします。START:DASH!!は振りコピが捗りすぎて仕方がなく、最後の指を合わせるところで完全に昇天。Oh,Love&Peaceもサビの振りコピをしたいわけだけど、トロッコで移動していたので振り付けは省略されているしカメラは引くしであれでした。でもみんなの近くでこの曲を歌うってことに意味があるし、一番好きと言っていい曲なのでやってくれたこと自体が感激です。オーラスのどんなときもずっとに至り、この日の感じた色々が押し寄せ完全にボロ泣きしながら合唱。もうラストのあたりとか終わらないでくれ終わらないでくれとしか思ってなかった…。27曲4時間半近くのライブ。同じ映画館で2日目のチケットあったんだけど、もう帰路について帰宅して寝て次の日まで放心し続けていたので結局1日目だけだったのでした。それぐらい心を抉られたような、でも色んなものをもらったようなライブ。
ラブライブ!はなあ。現場としてコールとかが楽しいかっていうとそういう感じではなくて。アニサマ時に同じことを書いたように、みんなのラブライブ!が好きなんだ、μ’sが好きなんだっていう気持ちが目に見えるぐらい溢れているのが本当に良くて。それは現地を見ていてもそうだし、LV会場だって同じだ。こんなに一心に必死にステージに向けて注目が集まる現場なかなかないですよ。そんな愛のある空間が好きだ。それと同時に、俺ってこんなにラブライブ!が好きだったんだ、こんなに思い入れがあったんだと、自分自身もびっくりするぐらい夢中になってるのも分かる。今までラブライバーかと言われればそれは否定してきましたが、ここまで長々と語ってきた時点で無理があるような気もします。そういう再確認になったという意味でもとても幸せな気持ちになれたライブ。ラブライブ!を好きになって良かった。
SETLIST
- それは僕たちの奇跡
- 僕らは今のなかで
- Music S.T.A.R.T!!
- ユメノトビラ
- タカラモノズ
- Shangri-La Shower
- Love wing bell
- Dancing stars on me
- もぎゅっと”love”で接近中!
- COLORFUL VOICE
- 永遠フレンズ
- 小夜啼鳥恋詩
- 秋のあなたの空遠く
- ふたりハピネス
- Trouble Busters
- 冬がくれた予感
- 輝夜の城で踊りたい
- だってだって噫無情
- Snow halation
- Wonderful Rush
- No brand girls
- KiRa-KiRa Sensation!
(Encore)
23. START:DASH!!
24. Happy maker!
25. Oh,Love&Peace!
26. Dreamin’ Go! Go!!
27. どんなときもずっと